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2020年2月13日 (木)

【新型肺炎】インフルやエボラと比べ<COVID―19>✍どの程度に危険なのか

新型コロナウイルス、インフルやエボラと比べた危険度は?

NATIONAL GEOGRAPHIC 2020年2月12日(水)17時04分配信

単純ではない感染症のリスクの比較

 中国の湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスは、世界中で4万人以上の感染者を出している。しかし、この新しいウイルスは、他の感染症ウイルスよりも危険なのだろうか? おそらく多くの人が気にしていることだろう。

 感染症が流行するたびに、こうした話題が持ち上がるのも無理はない。衛生当局も一般市民も、公衆への総合的なリスクに基づいて自らの優先順位を決定する。例えば、世界保健機関(WHO)は2月5日、流行発生からわずか1カ月余りの新型コロナウイルス対策に、6億7500万ドル(約740億円)を支出する計画を立ち上げたと発表し、加盟国に資金援助を要請した。それに対して、2018年8月からアフリカ中央部で猛威を振るっているエボラ熱の対策費用に関しては、WHOが加盟国から集めた金額は、この3分の1ほどだ。

症状の重さや社会的・経済的な影響も勘案

 こうした感染症の危険度を互いに比較するには、複雑な計算が必要だ。感染のしやすさ、致死率、症状の重さ、地域の封鎖に伴う社会的・経済的な影響の大きさなどを勘案することになるからだ。

 単純に致死率を比較するだけでは、どれが最悪の感染症かを判断しがたい場合もある。例えばインフルエンザは、従来型のものであれH1N1のような新型のものであれ、感染者は何百万人にも上りうるが、死亡に至る割合は比較的低く、そのうち0.1%ほどだ。対して、SARS(重症急性呼吸器症候群)、MERS(中東呼吸器症候群)、そして今回の新型コロナウイルス感染症「COVID―19」は、致死率の点でははるかに深刻だ。ただし、SARSは致死率が10%ほどに上ったが、感染が確認されたのはわずか8000例ほどだった。

 現時点で、新型コロナウイルスの感染者数はSARSを大きく上回っている。そのうち死亡に至るのは2%ほどだ。致死率でいえばインフルエンザの20倍ほどということになる。新型ウイルスの脅威は早期に終息するだろうと予測する科学者もいる一方、中東で2012年から流行が続いているMERSではそうなっていない。 

「過去2日間、中国国内で新たな感染者数が減っているのは朗報ですが、この数字を深読みすべきではありません」。WHOのテドロス事務局長は7日の記者会見でそう述べた。「新規感染者数は再び増加する可能性があります」

 もし新型コロナウイルスの感染が何百万人という単位に拡大すると、非常に危険な事態になる恐れがある。インフルエンザと違い、新型コロナウイルスのワクチンや特効薬はまだない。ただし、抗HIV薬「ロピナビル」と「リトナビル」を混合投与する治療法の臨床試験が、うまくいけば1カ月以内に完了するだろうと、WHOの健康危機管理プログラムで技術リーダーを務めるマリア・ファン・ケルクホーフェ氏は記者会見で付け加えた。氏はMERSの流行対策にも取り組んだ感染症疫学者だ。

SARSによる中国の経済損失は400億ドル

 今はまだ、新型コロナウイルスの感染がどこまで広がるかは予断を許さない。だからこそ、検疫や感染者の移動制限に重点が置かれている。

 過酷で古臭いと思われるかもしれないが、今でも検疫は、感染拡大を抑え込むのに最も有効な方法の1つだ。WHOはSARSの終息を検疫と隔離の成果だとしている。コロナウイルスはインフルエンザと同じく、感染者の近くにいることで伝染するため、他者と物理的に距離を置くことは、それなりに理にかなっている。

 その効果は、検疫や隔離の状況で異なる。研究によると、病院での患者の隔離は費用対効果が高いが、自宅での隔離や、対人距離の確保、そして移動制限は、低・中所得国においてさえ経済へのダメージが大きい。米ウォール・ストリート・ジャーナル紙によれば、中国は2009年のH1N1型インフルエンザの流行で550億ドル、SARSの流行で400億ドルの経済損失を被ったという。また、これらの厳格な対策によって、例えば感染者が病院に行くことを妨げられるなどすれば、流行の実態や社会的・経済的なコストを把握しにくくなるという難点もある。

 新型コロナウイルス対策には、人から人への感染防止と、感染者の早期の特定と隔離を優先すべきだとファン・ケルクホーフェ氏は強調する。また現在、治療は症状の重さに応じて行われているが、最悪のケースでは病院での酸素吸入、人工呼吸器の使用、蘇生処置などが必要だという。

「世界中の臨床専門家たちが、新型コロナウイルス感染症の治療方法を向上させるのに必要な研究について話し合うことになっています」と、11~12日に開かれる会合について氏は述べる。「病院で最適な治療が行われるよう、WHOは加盟国や関係者の皆さんと協力していくことが大切です」

COVID-19死者・確診患者数、増加の勢いおさまる=中国

WoW!Korea 2020年2月12日(水)22時27分配信

中国内の新型コロナウイルスの新規確診患者の数と一日単位の死者数の両方が、その前日よりも多少少なくなった。これによって新型コロナウイルスの拡散の勢いが頂点に達し下降するのではないかという希望的な見方が出ている。

中国国家衛生健康委員会(衛健委)は12日午前0時(現地時間)基準で中国全国31の省・市・自治区で報告された新型コロナウイルスによる死者数は97人で、中国本土内の累積死者数が1113人に達したと発表された。

衛健委によると、この日までの累積確診患者は前日より2015人増加の4万4653人と集計された。

一日ごとの新規の確診患者数でみた場合、この日の確診患者数は先月の1月30日以後最も低い2015人となった。

新規の確診患者数は去る9日に3062人、その後の10日は2478人、そしてこの日2015人に減少した。

範囲を湖北省に限定すると、新規の確診患者は1638人で、これは去る1月31日以来の日ごとの確診患者数の中で最低値となった。

この日の死者数は前日の108人よりも11人減った97人となり、死者数も同じく前日対比で多少減少した。

この日の死者数97人のうち湖北省での死者が94人となっていて、全体死者数のほとんどを占めていた。

また疑いのある患者数も去る8日に2万8942人から減少しながら12日0時基準で1万6067人にまで減っている。

COVID-19ロシア国内で感染者が全く出ない理由

JBpress 2020年2月13日(木)6時00分配信

 「カオスで、混沌としている。大いに疑問を感じる」

 ロシア外務省のザハロワ報道官は、横浜に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」における新型コロナウイルスをめぐる日本の対応について、こう手厳しく批判した。

 感染者が搬送されたが、船内には子供2人を含む24人のロシア人客がいるため、ロシアも事態を注視しているのである。

 ザハロワ報道官の批判が的を射たものかどうか、日露のアプローチの違いについて考えてみたい。

 ロシアにおける感染者は非常に少ない。この原稿を書いている2月11日時点でわずか2人、いずれも中国籍だ。

 1月31日にこの2人の感染が確認されてから、新たな感染者は一人も出ていない。

 ロシアは中国と約4200キロにわたって国境を接している上、人や物の往来がとても活発だったので、筆者はこの数字には正直なところ驚いている。

 ロシアは、中国と非常に近しい関係にありながらも、中国人の入国制限や陸路国境の閉鎖など厳しい措置を取った。

 ロシア新首相によってこれらの措置が発表されたのが1月30日。日本も同じくらいの時期に対策本部を設置している。

 しかし、自国民の退避という点では日本とロシアでかなり差があり、日本の方が親切だった。

 日本の場合、対策本部が設置される以前の1月28日に、既に第1便のチャーター機を飛ばしている。

 ロシアの場合、自国民避難のための軍用機が武漢を飛び立ったのは2月4日深夜から5日にかけて。なんと日本に比べて1週間も退避が遅れたのである。

 日本や韓国、米国などが先を争うようにチャーターを飛ばしているのに、武漢や周辺都市に取り残されたロシア人は、自分たちがどうなってしまうのか、全く情報がないまま不安な日々を過ごした。

 とうとう軍用機での退避が決まり、2週間の隔離に同意するという条件で、第1便で80人、第2便で64人が脱出した。

 一行が向かったのはチュメニという西シベリアの町だ。

 隔離施設はチュメニ市の中心部から30キロほど離れた村にある。ここはもともと結核患者の隔離に使われていた建物で、市民と避難者が接触しないという点で最適だったため選ばれた。

 施設は2重の柵で全周を囲まれており、さらにその外周を国家親衛隊が警備するという徹底ぶりである。

 旅客機ではないので、旅の快適は一切保証されていない。機内の様子は、混雑している駅の待合室に似ている。

 新幹線のように進行方向を向いて座るのではなく、地下鉄のように横向きに木のベンチに腰かけるようになっている。

 隣同士、身体がぴったりと接しているので、もし隣の人が感染していたら確実に自分も感染しそうだ。

 そしてトイレがない。人々は搭乗の2時間前から何も飲まないように言い渡された。

 どうしても必要な場合は、大人1人がやっと入れる大きさのテントの中にバケツを置き、そこで用を足すのである。

 このような「簡易トイレ」が1機につき2つ用意された。

 軍用機は給油のため、東シベリアのウラン・ウデに立ち寄った。

 この日の気温はマイナス30度。野外テントで人々に用意されたのは冷たい紅茶と半冷凍状態のピロシキだった。

 厨房から滑走路の近くまで運ぶ間に、一瞬で冷え切ってしまったと思われる。

 実は軍用機が離陸した時点では誰も、これからどこへ飛ぶのか知らず、シベリアの冬を想定した上着を着ていなかった。

 これでは新型肺炎以前に、普通に風邪をひいてしまいそうだ。

 ともかく、チュメニに着くまで様々な困難がありながらも、人々は12時間以上の飛行を乗り切った。

 隔離施設の部屋は2人部屋。自由に廊下に出ることもできない。幸いワイファイがあるため、多くの人が暇つぶしに動画を撮ってアップしており、現地の詳細な情報を知ることができる。

 窓から見えるシベリアの冬景色はなかなか綺麗だ。

 「食事が1日4回も出るし、美味しい」「職員は少ない数で対応してくれている。ありがたい」という感謝のメッセージも次々と寄せられている。

 今のところ、避難してきた144人のうち、新型ウイルスの感染が明らかになった人はいない。

 こうしたロシア人の脱出劇を見ていると、日本では早々に全日空のチャーターで帰ったうえに、検査を拒否したり、隔離の条件に文句をつける人までいたと聞いて、驚きを隠せない。

 さらにはクレーム対応のせいで自殺者まで出ているというのだから、衝撃である。

 中国との国境を封鎖した影響は、市民生活にも及んでいる。

 陸路で野菜が入ってこなくなっただけでなく、大手チェーンのスーパーが、自主的に中国産食品を控え始めたのだ。

 ロシア農業銀行がインターファクス通信の取材に語ったところによると、中国産なくしては、極東ロシアにおける野菜の需要を満たすのはかなり厳しいという。

 極東では野菜の値段が日増しに上がっている。

 極東でレストランを営む筆者の知人は、1キログラムあたりの冷凍カニとトマトの仕入れ値が同じだったことにショックを受けている。

 特にこれから値上がりしそうなのは、ニンニクだ。ロシアで売られているニンニクの8割は中国産である。

 これを契機に、中国に依存する食卓を見直そうという声も上がっているが、それには温室栽培の拡大以外に、野菜を保管する倉庫の老朽化問題も解決しなければいけないため、一朝一夕にはいきそうもない。

 ロシアの観光産業はつい先日まで中国人の団体旅行者のおかげで非常に賑わっていたが、今では彼らを全く見かけなくなった。

 ビザなし観光ツアーができなくなったからである。

 モスクワの大型ホテルの中には常に宿泊客の7割ほどがツアーの中国人というところもあった。

 ロシアの厳しい対応は、自国に痛みをもたらした。

 ロシアでは中国人観光客しか使わないモバイル決済「Alipay」を使った支払額が、2月の第1週で、前年の同時期に比べて73パーセントも激減した。

 サンクトペテルブルクの観光名所、エルミタージュ美術館は、2月4日から外国人用チケットの値上げに踏み切った。

 美術館側は値上げの理由を明示していないが、値上げの数日前、同美術館のピオトロフスキー館長が「中国人観光客の減少による収入減を非常に懸念する」とインタビューで答えていた。

 このため、新型コロナウイルスが間接的に値上げの原因になったと見られている。

 中国人は就労ビザの申請・受け取りや、労働許可証の発行もしてもらえなくなった。

 ビジネスへの影響を考えると、これはちょっとやりすぎのような気もするくらい厳しい対応である。

 冒頭の話に戻ると、観光産業を破壊してまで新型ウイルスを排除したいロシア人の目には、日本がみすみすと集団感染を見過ごしているように映るのだろう。

 しかも船内でロシア国籍の感染者が出れば、ロシア人として初の感染者になってしまう。

 ザハロワ報道官は、日本には「イノベーションの奇跡」を期待していたのに・・・という捨てゼリフを述べている。

 イノベーションの奇跡が、治療薬開発を意味するのか、一般のロシア人が日本に抱く「技術大国の日本はロボットで何でも解決できる」という類のイメージのことなのか分からない。

 しかし、日本は今回の対応で株を下げてしまったことは確かなようだ。

日本が拒否したクルーズ船カンボジア入港…約20人が腹痛発熱

読売新聞オンライン 2020年2月13日(木)21時49分配信

 新型コロナウイルスに関連し、日本に入港できなかった香港発のクルーズ船「ウエステルダム」が13日、カンボジア政府の許可を得て南部シアヌークビルに入港した。カンボジア保健省によると、腹痛や発熱などの症状を訴えている約20人の感染がないと確認できれば、乗客を降ろす見通しだという。

 クルーズ船には日本人5人を含む乗客乗員約2000人が乗っている。シアヌークビルの地元当局者によると、乗客らのうち航空券を既に購入した約500人が最初に下船する予定で、下船後は首都プノンペンに移動し、飛行機でそれぞれの目的地に向かうという。

 クルーズ船は、新型コロナウイルスの感染者が乗船している可能性があるとして、日本や台湾、フィリピン、タイなどから入港を拒否されていた。

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