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2020年11月28日 (土)

【座間9人殺害】公判✍鑑定医「精神障害を想定しないと説明できないものではない」

 座間9人殺害事件公判で振り返る「死にたい若者たち 

文春オンライン 2020年11月17日(火)18時42分配信/渋井 哲也(ジャーナリスト)

ロフトに吊して…白石被告が9人目の被害者、23歳女性の遺体を撮影した理由とは

「(死ぬのは)本日、希望です」

 2017年10月に発覚した、神奈川座間市のアパートから男女9人の遺体が発見された事件で、強盗・強制性交等殺人で起訴された白石隆浩被告(30)の裁判員裁判が東京地裁立川支部(矢野直邦裁判長)で開かれている。11月16日には、9人の殺害に関する証拠調べ、被告人質問、中間論告が終わった。

犯行が徐々にエスカレートしていった

 9人目に殺害された東京都八王子市のIさん(当時23、女性)は冒頭の文章をTwitterのダイレクトメール(DM)を送った。Iさんの事件については、他の被害者と違って、白石被告は会う前に殺害を決意している。また、殺害後に遺体を携帯電話で撮影していることが明らかになり、犯行が徐々にエスカレートしていったことがわかる。

 冒頭陳述によると、Iさんは、幼少期は引越しを繰り返していた。両親は離婚。中学3年生で不登校になった。高校に進学するが、退学。2014年に統合失調症と診断された。2017年6月、一緒に住んでいた母親が亡くなり、9月からはグループホームに入居。生活保護を受給していた。この頃から投薬治療を始めている。

 Iさんは人見知りで、引っ込み思案の性格だ。兄の供述調書によると、病気のため兄以外とは話せず、人との関係を築くのが苦手だった。時に男性は苦手であった。一方、兄とは頻繁にLINEのやりとりがあった。Iさんは「寂しくてTwitterで話をしてしまう」と兄に話をしていた。

〈部屋はロフトがあるので、首吊りがしやすいです〉

 そんな中、9月20日、IさんはTwitterで、こうつぶやく。

〈#自殺募集 死にたいけど、一人じゃ怖いので、一緒に死んでくれる人いませんか?〉

 このツイートに、白石被告とは別の5つのアカウントとやりとりをした形跡がある。

 このころ、白石被告は複数のアカウントで「死にたい」「寂しい」「疲れた」などと呟いている女性を物色していた。白石被告は9月22日、「@死にたい」というTwitterアカウントからIさんに「ご一緒に死にませんか?」とDMを送った。これに対して、Iさんが返信することはなかった。

 しかし、Iさんは、10月2日になってから「@死にたい」にDMを送った。このとき、白石被告はこんなメッセージを送った。

〈薬やお酒で恐怖を和らげて、首吊りはどうですか? 部屋はロフトがあるので、首吊りがしやすいです〉

 このやりとりの後、IさんはDMを送っていない。しかし、3週間後の10月23日になって、Iさんは「@死にたい」にいくつかDMをする。

〈本日、希望です〉

〈所持金は1000円しかありません。(首吊りの)道具は(持参しなくて)大丈夫でしょうか?〉

〈どこ住みですか?〉

〈男性ですか?〉

「私は、死ぬつもりはありません」

 そして、白石被告を信用させるためだろうか、自ら自身の写真を撮って送信している。白石被告は、お金を引っ張れるヒモになるか、ヒモになれないなら、失神後にレイプして殺害しようと思っていた。この時点でIさんに収入がないと判断し、殺害を決意している。

「一緒に死のうというやりとりをしていました。私は、死ぬつもりはありません。お金がないとわかり、レイプして殺害しようと決めました」

 それまで、白石被告の犯行は、自宅に呼んでからヒモになれるかを判断し、できないなら失神後にレイプして殺害し、所持金を奪うという手口だった。しかし、Iさんの場合は、会う前から「お金がない」と判断し、すでに“見極め”を行っていた。他の被害者とは違う手順だ。

 9人を殺害したことから、それぞれの殺害状況と混同したり、忘れてしまっていることが多いが、イレギュラーなことが起きた場合は、「覚えている」と述べることが多い。そのため、会う前にレイプして殺害する決意をしたことは、白石被告の中では、特異な点として記憶に残ったのだろう。

弁護側は「Iさんは、死を決意していた」と主張

 待ち合わせ場所はJR八王子駅だった。時間は13時45分ごろだ。Iさんは白石被告に会う前、白石被告へのDMで〈楽しみにしています。ワクワクしています〉と送信するなど、楽しみにしている様子もあった。

「(8人目の)HさんとIさんの2人は、他の人と違った特徴がある。白石さんから電車に乗って迎えに行っている。特に、Iさんの場合は、お金がない白石被告が、わざわざ(小田急線)町田駅まで行き、(JRに)乗り換えて八王子駅まで行っています」(弁護側中間論告)

 Iさんと合流したとき、白石被告が「私の部屋で首を吊るか、Iさんの部屋でするか」と聞くと、Iさんは白石被告の部屋を選んだという。以前のDMで、白石被告は「部屋にロフトがある」ことを伝えており、Iさんは知っていた。弁護側はこの点を強調し、「Iさんは、死を決意していた」(同)と主張している。

 合流後、白石被告とIさんは、八王子駅から町田駅へ向かい、JRから小田急線に乗り換えて、14時47分、相武台前駅に着いた。そして、15時ごろには白石被告のアパートまで行くことになる。

「合流した直後は、私の部屋で自殺しましょう、という会話はありましたが、その後は、自殺の話はありませんでした。楽しそうに話をしていたので、出会い目的かと思いました」

逮捕後は「本当に死にたい人はいなかった」と供述

 Iさんの「楽しみ」や「ワクワク」は、白石被告との出会いが目的だったのか。それとも、自殺願望を実現することへの気持ちだったのか。白石被告は、出会い目的と勝手に判断した。気持ちの確認は何もしていない。

 逮捕後、白石被告は「本当に死にたい人はいなかった」などと供述し、筆者との面会でも同じことを繰り返した。たしかに、死ぬのを止めたことを明言した犠牲者もいるが、Iさんを含めて、気持ちを確かめていない人もいたのだ。

 部屋では1時間半から2時間後にIさんを殺害しているが、白石被告はこれまでのような“見極め”をせずに、いきなり背後から胸を触り、押し倒し、首を絞めるという行動をとった。そして、殺害後、白石被告は、吊るしたIさんの胸と陰部の写真を携帯電話で撮影した。

「容姿がタイプだったんです。自慰行為をするために撮影しました。そして、床に寝かせて、死姦しました」

 Iさんを含め、9人の殺害は、殺害の承諾があったのかが争点だ。そのことを考える上で、議論になっているのが、抵抗があったのかどうかだ。Iさんの場合は、白石被告の記憶が曖昧になっている。

 ただ、逮捕後の調書(2017年11月27日、同年12月23日)によると、「胸を触ろうとしたときに肘打ちされました。馬乗りになったときには、足で蹴飛ばされそうになりました。首を絞めている手を引き離そうとしました」など、Iさんの抵抗の様子を白石被告は供述している。

通常の刑事裁判とは、逆になっている

 こうした供述について、白石被告は公判の中で「今の時点で記憶はないが、取り調べ時点のほうが記憶が新鮮なので、そう話したのなら、それが正しい」などと話す。今回の事件の被告人質問では、一貫して、こうした答え方をしている。

 ただし、「逮捕後に何がなんだかわからない状態で供述したことと、落ち着いてきて喋れるようになったときの供述と、証拠を見せてもらった後の供述」とはニュアンスが異なる旨の発言もしている。そのため、検察側は供述の一貫性を主張するが、弁護側は供述が信用できないと反論。被告人の供述を信用するかどうかについて、通常の刑事裁判とは、逆になっている。

 その上で、検察側は、「殺害の承諾も、所持金を奪取する承諾もない」とした上で、「性欲を満たしつつ、所持金を奪った、自己中心的な単なる殺人であり、強盗・強制性交等殺人である」と結論づけた。

 一方弁護側は、会うまでのやりとりでは、「Iさんが自ら白石被告のところへ会いに行き、部屋にも強制されずに入っている。部屋に入ってからは、ロフトがあり、ここで首を吊るんだと分かったはずだが、帰るそぶりはない。白石被告に死を委ねている。そして、白石被告に勧められた安定剤を拒否することなく飲んでいる。それは死への決意を加速させた。承諾がないとするには疑問が残る」と反論した。

肉片はジップロックに入れて、新聞紙で包みました白石被告が語った悍ましい遺体解体の実態

文春オンライン 2020年11月25日(水)20時51分配信/渋井 哲也(ジャーナリスト)

「1日8時間の冷蔵庫のアルバイトは体力的にキツくはなかったんですが、面倒でした。バイトで物を運んだり、走り回るよりも、一人の女性を家に連れ込んで殺害し、解体をして遺棄する方が楽でした。(殺害して、解体することは)負担にはなったが、引き換えで得られる(失神後の強制性交の)快楽のほうが勝りました」

一貫して「楽をして生活をしたい」と語っていた

 2017年に神奈川県座間市のアパートから男女9人の遺体が発見された事件で、裁判員裁判が東京地裁立川支部(矢野直邦裁判長)で11月24日に行われ、強盗・強制性交等殺人などで起訴された白石隆浩被告(30)は被告人質問でこう答えた。これまでに9人の殺害に関する証拠調べが終わり、それを踏まえた総括的な質問が行われた。また、白石被告の母親の供述調書も読み上げられた。

 これまでの被告人質問では、弁護人に「黙秘します」という回答を連発していたが、この日は、すべてに答えていた。白石被告はこれまで一貫して「楽をして生活をしたい」と語っていたが、逮捕前の仕事である、SNSを使っての風俗のスカウトの仕事をしていたことについて弁護人から「自宅にいて、楽に稼げる仕事だと思ったのか?」と聞かれ、「はい、そうです」と答えた。しかし、売春をすることを知りながら風俗店に斡旋した職業安定法違反で逮捕されたことについて、「人生こんなこと、というか、出来事があるのか」と思ったようだった。

成功体験となった高校時代の”家出”

 事件前について、弁護人が質問をした。職業安定法違反事件で有罪判決が出た後、一時、父親と一緒に実家で暮らすことになったが、父親との関係はうまくいかず、父親からお金を無心しようとして、希死念慮があるように装っていたという。

「落ち込んだふりをしました。具体的には、『死にたい』と言ったり、『働いていく自信がない』などと言いました。また、父親が家にいることを知りながら、ロープを横に置いて寝たり、ロープをベランダのつり革にぶらさげて首を吊るふりをしました。父がこれを知って、心配させました。公園で首を吊ろうとしたり、20メートルの高さの橋まで行ったこともあります」

 なぜこんなことをしたのか。実は、白石被告にとって、成功体験となる出来事があった。それは高校生のときの家出だ。3回している。場所はそれぞれ北海道、北陸、山陰地方だった。このときは、両親に自殺系サイトを見て、練炭自殺をするグループに参加したことがあると伝えていた。

「父親とは不仲でしたが、家出後、態度が軟化し、お金を引っ張ることができました。お小遣いを引っ張れたのです」

「解体している間も、DMのやりとりをしていました」

 事件を起こす1ヶ月前には、遺書のようなメモを書いている。家族と、通っている病院に宛てたものだった。内容は「意識不明になったら、治療をせずに殺してください」「今日こそ、自殺するので、殺してください」などだ。

「私が自殺する意思がある内容を示すものです。しかし書くだけで、未遂はしていません。死のうとしたわけではありませんから。そのメモは、自分の部屋の、目立つところに置いていました。父に対して、私が精神的に弱っていることをアピールしたのです。自殺しそうな状態でお金を無心すれば、お金を引っ張れると思ったのです。メモを読んだかはわかりませんが、父は態度を軟化させました。お金を引っ張ることが目的です。創作の文章であり、私が強い希死念慮を持っているように、父に印象付けをしたかったのです。その目的に沿って書きました」

 その結果、「効果を発揮」して、市民税や国民健康保険料を全額支払ってもらうことができたという。

 また、弁護人は、9人の遺体を解体している間のことについても質問した。

「解体している間も、他の人と(TwitterのDM等で)メッセージのやりとりをしていました。解体中にメッセージが来ても、追われている感じではありませんでした。解体しているときは、一回、一回、目の前のことに集中していました。一方で、やりとりをしながら、相手からお金を引き出せるか、引き出せないなら、レイプして殺害できる相手を探していました。寝る時間はありました。(メッセージのやりとりは)肉体労働とは違って、布団の中で寝ながら携帯を触っているだけでした。半睡眠状態のような感じです」

「一人あたり、大きな骨が8本出ます」

 遺体解体では、「血抜きをしていれば、肉をそぐときには血はほとんど出ません。食肉を切ったり、魚をさばくときの心境とはまったく違います。やらなければ、つかまってしまうという必死な面と、こうすれば効率的に作業ができるなとも考えていました」と白石被告は述べる。その上で、頭部遺体は猫砂を入れたクーラーボックスに入れているが、弁護人から「表情は目に入ったのか?」と聞かれて、こう答えている。

「目に入りました。こんな顔をするのか、という感じでした。ただ、全員のことは思い出せません。(今日のやりとりでは)最後の方、Iさんの表情は思い出しました」

 その後、匂いを消すために、腕や足、肋骨などの骨を鍋に入れた。

「一人あたり、大きな骨が8本出ます。両側を煮ます。そのため、16回、煮ることになります。2~3時間で終わりましたので、1回10分ぐらいだったと思います。その後、冷蔵庫に入れて、乾燥させました。長くても30分ぐらいだったと思います。

 肉片はジップロックに入れて、新聞紙で包みました。新聞紙に包むジップロックは1つのときもあれば、2つのときもありました。4つぐらいにわけて、ゴミ袋に入れました。40リットルや50リットルの大き目な袋です。1回では4~5袋になりました。一度では捨てられないので、2~3回にわけて捨てました。朝になって、出勤する人や通学する人がいるときに捨てれば、怪しまれないと思いました。他の住民が捨てて、ゴミがたまり、匂いがあるような時に捨てたのです」

 協力した女性に対する恨みは」白石被告が法廷で声を荒らげた瞬間 

文春オンライン 2020年11月25日20時51分配信/渋井 哲也(ジャーナリスト)

 2017年に神奈川県座間市のアパートから男女9人の遺体が発見された事件で、11月24日、白石隆浩被告(30)の被告人質問が東京地裁立川支部の法廷で行われた。検察側の被告人質問の模様をレポートする。

直前までは正直、やってしまっていいのか

 一貫して「楽をして生活したい」と語っている白石被告に対して、検察官が「働いたらよかったのでは?」と聞くと、実はアルバイトの面接をしていたことを明らかにした。

「9月か10月、途中で面接をしました。近所のファミレス。デニーズです。しかし、ホールとキッチンは埋まっていて、『配達ならいい』ということだったんですが、断りました。実際に働こうと思ったのは、デニーズだけでした」

 また、1人目の被害者Aさん殺害の直前、躊躇はしなかったのか、という点についても質問があった。

「正直、やってしまっていいのか、と直前までは思っていました。殺害しているときは無我夢中でした。殺害後は、(逮捕されないように)完璧な状態にしないといけないと思いました。悪いことをしたな、これは罪になることをしたんだなと思いました。ただ、殺害後は、解体と遺棄に集中しました。Aさんのことを顧みることなく、次の標的を探しました」

 それぞれの被害者の悩みを聞いて、同情や感情移入をしたかも聞いた。

「正直に言うと、自分の損得しか考えておらず、相手のことを考えていませんでした。悩みを聞きながら、『お金があるのか? それとも、私に好意があるのか?』しか考えていませんでした。死にたいという希望を叶えようというのもまったくありません」

虫に食べさせるか、薬品で溶かすか

 殺害した9人の他にも、白石被告は、女性2人と会っている。殺害した女性と、殺害しなかった女性との差はなんだったのか。検察官が聞いた。

「私に対する好意があるかどうか。お金があるかどうかです。短時間で見極められると当時は考えていました。それは、態度や言葉使い、表情で判断しました、ただし、事件前は、相手が仕事をしていたら、お金を借りたり、部屋に入り込もうとしていました。おごってもらえればいいと思っていたときもあります」

 遺体を解体するのではなく、他の選択があったのかも聞かれた。

「(遺体を)虫に食べさせるか、薬品で溶かすかです。虫はミルワームです。私のイメージではミミズのようなものです。しかし、成虫になると、ハエのように飛び回るというので、部屋の中で飛び回ったら嫌だなと思いました。虫は嫌いでしたから」

 殺害を重ねていくと、頭部遺体を入れたクーラーボックスが増えていくが、遺体の確認をしたのだろうか。

「テトリスのように下から敷き詰めていました。移動させるときには確認をしています。逮捕後にも確認しましたが、表面が欠け落ちていました。見たときは、逮捕されたこともあって、まずいことをしたと思いました。同じ人間という生き物をこんな状態にしてしまった、と」

殺されていい人ではなかったと思います

 逮捕数日前の10月27日、座間市立図書館で、白石被告は7冊の本を借りている。どんな本を、どんな目的で借りたのだろか。

「洗脳と宗教関係の本です。今後、知り合う人に対して、洗脳を使うことができれば、より、お金を引っ張れると思ったからです」

 この日の最後の質問は、被害者への思いだった。Aさんに対してはこう語った。

「過ごした時間が長かったこともあり、何も殺すことはなかったのではないか。まじめにお付き合いをしていればよかった。公判が始まり、Aさんの状況を聞くにつれて、そのように考えました。Aさん自身がいろいろな人に必要とされていました。殺されていい人ではなかったと思います。証拠調べを聞いて、もしかしたら、私に対して本当に好意があったのではないかと思いました。ただ、Aさん以外に、強い感情が湧きません」

 Bさん、Dさん、Gさん、Hさんに対する答えは次のような同じ回答だった。

「会って短時間で殺害してしまったので、正直印象が薄い。遺族の方とも面識がないので、何も思いません」

 Cさんは唯一の男性だが、「(Aさん殺害の隠蔽という)明確な殺害の目的がありました。証拠隠滅の達成感しかありません。悪いとは思わないです。遺族に対しては面識がないので、深くは思いません」と話した。Eさんに対しては、「会って数時間で殺害をしました。子どもがいらっしゃる方ですかね。証拠の中でお子さんに触れた部分がありましたので、これからのことを思うと申し訳ないと思っています」と述べた。

逮捕の原因になりましたので、恨んでいます

 Iさんに対しては「(待ち合わせ後)そのまま、Iさんの部屋に行き、真面目に付き合っていればよかった」と、振り返った。

 事件の発覚は、IさんがTwitterで自殺募集のツイートをしていることを知ったIさんの兄が、Twitterを使って探そうとし、それに協力した女性が現れたからだ。その女性が囮役になったことで、事件が明るみになった。捜査段階では白石被告は、「Iさんの兄がいなければ、捕まることはなかった。とても恨んでいます」と供述したというが、現在の心境について、次のように答えた。

「今は、正直、Iさんのお兄さんと、協力した女性に対する恨みは残っています。警察で協力者がいたと聞いたので、この女性かと思いました(※やや、声を荒らげる)。結果的に逮捕の原因になりましたので、恨んでいます」

 この日は、白石被告の母親の供述調書が読み上げられた。母親は「亡くなった方や遺族の方のことを思うと、自分が生きていていいのかと考えます。責任の取り方が思い浮かばない」などと話していたという。

 精神鑑定をした医師の尋問も行われた。医師によれば、中核となる犯行動機は、楽して生活をしたいということと、楽して性欲を満たしたい、という2つとし、なんらかの精神障害を想定しないと犯行を説明できないというものではないとして、刑事責任能力に影響する所見がないと判断した経緯を説明した。

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関連エントリ 2020/11/26 ⇒ 【座間9人殺害】公判✍「若く尊い命が奪われた」白石被告に死刑求刑

 

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