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2020年11月 5日 (木)

【日経平均】3日続伸<年初来高値✍更新>9箇月ぶり2万4千円台回復

 〔東京株〕3続伸=米株高を好感2万4000円回復 

時事通信 2020年11月5日(木)15時30分配信

 米選挙開票状況から増税や規制強化が回避されるとの見方が広がり米国株が上昇した流れを引き継ぎ、ハイテク株などが買い戻された。日経平均株価は前日比410円05銭高の2万4105円28銭と3営業日続伸。1月下旬以来、約9カ月半ぶりに2万4000円を回復した。東証株価指数(TOPIX)も22.69ポイント高の1649.94と続伸。出来高は13億4474万株だった。

 ▽ コントラストはっきり

 5日の日経平均株価はハイテク株や医薬品株が主導する形で上昇し、2万4000円を回復した。米国選挙の開票状況をにらんだ売買が続き、「コントラストのはっきりした相場」(銀行系証券)となった。

 米上院選では共和党が優勢となり、民主党が大統領と上下両院の全てで勝利する「トリプルブルー」が困難となり、ハイテク株や薬品株が買い戻された。東京市場にもこの流れが及び、日経平均が押し上げられた。

 一方で大型財政政策への期待低下で、素材などの景気敏感株は軟調。米長期金利低下で金融株も値下がりした。日経平均は年初来高値圏まで上昇し「割安感が薄れつつある」(中堅証券)と高値警戒感を示す声も出ている。

 225先物12月きりは午後に入り一段高。じり高となり、2万4180円まで上昇した。225オプション11月きりは、プットが軟調で、コールはおおむねしっかり。

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 〔米大統領選〕バイデン郵便投票で「逆転ミシガンとウィスコンシン両州で 

時事通信 2020年11月5日(木)13時34分配信

 米大統領選で民主党のバイデン前副大統領が激戦州の中西部ミシガンとウィスコンシンを制した。

 3日夜時点では共和党のトランプ大統領優位に見えた両州でバイデン氏が「逆転」した背景には、時間とともに処理に手間がかかる郵便投票の集計が増えた事情がある。

 米紙ニューヨーク・タイムズの追跡調査によると、ミシガンでは開票率10%段階でトランプ氏の得票率が20ポイントほど上回っていた。二人の差は徐々に縮まり、開票率90%に到達したあたりで逆転した。

 こうした逆転現象をめぐって、トランプ氏はこれまで「新しい票がどこからともなく大量に現れる」と不正の存在を主張。4日には、開票作業で不正監視が十分にできないとしてトランプ陣営がミシガンの集計作業中止を求める訴訟を起こした。

 ただ、郵便投票が急増した今回、バイデン氏の票が後から増えることは当初から予想されていた。郵便投票の利用が民主党支持者で圧倒的に多い上、ミシガンやウィスコンシンでは、署名確認などの準備作業に直前まで着手できず、開票に時間を要するためだ。

 残る激戦州の東部ペンシルベニアは、開票率88%でトランプ氏が約3ポイントリードしている。だが、今後増える分の多くは郵便投票とみられ、バイデン氏は記者団に「ペンシルベニアも感触はいい」と自信を示した。 

〔米大統領選〕バイデン、大統領選史上最多7千万票高投票率が影響

共同通信 2020年11月5日(木)13時37分配信

 米大統領選の民主党候補バイデン前副大統領の得票が4日までに歴代大統領選で初めて7千万票を超え、史上最多となった。開票は続いており、さらに増えるのは確実。これまでの最多記録は民主党のオバマ前大統領が初当選した2008年選挙で、約6950万票だった。

 今回は関心が高まった上、新型コロナ対策から郵便投票の利用が拡大し、投票率が大幅に高まる見込み。フロリダ大のマクドナルド教授は1900年より後の大統領選で最高の66.9%になると分析している。

 米メディアによると、4日夜時点で、バイデン氏の得票は約7140万票、トランプ氏の得票は6790万票超。

すぎたトランプ勝利宣言」身内の共和党から批判噴出

Forbes JAPAN 2020年11月5日(木)14時00分配信

 11月3日に行われた米大統領選は、いまだ一部の州で開票作業が続けられており、数えられていない票は数百万にのぼっている。

 それにもかかわらず、ドナルド・トランプ大統領は自らが「民主党のジョー・バイデン候補を破り、勝利した」との“誤った主張”を続けている。また、4日には複数回にわたり、怒りをかき立てるようなコメントをツイッターに投稿している。

 こうしたトランプの速断に過ぎる“勝利宣言”と扇動的な発言に対して、共和党の著名議員や保守派の批評家などの間からも非難の声があがっている。

大統領自ら陰謀説を拡散

 トランプは3日夜遅くに開いた記者会見で、「率直に言って、私たちは選挙に勝った」と何の根拠もなく発言。その後ツイッターにも、「“投票が終了した後も”投票が行われていた」、民主党は「すべての票を数えることで選挙を“盗もうとしている”」など根拠のない陰謀説を投稿している。

 これに対し、選挙前に行われた大統領候補者討論会でトランプの事前の準備を手伝っていたクリス・クリスティ前ニュージャージー州知事(共和党)は米ABCに対し、「(トランプが)そう主張する根拠はまったくない」とコメント。

 トランプは「再選された」と性急に過ぎる主張をすることで、「自らの信頼性を自分自身で損なっている」と指摘した。

相次ぐ批判

 ジョン・ボルトン前大統領補佐官(国家安全保障担当)は、トランプの“宣言”は「恥ずべきもの」であり、「大統領の発言のなかで最も無責任なものだ」と発言。メリーランド州のラリー・ホーガン知事は、宣言は「“言語道断、不要な行動であり、とんでもない間違いだ」「大統領は、彼自身の最悪の敵になることがある」と述べている。

 リック・サントラム元上院議員(ペンシルベニア州選出、共和党)はCNNに対し、大統領の主張に「非常に心を痛めている」と語った。トランプが「票の集計を行っている人たちが不正をはたらいている」と示唆していることは「間違っている」との見方だ。

忍耐は美徳だとも

 また、今回の選挙で再選を果たしたイリノイ州のアダム・キンジンガー下院議員はツイッターに、「投票は集計され、あなたは勝つか、あるいは負ける。そして、米国はそれを受け入れる。忍耐は美徳だ」と投稿。

 保守派の政治評論家ベン・シャピーロもツイッターで、トランプが「すでに選挙に勝った」と主張することは「非常に無責任」であると指摘している。

 そのほか、Foxニュースのアンカー、クリス・ウォレスは、大統領の発言は「まさに火が付きそうなところにマッチを投げ入れるようなものだ」と述べている。

 一方、バイデンはツイッターで、「この選挙の勝者を宣言するのは、私でもドナルド・トランプでもない。有権者だ」と発言。また、トランプとの法廷闘争に備え、選挙結果を守るための活動に向けて寄付を募る「バイデン・ファイト・ファンド」を設立したことを明らかにしている。

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 たとえバイデンが勝ってもトランプの米国は続く… 

Newsweek日本版 2020円11月5日(木)17時12分配信/ジョナサン・テッパーマン(フォーリン編集長)

この大統領選の最も重要なポイントは、有権者の半数近くが嘘にまみれたトランプ政治を支持したという衝撃的な事実だ

 米大統領選で最終的にどちらが勝とうと、最も重要なポイントは大接戦になったことだ。世論調査が予想していた民主党候補ジョー・バイデン前副大統領の地滑り的勝利とは程遠く、両陣営がハラハラしながら見守る展開となった。

 問題は、こうした結果がアメリカにとって何を意味するかだ。ニュース番組のコメンテーターは、現職の共和党候補ドナルド・トランプが意外なしぶとさを見せた理由として、有権者のロックダウン(都市封鎖)疲れを挙げたり、(現実はどうあれ)トランプのおかげで景気が良くなったと有権者が感じていたためだ、などと論じたりしている。

 だが、そうした解説では見落とされている点がある。最終的に誰が勝とうと、最も重要なのは、アメリカの有権者の半数近くが、白人至上主義の常習的な嘘つきで、この100年で最も深刻な公衆衛生上の危機に対して目を覆うばかりの無様な対応をした現職大統領を支持した、という事実だ。

前回の勝利はまぐれではなかった

 トランプの紛れもない冷酷さ、女性蔑視、政府と世界に対する無知あるいは興味の欠如、フェアプレーの精神や法の支配といったアメリカの伝統的な価値をあざ笑う態度、長年世界の平和と繁栄に貢献してきた国際機関をぶち壊そうとする執念。

 アメリカの有権者の半数近くが、こうしたトランプの欠陥に目をつぶるか、むしろ諸手を挙げて歓迎したのだ。

 2016年には、一部の共和党支持者はトランプをよく知らないか、大統領の責務を負えば少しはまともな政治家らしくなるだろうと期待して、トランプに投票した。

 だが今回は違う。トランプがどういう人間か、誰もがはっきり知っていた。

 トランプは今回、2016年よりも多くの票を獲得した。その内訳を見ると、前回よりもラティーノ(中南米系)と黒人の支持が増えたことが分かる。

 おまけに、連邦議会上院選では共和党が過半数数議席を維持する見通しだ。そうなると結論は1つ。2016年のトランプの勝利はまぐれ当たりではなかった。今回の大統領選で誰が勝とうと、アメリカはもはや「トランプのアメリカ」と化しているのだ。

共和党の良識派は排除される

 なぜか。まず、トランプと共和党が強さを見せつけたからには、仮に敗れたとしても、トランプは表舞台から降りないし、共和党は彼を見捨てないだろう。投票前には共和党の「トランプ主義」は終わりを迎えているように見えた。共和党には改革が必要だ、あと4年トランプ時代が続けば、共和党はダメになる──ひそかにそう危惧する共和党議員が続々と現れていた。

 ジョン・コーニン上院議員のような熱狂的なトランプ派ですら、トランプと距離を置こうとしていた。だがトランプとトランプ派の共和党議員が予想外に多くの票を獲得した今、共和党がすぐにもトランプとトランプ主義を捨て去ることは想像しづらくなった。

 共和党と半数近い世論の支持を得たトランプはさらに自信をつけ、大統領の立場であれ、野党のリーダーかフリーのツイッター投稿者、あるいはメディアのスターの立場であれ、何千万人もの関心と支持を集め、その影響力を民主党への嫌がらせと妨害に利用するだろう。そして過去4年間やり続けてきたように、憎悪に満ち、事実に反する「われわれVS専門家を含む彼ら」の対立をあおるメッセージを発信し続けるだろう。

 共和党内の反トランプ派、つまり、まともな統治や民主主義の手続き、国内外の諸機関の重要性を守ろうとする、かつての党主流派は党内で冷遇されるか、共和党から出て行くこととなる。

ねじれ議会がバイデンを縛る

 その結果は悲惨だ。トランプが勝つか、負けても共和党が上院の過半数議席を維持すれば、良くても過去4年間の米政府の機能停止状態が続き、場合によってはさらに悪化するだろう。バイデンが大統領になっても事態の好転は期待できない。上下両院を味方につけた大統領でさえ、就任後2年間はせいぜい1つか2つしか大きな成果を上げられず、有権者を失望させて中間選挙では与党が負けることが多い。

 たとえバイデンが勝利したところで、民主党が上院の過半数を取らなければ(現時点ではその見込みは薄い)、中間選挙を待つまでもなく、就任後ほどなくして支持率低迷に苦しむことになるだろう。

 こうなると先行きは暗い。バイデンはアメリカ政治を変えようとするだろうが、バラク・オバマ前大統領時代を振り返れば分かる。共和党が「何でも反対党」にとどまる限り、政治家としての長いキャリアを通じて超党派の合意づくりに努めてきたバイデンでさえ、共和党と調整を進めて政策を実現できる見込みはほぼゼロだ。

 ねじれ議会が続けば、バイデンは手足を縛られたも同然。新型コロナウイルス対策は大統領の権限を行使すれば一定の改善は可能だが、経済政策は議会の承認なしにできることは限られている。いずれにせよ重要課題で成果を上げることは望み薄だ。

対立の解消は遠い夢

 バイデンがコロナ禍で困窮した企業の救済など目玉政策の予算案を通せなければ、市場は混乱し、金融不安が広がるだろう。政府のあらゆる部門が一丸となって有効な政策を実施しなければ、コロナ禍がさらに悪化するのは目に見えている。

 つまりホワイトハウスの主が誰になっても、「トランプのアメリカ」は続き、この国の機能不全は解消されないということだ。今回の大統領選は有権者がトランプ政治にはっきりとノーを突きつける最後のチャンスだったが、そのチャンスは生かされなかった。

 自分たちを救うことに失敗した民主党政権への人々の怒り、あるいは外出規制で感染拡大を防ぎ、人々を救うために経済を停滞させる新しい民主党政権への共和党の怒りが、既に深まっているこの国の分断をさらに広げ、超党派の協力の望みをさらに砕き、場合によっては暴動すら招きかねない。

 対立と分断を和解へと導き、アメリカを1つにまとめる政治を行う──そんなバイデンの構想は、今では見果てぬ夢と映る。オバマも同じことを目指したが、それによって共和党はさらに頑なになり、「オバマはインドネシア生まれのイスラム教徒だ」などという作り話がばら撒かれ、荒唐無稽な陰謀説を信じるアメリカ人が増え、その動きがQアノンの誕生にもつながった。

 トランプの醜悪なアプローチがアメリカの有権者の半数近くの支持を勝ち得た今、バイデンが大統領になったところで、違いが分かるほど事態を改善できるとはとても思えない。トランプが再選されれば、改善どころか、悪化の一途をたどるのが関の山だ。

 バイデン氏「我々が勝者間違いない声明発表 

朝日新聞デジタル 2020年11月6日(金)6時57分配信

 バイデン前米副大統領は5日夕(日本時間6日朝)、地元のデラウェア州ウィルミントンで副大統領候補のハリス上院議員と並んで報道陣の前で声明を発表し、「我々が勝者になるのは間違いない」と述べた。5日中にも次期大統領として勝利を宣言する可能性がある。

 トランプ大統領は票の集計の停止を求めているが、バイデン氏は「投票は神聖なものであり、国民が自らの意思を表現する方法だ。そして他の何ものでもなく、投票こそが米国の大統領を決める」と批判した。

 票の集計をめぐっては、激戦州ペンシルベニアのフィラデルフィアなど各都市で、トランプ氏の支持者が抗議の声をあげている。ただ、バイデン氏は「集計の完了は近い」とも語り、国民に冷静な対応を求めた。

 バイデン氏、勝利を「確信国民に“忍耐呼びかけ 

AFPBB News 2020年11月6日(金)6時53分配信

 米大統領選の民主党候補ジョー・バイデン(Joe Biden)前副大統領は5日、自身がドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領を抑えて勝利を確定させることを「確信している」と表明し、結果は「すぐに」出るとして、有権者らに対し忍耐を呼び掛けた。

 地元デラウェア州ウィルミントン(Wilmington)で記者会見したバイデン氏は「今の状況には非常に満足している。集計が終わった時に、(カマラ・)ハリス(Kamala Harris)上院議員と私が勝者と宣言されることを、われわれは確信している」と述べた。

 バイデン勝利なら「ねじれ上院選共和党過半数 

朝日新聞デジタル 2020年11月5日(木)21時14分配信

 米大統領選とともに行われた連邦議会選挙で、共和党が上院(定数100)の過半数を保つ見通しが強まっている。上院は閣僚人事の承認や経済政策の策定で強い権限を持っている。共和党が過半数を維持した場合、仮に大統領選で民主党のバイデン前副大統領が勝利したとしても、議会との「ねじれ」が起こり、党派対立による政策の停滞につながりそうだ。

 上院議員の任期は6年で、2年ごとに約3分の1が改選される。今回の改選前の議席は共和53、民主47(無所属も含む)だったが、事前の世論調査では民主が6年ぶりに過半数を奪還する可能性が指摘されていた。

 3日の選挙の結果、コロラド州とアリゾナ州では民主党候補が共和党の現職から議席を奪ったが、アラバマ州では逆に現有議席を奪われた。また、共和党現職を倒す可能性があったアイオワ州とメーン州では、民主候補が敗北を認めた。

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 トランプ敗北なら「どんな事態待っているのか 

ダイヤモンドオンライン 2020年11月2日(月)6時01分配信

赤い蜃気楼か 青い蜃気楼か

 「レッドミラージュ(赤い蜃気楼)」

 いよいよ11月3日に迫った米大統領選挙を前に、こんな言葉が米国のマスコミで使われるようになった。もちろん光の屈折で存在しない景色が空中や地平線近くで見える現象ではない。

 ペンシルバニア、ウィスコンシン、ミシガンなどの激戦州で開票が始まると赤色がシンボルカラーの共和党のトランプ大統領がまず優勢となるが、郵便投票の集計が進むにつれてそのリードは蜃気楼のように消えてシンボルカラーが青色の民主党バイデン候補が勝利するというシナリオである。

 それとは逆に、投票日前から郵便票や期日前投票の集計が行なわれている州ではバイデンが序盤先行する「ブルーミラージュ」現象も起きることになるだろう。

 問題は赤青どちらの蜃気楼が最後まで消えずに残るのかだが、その主戦場は大統領選で常に最も注目されるフロリダだ。全米支持率で劣勢のトランプにとって絶対に勝たなければならない州である。

 だからトランプは昨年秋に税金逃れも兼ねて住民登録をニューヨークからフロリダ州に移している。

 フロリダは所得税、相続税ゼロ。金融犯罪捜査も手ぬるい租税回避地。同州最大の都市マイアミのすぐ北側にはトランプの名前を冠したホテルやマンションがずらりと建ち並び、日米首脳会談の開催地として日本でも有名になったトランプご自慢の別荘「マール・アラーゴ」もフロリダ州パームビーチにある。

フロリダ州司法長官に トランプが多額の寄付

 早い時期からトランプはフロリダ州に目をつけ、人脈開拓にも熱心だった。例えば、トランプが創設した不動産スクール「トランプ大学」の詐欺問題を巡り、フロリダ州司法長官パム・ボンディに多額の寄付をしていたことが明らかになっている。さらには大統領になって自らに対する弾劾裁判の可能性が浮上すると、すぐさま同氏を特別顧問に雇い入れた。このあたりがトランプのずる賢いところだ。

 フロリダは選挙開票の不手際でも知られている州だ。2000年のブッシュ対ゴア米大統領選では、再集計を巡って泥沼の法廷闘争の末ようやく連邦最高裁判断でブッシュの勝利が確定した。これも再選を狙うトランプには好都合だ。

 民主党支持者が圧倒的に多いといわれる郵便投票を「選挙詐欺だ」と言って有権者に疑問を抱かせ、2000年の法廷闘争の再現を狙っているのだろう。現在は9人の最高裁判事のうち6人がトランプに有利な保守派である。

 開票半ばで一方的に勝利宣言をして郵便投票の開票を打ち切るという暴挙に出る可能性もある。マフィアとの繋がりもささやかれる弁護士を使って訴訟を連発して相手に圧力をかけるのは不動産業時代からのトランプの得意技だからだ。

 だが、今年のフロリダ州当局はこれまでとは違う。新型コロナウイルス蔓延で郵便投票や期日前投票が記録的に急増していることを受けて、最新の投票計数機を設置し、票の読み込みがすでに始まっている。投票の締め切りである11月3日午後7時とほぼ同時に集計結果を出せる見込みだという。

 「フロリダ州でバイデン氏が勝てば、それで(大統領選の)決着がつく。かなり早い段階でわかると思う」

 ブルームバーグ通信社の取材にフロリダ国際大学のキャサリン・デパログールド政治学教授はそう答えている。

 確かに状況はトランプにとって悪化の一途だ。「こんなものすぐに消える」と豪語していたコロナウイルス大流行はさらに深刻化して自らも感染、入院。頼みの綱の好調だった経済も暗転。株価は急落。高齢者、若者、女性、黒人、ヒスパニックの支持も期待できない。大統領選と同時に行なわれる議会選挙で落選の憂き目に遭いたくない共和党議員たちも次々と反トランプに転向し始めた。

トランプが敗北を認め 静かに去る可能性も

 その一方で、トランプの敗北を断固として拒否する極右勢力が全米各地で暴動を起こすのではという不安が広がっている。すでにミリシアと呼ばれる極右グループによるミシガン州知事拉致殺害未遂やバイデン暗殺をほのめかした青年が逮捕されている。その為か、すでに3億丁の銃器が溢れている全米で、護身用に初めて銃を購入する女性やマイノリティが急増しているという。

 トランプがなりふり構わず再選を目指す理由は自己顕示欲を満たすためだけではない。来年1月20日正午に任期が終わり大統領特権を失った瞬間から司法妨害、選挙資金違反、詐欺など過去の悪行で監獄送りになる可能性があるからだ。

 それを避けるための手段も考えているはずだ。

 ひとつは、大統領が自らを恩赦する。前代未聞だが米国憲法の恩赦規定では明確に禁じられていない。あるいは1月20日の新大統領就任式前に突如辞任して、大統領代行となった腹心ペンス副大統領がトランプに恩赦を与えることも法的には可能だろう。まあ世間からは非難の嵐にさらされるだろうが。

 元ホワイトハウス報道官で政治アナリストのジョー・ロックハートによれば、もっと予想外の展開が考えられるという。それはトランプが敗北を認めて静かに去ることだ。

 えっ、そんなことあり得ないだろうと思われるかもしれない。だが冷静に考えてみればトランプは彼の著書『The Art of the Deal(トランプ自伝)』のタイトルが示すように狡猾なディール(取引)で成り上がってきた男だ。どんな手段を使っても常に自分の利益とイメージを最優先しながら生き延びる生存本能を身につけている。

 米メディアの報道によれば、今でもおよそ4億ドル(約420億円)の負債を抱えていて返済期限が迫っているという。経営が厳しいホテルやゴルフコースは簡単に現金化できない。ではどうするかというと、極右勢力をなだめて平和的に政権移行をする見返りに当局に悪行を見逃してもらうという裏取引をするのだ。

 大借金を返済するには新たにビジネスでもうけるしかない。権力の座から引きずり下ろされた悪者イメージを最小限にとどめて得意のメディアビジネスで利益を上げられれば、債権者や投資家そしてトランプの悪政から逃れられる国民にとっても悪い話ではあるまい。

 もちろん投票日前の最後の数日で何が起きるか誰にも想像できない。だが私が信頼するビッグデータを駆使した英国エコノミスト誌の分析通りなら、赤い蜃気楼が消滅するだけでなく、バイデン勝利と民主党の上下両院過半数獲得の「トリプルブルー」が実現するのではないだろうか。

 

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