2020東京五輪へ

2021年1月17日 (日)

【東京2021】NYタイムズ「五輪開催の見通し暗くなってきた」✍“中止論”相次ぐ

 海外メディアで東京五輪中止論相次ぐ「見通し暗くなってきた-NYT紙 

デイリー 2021年1月17日(日)7時30分配信

 新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めが掛からない中、1年延期され2021年7月に開幕予定の東京五輪にも暗雲が漂っている。年明けから海外メディアも悲観的な論調が相次いでおり、15日の米ブルームバーグ通信は「東京2020五輪がまだ確実ではない理由」と題し、「第二次世界大戦以来、最初の中止となる可能性がある」と報じた。

 中止となる理由に3点を挙げ「1つは依然として猛威をふるうパンデミック」「2つ目は日本政府が1月に大都市圏で緊急事態宣言を出しており、日本で依然として感染が高く推移していること」、そして最後の理由を「開催国のサポートの喪失です」とし、NHKの世論調査で開催支持が16%しかなかったことを指摘した。

 同日の米「ニューヨーク・タイムズ」紙も「見通しは暗くなってきた」と報じ、中止の可能性にも言及。「東京五輪の計画は日ごとに不確実になっている。東京と国際オリンピック委員会双方の当局者は、安全な大会を開催することは不可能である可能性があることを認め始めている」とし、「これは五輪準備のために120億ドル以上を費やし、さらに延期で数十億ドルを費やしてきた五輪組織と日本にとって大きな財政的打撃になる」と報じた。

 否定的な国内世論にも触れ、IOCなどが期待するワクチンについても、同紙は「ワクチンの展開は予想よりも遅く、人類の多くはこの夏までにワクチン接種を受けないままになる」と指摘した。

 海外メディアで東京五輪中止論相次ぐ開催国のサポート喪失懸念 

デイリー 2021年1月16日(土)15時06分配信

 新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めが掛からない中、1年延期され今年7月に開幕予定の東京五輪にも暗雲が漂っている。東京では2度目の緊急事態宣言が発令され、各種世論調査でも約8割が中止、再延期という今年の開催に否定的な意見。年明けから海外メディアも悲観的な論調が相次いでおり、15日の米ブルームバーグ通信は「東京2020五輪がまだ確実ではない理由」と題し、「第二次世界大戦以来、最初の中止となる可能性がある」と報じた。

 中止となる理由について、3点を挙げ「1つは各国が予防接種を実施しているにも関わらず、依然として猛威をふるうパンデミック(世界的流行)」、「2つ目は日本政府が1月に大都市圏で緊急事態宣言を出しており、日本で依然として感染が高く推移していること」、そして最後の理由として「3つ目は、パンデミックの最中に世界的なイベントを開催することが壊滅的なコロナウイルスの波をもたらす可能性があることを多くの人が心配している。開催国のサポートの喪失です」とし、NHKの世論調査で開催支持が16%しかなかったことを指摘した。

 同日の米「ニューヨーク・タイムズ」紙も「見通しは暗くなってきた」と報じ、中止の可能性にも言及。「東京五輪の計画は日ごとに不確実になっている。日本全土と欧米の大国でコロナの症例が増加するにつれて、東京と国際オリンピック委員会双方の当局者は、安全な大会を開催することは不可能である可能性があることを認め始めている」とし、「これは五輪準備のために120億ドル以上を費やし、さらに延期で数十億ドルを費やしてきた五輪組織と日本にとって大きな財政的打撃になる」と報じた。

 否定的な国内世論にも触れ、IOCなどが期待するワクチンについても、同紙は「ワクチンの展開は予想よりも遅く、人類の多くはこの夏までにワクチン接種を受けないままになる」と指摘した。

 海外紙による東京五輪への悲観的な見方は続いており、英高級紙「ガーディアン」は1日付けで「五輪当局者はあらゆる場面でウイルスに足場を崩されていることに気付いた。安倍首相が想定した(ウイルスに打ち勝った)祝賀会とはほど遠い、厳しい現実により期待を下げざるを得なくなっている」と報じ、IOCのバッハ会長などが主張する「東京五輪は人間がウイルスを打ち負かした証拠になる」との声を「希望的観測」とバッサリ。日本の状況を「人々が五輪の夢を放棄する準備ができているようにみえる」とした。

 緊急事態が出された7日のAP通信は「ウイルスの急速な広がりが五輪の計画を危うくしている」と報じるなど、中止や再延期を否定するIOC、政府、組織委と国内世論との温度差を指摘する報道も目立っている。

 東京五輪コロナ猛威で暗雲、春ヤマ場 ワクチン頼みも見通せず 

時事通信 2021年1月17日(日)7時16分配信

 今夏の東京五輪・パラリンピックに暗雲が垂れ込めている。

 開幕が半年後に迫る中、国内でも新型コロナウイルス感染が急拡大し、自民党や世論には中止論が台頭。菅義偉首相は「安心・安全な大会」実現を目指すが、感染収束の道筋は示されていない。開催の是非をめぐる決断が、政権運営に影響するのは必至。今春にもヤマ場を迎える。

 開催は米国次第

 「五輪は選手以外に各国からのスタッフが6000~7000人いないとできない。日本だけでは賄えない。難しい」。関係者によると、感染拡大を受け、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(元首相)は最近、開催環境がさらに厳しくなったと周辺に打ち明けた。

 菅首相は「人類がウイルスに打ち勝った証しとして東京大会の開催を実現する決意だ」と繰り返している。だが、自民党では「中止やむなし」の悲観論が高まっている。

 東京を含む11都府県に発令中の緊急事態宣言の期限は2月7日までだが、自民内では「延長不可避」の見方が大勢だ。党幹部は宣言延長となれば「五輪は開けない」と断言。各地で成人式が中止となり、「若者が『なぜ五輪はできて、成人式はできないのか』と怒る」とも指摘した。

 ある派閥領袖も「中止なら政権に打撃。五輪開催をコロナとの戦いの勝利宣言にすると言ってきたのだから、政治責任を問われる」と言い切った。米国でも感染拡大が続き、首相周辺は「開催できるかは米国次第。米国人選手が参加しないとスポンサーもつかない」と弱音をはく。

 その米国の有力紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は15日、国際オリンピック委員会関係者らの間で安全な開催の実現に懐疑的な見方が出ていると紹介。「コロナ感染拡大の影響で不確実性が増している」との見通しを報じた。

 ◇ 世論も後押しせず

 国内の報道各社の世論調査でも大会開催より、中止・延期論が上回っており、政府高官は「なぜ国民の期待が低いのか」と不満を隠さない。首相は7日の記者会見で、ワクチン接種が各国で始まり、日本も2月下旬から医療従事者らを対象に開始する方針を説明。「しっかり対応すれば、国民の雰囲気も変わる」と、ワクチン効果に期待を示した。

 ただ、接種は現時点で欧米が中心で、途上国への供給や接種を拒否する選手らへの対応、副作用のリスクが課題。感染力が強いとされる変異ウイルスへの有効性も未知数だ。

 政府、東京都、組織委は昨年9月から新型コロナ対策の調整会議を開き、選手らの入国、会場での感染対策を検討してきた。首相は五輪を経済再生の起爆剤と期待しており、「観客入り開催」が大前提。首相が旗振り役となって外国人の入国緩和を進めてきたのもそのためだ。

 しかし、変異種が日本でも確認されたことで水際対策緩和の政府方針は批判を浴びた。政府は昨年12月、全世界を対象とした入国緩和策を停止。例外的に認めてきたビジネス関係者らの往来も、緊急事態宣言の対象地域拡大に伴い一時停止に追い込まれ、五輪開催に向けた状況は厳しくなるばかりだ。

 政府は今春、観客の受け入れの在り方を最終判断する方針。3月25日には福島県から聖火リレーが始まる。昨年は聖火リレー開始直前に1年延期が決まった。聖火リレー開始までに、緊急事態宣言を解除し、感染収束にめどを付けることができるかが焦点となりそうだ。 

 菅政権“五輪開催出来れば…”大会後に衆院解散自民圧勝ありえる!?選挙プランナー展望 

スポーツ報知 2021年1月17日(日)7時00分配信

 堅調な予測に定評のある選挙プランナーの三浦博史氏(69)が今後の衆院解散時期などについて展望を語った。衆院議員の任期は10月21日までで、永田町では解散・総選挙の時期が最大の焦点となっている。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言を再発令するなど難しい政権運営を強いられる菅内閣の行方についても語った。

 昨年9月に誕生した菅内閣の正念場とも言える1年が始まった。

 年末年始にかけ、新型コロナウイルスの感染者が都市部を中心に急増、政府は11都府県に緊急事態宣言を発令した。「対応が後手後手に回った」との批判が上がり、菅政権の支持率も急落している。与党内からは「今は誰が首相をやっても苦しい」との声も漏れ始めているが、菅首相の手腕について三浦氏はこう評価する。

 「一言で言えば、『仕事師』。7年8か月続いた安倍政権でずっと官房長官を務めてきましたが、私を滅し、日々山積する課題に取り組んできました。菅政権誕生以降もコロナ対策や景気対策に徹し、一切の政治的空白を作らないという強い信念を感じます。さまざまな課題を、国民目線で一つ一つ丁寧に解決していくことで初めてさまざまな展望が開けてくる、と考えていると思います」

 政権への逆風が吹き荒れる中、三浦氏は7月開幕の東京五輪・パラリンピックの開催可否が解散時期にも影響を与えると指摘する。国際オリンピック委員会(IOC)が中止と判断すれば、国内外ともに大きな波紋を呼ぶが、菅政権、東京都は万全の態勢で準備を進めるとの姿勢は崩していない。開催にこぎつければ、三浦氏は大会後に衆院解散となる可能性が高いとみる。

 「五輪・パラを成功させ、解散に打って出る、というのが無理のない流れでしょう。大会が成功裏に終われば、与党は負けない情勢になります。また、最近では、9月解散と同時に、任期満了選挙も有力視され始めています」

 五輪・パラを成功させれば、政治家としての存在感も大幅に増す―。大会を開催できるかどうかは、永田町の力学そのものに影響を及ぼす可能性がある。

 「五輪・パラを成功させれば、国際社会においても、政治的にも大きなインパクトを残します。前回1964年の東京五輪の首相は池田勇人さんでした。今回、五輪・パラ開催時の首相はコロナ問題を克服し、世界最大の祭典を東京で成功させる、という大きな役割があります。大会を成功に導いた首相の顔は後世に残るものです。その勢いで衆院選を戦えば、与党が圧勝する可能性も高いですね」

 鹿児島県、隣県との往来自粛要請 熊本・宮崎・沖縄(2月7日まで 

南日本新聞 2021年1月15日(金)10時00分配信

 鹿児島県の塩田康一知事は14日、新型コロナウイルスの感染が急拡大している熊本、宮崎、沖縄県への不要不急の往来自粛を県民に要請した。国が緊急事態宣言の対象とした11都府県と同様の扱いとする。期間は2月7日まで。

 13日に県が発表したメッセージでは、この3県への往来は「慎重に判断して」との表現にとどめていた。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数が3県はいずれも25人以上となっており、塩田知事は「県民の感染リスクを下げる必要がある」と説明した。13日時点で要請しなかったが「よく分析してみて、やはり自粛を求めるべきだと判断した」という。

 宮崎、熊本との県境地域での日常的な往来は「仕事や通学、通院、介護などいろいろあるだろう。それら以外の不要不急の移動を自粛してほしい」と述べた。宮崎県は独自の緊急事態宣言を出し、外出自粛や飲食店の営業時間短縮を要請。熊本県も14日、県独自の宣言を発令した。

 沖縄県、独自の緊急事態宣言さらに強い措置が必要か検討 

沖縄タイムス 2021年1月17日(日)8時41分配信

 沖縄県独自の緊急事態宣言について、県は17日に新型コロナウイルス対策本部会議(本部長・玉城デニー知事)を緊急に開いて、発令について議論する。さらに本部会議後に玉城知事と経済団体の代表、県医師会の三者会談を開き、合意されれば、玉城知事が会見して発表する見通し。

 県内で15日、過去最多となる5件のクラスター(感染者集団)が確認されたことに加え、16日には新規感染者数が過去2番目の多さとなる130人に上った。玉城知事は同日予定していた宮古島市での市長選応援をキャンセルし、県庁で午後から県幹部らと対応を協議。月曜定例の対策本部会議を急きょ、日曜日の17日にも開催すると決めた。

 県幹部によると、早ければ17日に結論を出すといい「(宣言の可能性は)大いにある。緊急事態宣言の出ている他府県と同様に県の状況は厳しく、県としては出したい」とした。

 国に対する緊急事態宣言発令要請について、糸数公保健衛生統括監は16日の会見で「そのことも含め、本部会議で今後必要なことを話し合う。さらに強い措置が必要かどうかを検討している」とした。

 県独自の宣言については、流行「第1波」の2020年4月と「第2波」が始まった同7月の2回発令があり、県民に不要不急の外出自粛など呼び掛けた。

 沖縄130人は東京1300人に匹敵年末年始の影響か 

沖縄タイムス 2021年1月17日(日)9時11分配信

 新型コロナウイルスの新規感染者が16日、5カ月ぶりに100人を超えた。過去最多の156人(8月9日)には那覇市松山地区での臨時集団検査の結果を含むため、1日当たりで確認された感染者数としては実質、最も多い。病院のベッドはコロナも非コロナも逼迫した状態が続く。感染症の医師は「今がピーク。これから減らせるよう、感染対策を実践するほかない」と強く訴える。

 沖縄の130人は東京の1300人に匹敵-。県の糸数公保健衛生統括監は、数字の持つ意味を人口が約10倍の東京都と比べて表現する。「東京が年末に千人を超えた時と同じインパクトがある。その危機感を県民には分かってほしい」

 60~70人台で推移していた直近3日間から倍増しており、「倍々のスピード」で広がる感染症の特徴が現実となった状態だ。

 県立中部病院感染症内科の椎木創一医師は「年末年始の集まりや移動に伴う発生がピークに来ている」とみる。年末年始に感染した人から二次感染した家族らの発生が現れていると指摘し「無症状でも他人にうつしてしまう一方で、感染した誰もが『まさか自分が感染するとは』と言う。対策が極めて難しい」と話す。

 県は14日付で県全体の医療フェーズを最高の「5」に引き上げ、各病院にさらなる病床確保を求めている。特に中部地区では非コロナ病床の占有率が16日は101・2%となり、3日連続で100%を超えた。患者が退院してもすぐに入院してくる状況で、医療現場の自転車操業が続く。

 椎木医師は「振れる袖はもうない。たとえ、一時的にベッドを増やしても医療従事者は増やせない。コロナにかかった人でもそうではない人にとっても、危機的な状況だ」と訴える。

 対策は既によく知られたマスク着用、手洗い、人との距離を取る、症状があったら出歩かない-に尽きるとし「基本に勝る方法はない。ワクチンだけでは止められない。みんなが知っていることをどれだけ実践できるかだ」と強調した。

 長崎市に県独自の“緊急事態宣言全国で2日連続7000感染 

FNNプライムオンライン 2021年1月17日(日)6時33分配信

 16日、全国で新たに確認された新型コロナウイルスの感染者は7,011人で、2日連続で7,000人を超えた。

 東京都で新たに感染が確認されたのは1,809人で、土曜日としては2番目に多い人数となった。また、重症者は、136人だった。

 このほか、緊急事態宣言が発令されている埼玉県で582人、福岡県で411人と、それぞれ1日の感染者数として過去最多となったほか、神奈川県で830人の感染が新たに確認された。

 一方、新たに33人の感染が確認された長崎県では、県内全域への特別警戒警報を2月7日まで継続するとともに、長崎市に県独自の緊急事態宣言が発令された。

 長崎県は16日、新型コロナウイルスの感染拡大が続く長崎市を対象に、県独自の緊急事態宣言を発令。県内全域の飲食店と遊興施設に、営業時間を午後8時までとするよう要請。期間は20日~2月7日の19日間。全期間実施を条件に時短要請に応じた店には協力金76万円を支給する。

 16日に全国で新たに確認された感染者数は7,011人で、前日に続き7,000人超えとなった。また、全国の重症者は965人で、過去最多となっている。

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 阪神大震災から26年 追悼行事、近年で最少 コロナ影響如実 

産経新聞 2021年1月17日(日)17時04分配信

 阪神大震災が発生した17日を中心に、各地で行われる民間の追悼行事は、昨年より18件少ない42件となる見通しだ。新型コロナウイルス感染拡大のあおりをうけ、ここ20年間では最も少ない。

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 今後予定されているイベントも緊急事態宣言の発令により、中止や規模の見直しなど影響を受けるとみられる。コロナ禍の中、どういった形で犠牲者を悼み、どういう方法で教訓を伝承していくか、新たな課題が浮かんだ。

 市民団体「市民による追悼行事を考える会」が行ったアンケートによると、震災の追悼行事は20年を迎えた平成27年の110件が調査開始以降のピーク。同じく節目となった17、22年にも100件を超える行事が催された。

 しかし、参列者の高齢化などもあって近年はその数も減少。28年以降は50件台で推移し、震災から四半世紀の節目だった昨年も60件にとどまっていた。

 今年は従来の減少傾向にコロナ禍が拍車をかけた格好。1月17日前後に黙祷や避難訓練を行う学校なども、昨年の約1500校園から約1200校園に減少。今年は17日が日曜日であることも影響したとみられる。

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 ワクチン接種、全国1万か所拠点に…超低温冷凍庫を配備 

読売新聞オンライン 2021年1月16日(土)20時11分配信

 厚生労働省は、新型コロナウイルスワクチンの接種を、全国約1万か所の医療機関などの「基本型接種施設」を拠点として実施する方針を決めた。各拠点には氷点下約75度でワクチンを保管できる超低温冷凍庫を配備、そこを起点に2~8度の冷蔵状態で診療所などに輸送し、多くの人に効率的に接種する体制を整える。

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 2月下旬にも接種が始まる米製薬大手ファイザーのワクチンは、基本的に超低温で保管する必要があり、冷蔵での保管は最大5日間に限られる。厚労省は超低温冷凍庫を、2月末までに約1500台配る。6月末までに計約1万台を全市区町村に最低1台割り当て、基本型施設に位置づける。

 基本型は接種会場になるほか、「サテライト型接種施設」に位置づける地域の診療所などへ冷蔵輸送する起点にもなる。サテライト型への輸送は3時間以内を目安とする。基本型とサテライト型を合わせると、人口5000人に1か所程度、接種施設が設けられる。サテライト型から高齢者入所施設などへ医療従事者が訪問して接種することも認める。

コロナワクチン接種、一般人が受けられる時期費用副反応が出たら

日刊ゲンダイDIGITAL 2021年1月15日(金)9時26分配信

 昨年12月2日に改正予防接種法が成立し、新型コロナウイルスワクチンを臨時接種特例として接種することが決まった。国はワクチンや注射針などの一切合切の費用を持つが、実施主体は市区町村。早くも自治体で大混乱が起きている。

  ◇  ◇  ◇

 いつも「仮定の質問には答えない」と繰り返す菅首相が、東京五輪開催の現実性を問われると、「2月下旬にも始まるワクチン接種により国民の雰囲気も変わるのではないか」と仮定で答えた。さらに、その根拠が雰囲気だというから信じられない。

 菅首相の希望のワクチンだが、接種を実施するのは市区町村。

 12月に法律が決まったばかりで、小さな村も2月下旬の接種開始までに「医療機関との委託契約」「接種費用の支払い」「住民への接種勧奨」「接種券の作成・郵送」「会場の確保」など膨大な作業をこなさなくてはいけない。

 昨夏に海外製薬会社とワクチン供給の契約を結んでいたのだから、なぜ今頃になってバタバタするのか不思議でならないが、改めてワクチン接種の体制と今後のスケジュールを説明してみよう。

 いつから始まるのか

 全国1741の市区町村が手分けして1日100万人に注射しても、全員に行き渡るまでには100日以上かかる計算。現行のワクチンは、臨床試験で2回接種が推奨されているため、さらなる日数を要することになる。

 もっとも、海外では1回接種案も出ているし、接種を希望しない人もいるので、その分だけは早まる。米国では昨年末までに2000万人の接種を予定していたが、実際の接種は供給不足などからその2割にとどまっている。

どこで注射を受けるのか

 接種は優先順位の上位者から順次行われるが、その前に安全性調査に参加してくれる医療従事者が2月下旬に接種して様子を見る。想定では対象者は1万人ほどだ。

 そして3月中旬からコロナ感染症対応に従事する「医療関係者」「救急隊員」「保健所職員」などの300万人。ここまでは国が定めた接種券を提示する必要はない。

 3月下旬以降になって、ようやく「65歳以上の高齢者」3000万~4000万人への接種が始まる。その後は「基礎疾患を有する者」「介護従事者」「60~64歳」「その他」の順番で回ってくる。現時点では、16歳未満へは接種しない方針が出ている。

「接種には接種券が必要で、3月1日から12日まで郵送で届きます。それ以外の人は4月中に発送できる準備を整えます」(厚労省健康局)

 接種は原則、住民票がある自治体で行う。例外は老人ホームや病院の入所者、受刑者らで、単身赴任者や里帰り出産の妊産婦は改めて申請が必要になる。

 人口約11万8000人を有する福島県会津若松市健康増進課の担当者がこう言う。

「場所は病院のほか、体育館など集団接種の会場を選定中です。3密にならないよう国から公共施設を使うよう言われていますし、午前中や土日などに住民が殺到するのを避ける意味でも接種日はおそらく、日時を指定する形になるかと思います。いずれにせよ、現段階ではワクチン注射をしてくれる医師や看護師を確保するメドも立っていない状況です」

 イギリスではサッカー場や競馬場を臨時接種会場としている。同市には75歳以上だけでも約1万9000人がいて、交通手段のない人をどう会場へ連れて来るかだけでも悩ましい。接種当日は医師が体調不良がないか問診。さらに副反応の説明と同意書も必要で、ベルトコンベヤー式の流れ作業では進まないという。

 なお、ワクチンを打つ側がファイザー、アストラゼネカ、モデルナなどのメーカーを指定することはできない。ファイザー社製のワクチンを保管するマイナス75度用超低温冷凍庫3000台、モデルナ社製のマイナス20度用冷凍庫7500台は国が3月までに確保する予定だ。

費用はいくらか

 接種費用は全額、国の負担となる。注射代の単価は1回目、2回目ともに2070円。他にワクチン代は別途で国が支払う。

 今回のコロナワクチンは臨時接種のため、接種勧奨という努力義務。集団免疫を得るには多くの人の接種が必要だが、強制ではない。

「変異種も確認されており、ワクチンの効果がどれほど持続するかは未知数。季節性インフルエンザワクチンと同様、毎年接種する形になれば、費用は全額補助にならない可能性もある」(厚労省関係者)

 次回は自腹だ。

副反応が出たら

 予防接種には「健康被害救済制度」がある。

「予防接種法に基づいた接種で健康被害が生じた場合、厚労大臣が認定し、市町村により給付が行われます。臨時接種による健康被害の給付は、程度に応じて医療費、医療手当、障害児養育年金、障害年金、死亡一時金、葬祭料の区分があります」(東大和市担当者)

 具体的には、医療費は健康保険の自己負担分は無料になる。医療手当は3日未満の通院で月額3万5000円、3日以上通院で3万7000円、入院は8日未満で3万5000円、8日以上で3万7000円、入通院の両方なら3万7000円といった具合だ。また、障害年金は年額505万6800円(1級)、死亡は4420万円の一時金、そして葬祭料20万9000円が出る。

「通院3日未満でも医療手当は出ますが、疾病・障害認定審査会の意見聴取・審査を経て、予防接種によるものと認定されたら給付を受けることができます。申請方法などご不明な点については、保健センターへお問い合わせください」(前出の東大和市担当者)

 結論から言うと、ハードルは高そうだ。

 

2020年12月26日 (土)

【羽生結弦】超絶演技で魅了✍5年ぶり<全日本フィギュア>5度目の優勝!㊤

 ゾーン入り込んだ羽生結弦5年ぶり5度目優勝 

スポーツ報知 12月26日(土)23時29分配信

◇ フィギュアスケート 全日本選手権 第2日(26日、長野・ビッグハット)

 男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位から出た五輪連覇の羽生結弦(26)=ANA=が、215・83点をマークし、SPとの合計319・26点で、5年ぶり5度目の優勝を果たした。2位は、SP3位から出た18年平昌五輪銀メダルの宇野昌磨(23)=トヨタ自動車=で190・59点、合計284・81点。SP2位から出た17歳の鍵山優真(星槎国際高横浜)はフリー180・19点、合計278・79点で昨年に続き、3位表彰台入りした。

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 羽生の主な一問一答は次の通り。

 ―振り付けのこだわりは。

 「まあ、全部ですね(笑い)。どれ一つ欠けてもこのプログラムは成り立たないと思うので、ジャンプをシームレスに飛べたのが一番表現として完成できた、よかったところと思っています」

 ―それが表現の大事な柱?

 「そうですね、だからこそ、昨日みたいな演技はちょっと粗削りだと思いますし、魅せたい気持ちはもちろんあるんですけど、ジャンプ飛べたぜ、やっほーい、ウエーイみたいな感じじゃなくて、もっとロビー(・ウィリアムス)だったら、もっとスマートに、もっと余裕のあるロックだと思うんですよね。それが表現できていないと思ったので、もっと何か余裕がある、イカしたものにしたいというのが昨日を終えての反省点です(笑い)」

 ―フィニッシュから数秒間、何が見えていたのか。

 「特に何を考えていたわけではないんですけど、ただ、すごくいろんな力をもらえたと思いますし、戦い抜けたなと思って、そこにすっと立っていたという感じですかね。何かを見ていたというわけではなくて、むしろ自分が違うところから見ていた感覚だった

 ―この大会の意味は。

 「僕自身の望みというか、うん…個人的意見なので、貫いていいのかという葛藤もすごく今もあるが、世界選手権があるのであれば、そこに少しでも近づいておかないと今後に向けて難しいなという思いがすごくあったので、今のコロナ禍という暗い世の中で自身がつかみ取りたい光に手を伸ばしたという感じでした」

 羽生結弦、新フリー「天と地と」で自己新V世選代表決定 

デイリー 2020年12月27日(日)7時30分配信

 新型コロナウイルス禍のために今季初戦となった羽生結弦(26)=ANA=が前日のショートプログラム(SP)に続いて1位の215・83点をマークし、合計319・36点で5年ぶり5度目の頂点に立った。同じく参考記録ながらスケートアメリカで世界王者のネーサン・チェン(米国)が出した299・15点を超える今季世界最高得点をマーク。日本スケート連盟の選考基準を満たして、世界選手権(2021年3月・ストックホルム)の代表に決まった。

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 両手を天へと突き上げたフィニッシュポーズのまま羽生は静止し、その余韻に浸った。「戦い抜けたな」-。その後右手で「1」をアピール。5年ぶりに全日本の頂点へと返り咲いた。「去年、だいぶ悔しかったんで。リベンジできて良かった」。ISU非公認ながら、フリーの自己ベストを2・84点“更新”。“今季世界最高点”をマークした。金メダルとともに、誇らしげな笑顔が輝いた。

 冒頭の4回転ループをはじめ、3種4本の4回転を着氷。中でもサルコーは4・16点の加点を引き出した。表現力を表す演技構成点は10点満点をつけるジャッジが続出。異次元のスコアが並んだ。

 和楽器の軽やかな音色が響く中で表現したのは、戦いの神様と恐れられた上杉謙信を描いた大河ドラマ「天と地と」。最強武将と自身を重ねた。「戦いへの考え方や美学、犠牲があることへの葛藤…。悟りの境地まで行った上杉謙信公の価値観と似ている」。自ら選曲し、編曲もこだわったプログラムで、過去の自分を超えた。

 1年前、GPファイナルでチェン(米国)に、全日本では宇野に敗れた。「自分が成長していないんじゃないかとか、だんだん戦えなくなっているんじゃないかとか、そういう思いがあって。戦うの疲れたなって思ったんです、一瞬」。競技を離れることも考えた。

 コロナ禍での練習でも「どん底」を経験した。一人で練習や振り付けを組み立てる難しさ、周囲の期待、夢の4回転アクセル-。重圧に頭がパンクした。「一人だけ、ただただ暗闇の底に落ちていくような感覚の時期があった」。得意のトリプルアクセルすら跳べなくなった。全てを投げ出したかった。

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 その中、かつて演じた「春よ、来い」と「ロシアより愛を込めて」を滑ると、見失いかけていた感情が心に宿った。「やっぱスケート好きだな」。そして「スケートじゃないと自分は全ての感情を出し切ることができないな」。逃げずに戦い抜いたからこそ、頂点に立つ達成感や充実感を再び味わえた。

 全日本の優勝で、21年3月の世界選手権(ストックホルム)代表に内定。コーチ不在の中、自身と向き合い乗り越えた、たくましい羽生結弦が、心のそこからの笑顔で勝利の喜びをかみしめた。

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欧州解説者大絶賛傑作だ!羽生魅せた新フリー

THE DIGEST 2020年12月27日(日)6時01分配信

 12月26日、長野市ビッグハットで開催されている「全日本フィギュアスケート選手権」の男子フリーが行なわれ、ショートプログラム(SP)首位の羽生結弦が圧巻のパフォーマンスを披露し、5年ぶりの頂点に輝いた。

 前日のSPに続き、フリースケーティングも新プログラムで臨んだ。演目『天と地と』では、戦国武将・上杉謙信が主人公の同名歴史小説を原作とする、大河ドラマの音楽を採用した26歳。水色を基調とした煌びやかな衣装を纏い、三味線や琴など和のテイストが盛り込まれた曲に乗せて優雅に氷上を舞った。冒頭の4回転ループを成功させると、4回転サルコー、トリプルアクセル+2回転トゥループ、3回転ループと立て続けに着氷する安定ぶり。後半も4回転トゥループのコンビネーションなど、精度の高いジャンプを次々に成功させ、王者の貫録を見せつけた。

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 演技が終わると、会場からは万雷の拍手。見事215・83点を叩き出し、合計319・36点で5度目の大会制覇を成し遂げた。

 10か月ぶりの実戦で圧倒的な存在感を放った五輪チャンプに対して、海外メディアも手放しで称賛だ。欧州衛星放送局『EUROSPORT』で名解説者として鳴らすイタリア人、マッシミリアーノ・アンベシ氏は次のように賛辞を贈った。

「まさしく傑作だった! 朝の練習で初めて『Heaven and Earth(天と地と)』を聴き、どんな演目かと楽しみにしていたが、素晴らしいとしか言いようがない。4つの4回転を含めてすべてのジャンプがパーフェクト。全体を通して空気のように軽やかに舞ったユヅル・ハニュウは、“明確な道”を切り開いたのである。どのエレメントも正確に、自信を持ってやり遂げた。この傑作を観たすべての人びとに、幸福な感情をもたらしたのだ」

 2日間を通して、初公開のプログラムとは思えないクオリティーを披露した羽生。来年開催予定である世界選手権への切符を手にした。なお合計284・81点の宇野昌磨が2位、合計278・79点の鍵山優真が堂々3位に入っている。

 中野友加里「一人だけ異次元。歴史に残る」羽生が魅せた新フリー 

スポーツ報知 2020年12月27日(日)9時36分配信

 フィギュアスケート女子で06年四大陸選手権銀メダリストの中野友加里さん(35)が27日未明、自身のYouTubeチャンネル「フィギュアスケーター中野友加里チャンネル」上で、全日本選手権男子フリーの解説動画を公開した。

 優勝した羽生結弦(ANA)は「天と地と」をテーマに、戦国大名の上杉謙信を演じて舞った。「文句なしの優勝だった。音色とスケーティング動作が合っていて、音楽の細部まで拾っていた。一人だけ異次元の戦い。歴史に残る名演技だった。王者の強さを見せつけられた」とうなった。

 冒頭の4回転ループから、完璧な演技を次々と披露していった。「4回転ループは、下りた後に失速してしまいがちなジャンプ。スピードに乗り、流れるような演技につなげたのは、羽生選手が本来持っている4回転ループだった」と評価した。

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 22年北京五輪プレシーズンで、確かな存在感を示した五輪2連覇の絶対王者。「コロナ禍で、ショート、フリーともに新しい曲で挑んでくるという心意気にも頭が下がる。世界でもトップになれる演技。北京五輪につながってくる演技だった」と賛辞を惜しまなかった。

 紀平梨花(トヨタ自動車)らが出場予定の女子フリーは、27日に行われる。

宇野昌磨全日本5連覇夢散も「ユヅ君は僕の目標

デイリー 2020年12月27日(日)7時30分配信

 男子は羽生結弦(26)=ANA=がフリーで215・83点を出して前日のショートプログラム(SP)に続いて1位となり、合計319・36点で5年ぶりの優勝を果たした。5連覇を狙ったSP3位の宇野昌磨(23)=トヨタ自動車=は2位に終わった。

 史上3人目の5連覇を狙った宇野は、3種類4本の4回転を決めフリー190・59点、合計284・81点。最終滑走の羽生には届かず5連覇は逃した。

 自身の演技終了後、リンクサイドで羽生のフリーを見届けた宇野は、メダリスト会見で、改めて羽生への思いを口にした。ゆづくんの演技を見て、こんなにも差があったんだと思った。失礼な発言になってしまうかもしれないんですけど、すごくうれしかったです。僕の目標がゆづくん。これはどの大会ではなく、多分目標がゆづくんなんだなと思いましたし、すげ~なあって思いながら見させて頂きましたし、ほんとにうれしかったです」と語った。

 不安があった4回転サルコーを決め、3回転になったトーループを後半でリカバリーするなど成長を見せた。演技後はピョンピョンとはねて抑えきれない喜びを表現した。それでも「僕にとって今日の演技はいいものだったが、羽生選手にとっては今日の演技はいつもどおり。それくらい僕と羽生選手との差はある」と脱帽した。

 1年前に制した羽生の進化を目の当たりにした。「久しぶりにユヅ君と一緒の試合に出て、僕の目標がここにあったんだなと感じられた」と言う。「うれしかったというのは失礼かもしれないけど、また頑張ろうと思った」。コロナ禍の中で行われた特別な全日本。「とてもいい試合になった。自分で言うのもあれだけど、僕もその一部になれたんじゃないかな」と笑った。

 村上佳菜子「全ての面で進化を遂げていた」羽生が魅せた新フリー 

中日スポーツ 2020年12月27日(日)6時05分配信

 優勝した羽生選手の演技は本当に素晴らしいものでした。全ての面で進化を遂げ、見る人の心を動かすプログラム。現役生活をともにした同い年の私も刺激をもらいました。

 今まで以上にジャンプとジャンプの間が濃密な構成になっていました。ジャンプ前後のステップやターンが演技点や出来栄え点に影響しますが、今季のプログラムは跳ぶ直前や直後、つなぎの部分まで“技"が入っている。それだけジャンプに自信があるからですし、実際に成功させて、多くの加点をもたらしていました。

 体力面の不安も杞憂でした。昨年の全日本選手権では後半に失速してのジャンプの失敗がありましたが、今年は最後まで勢いが止まらず、体全体で演技をしていました。コロナ禍の影響で試合がなかったことが、彼にとってはむしろ自身の課題や練習内容を見つめ直す「プラスのきっかけ」になったのだと思います。

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 近年は故障との戦いでしたが、一方でサルコーやトーループの4回転ジャンプは年々安定感が増しています。羽生選手が挑むこれからの試合で披露する演技に目が離せません。

 宇野選手は大会5連覇こそ逃しましたが、序盤の4回転トーループが3回転に抜けるミスがありながら後半で立て直した冷静さは次の試合にもつながると思います。SP2位から1つ順位を下げた鍵山選手は羽生選手や宇野選手に食い込みたいという思いが滑りに出ていたように見えました。ですが、彼にとってこの経験は必ず次につながる大会だったと思います。今回の全日本選手権男子も見応えのある試合でした。

羽生結弦掴み取りたい光ばすことが出来た

中日スポーツ 2020年12月27日(日)6時05分配信

 男子フリーはショートプログラム(SP)首位の羽生結弦(26)=ANA=がフリー1位の215・83点をマーク。合計319・36点で5年ぶり5度目の優勝を果たし、来年3月開催予定の世界選手権(スウェーデン・ストックホルム)の代表を内定させた。大会5連覇を狙った宇野昌磨(23)=トヨタ自動車=は合計284・81点の2位だった。

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 新型コロナウイルス禍に試行錯誤しながら孤独に練り上げたフリーの新演目は、王者をさらなる進化へといざなった。この日のフリー215・83点は非公認ながら、ルール改正後の自己最高点。2019年グランプリ(GP)シリーズ・スケートカナダでマークした自己最高212・99点を上回った。

 「つかみ取りたい光に手を伸ばすことができた」

 光とは来年3月開催予定の世界選手権(ストックホルム)だ。「試合でしか得られない達成感がある」。競技者は試合があって初めて苦しみを乗り越えられる。五輪王者もそれは同じだった。

 この日はロックスターになりきり会場を盛り上げたSPとは一転、呼吸するのを忘れさせるぐらい、言葉通りの息をのむ圧巻の演技を披露した。水色と白を基調とした和装に身を包んだ羽生は冒頭の4回転ループを着氷すると、続く4回転サルコーではGOE(出来栄え点)を4点台に乗せた。琵琶の音にぴたりと合わせた細やかな動きでも観衆を魅了した。

 「ジャンプをシームレスに跳ぶことができてよかった」。納得したのはよどみなくジャンプを跳び、NHK大河ドラマ「天と地と」の世界観を演じ切れたことだ。

 戦国武将、上杉謙信を描いた「天と地と」のクライマックスは、ビッグハットのある信州で繰り広げられた川中島の戦いだ。羽生自身もコロナ禍に孤独と戦ってきた。「これだけ長い期間、1人でやっていると悩みも増えた。でも1人で練習したから、人と何かでつながっていることも感じた」。天と地との次に「人」を思って演じたフリー。孤高の王者は周り支えを強く知り、一回りも二回りも成長した。

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 羽生結弦冬の五輪を考えている場合じゃない 

スポニチアネックス 2020年12月27日(日)5時30分配信

 羽生結弦(26=ANA)は来季に迫っている北京五輪について正直な思いを語った。「東京五輪ができてない今の状況の中で、僕個人の思いとしては冬の五輪を考えている場合じゃない、というのが僕の意見」とした。

 「僕にとっては競技の最終目標。そこで優勝したい気持ちも、もちろんある」と明かしながらも、世界を取り巻くコロナ禍の現状を踏まえて「僕個人としては最終目標である五輪を考えてはいけないというリミッターがかかっている。そこに向けてはシャットダウンしている」と語った。

 マッシリアーノさんのFBより「羽生結弦が再び歴史を書き換えた 

惑星ハニューにようこそ! 2020年12月26日(土)配信

 羽生結弦が全日本のフリープログラムでスタンディング・オーベーションに値する史上類まれな演技で決して消えることのない新たな歴史のページを書き記した。

 2度のオリンピックチャンプオンは4本の4回転ジャンプとアクセル2本を含む5本の3回転ジャンプを完璧に実施し、フリーでも自分自身を超えて大会を制した。

 長野2日目、彼は常に、いずれにしても技術点と演技構成点で最も高い得点を獲得し、演技構成点の各項目でも最も高い評価を得た。

 何よりも、全日本史上初めてフリープログラムで200点越え(215.83)、トータルスコアで300点越え(319.36)を達成した。

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 今日の勝利で10回の大会出場で5度目の優勝を飾った。

 初出場は14歳になったばかりだった遥か遠い2008年まで遡らなければならない。

 今日まで全日本でより多く優勝したことがあるのは、本田武史(6回)、佐藤信夫(10連覇)だけである。

 数字はともかく、重要なのは身体表現と、彼が氷上に持ち込む至高のクオリティである。

 羽生結弦はその悠然とした佇まいの中で、同時にこの世のものとは思われなかった。

 全てのエレメントをまるで平凡なことのようにいとも簡単に実施した。

 シェイリーン・ボーンと協力して彼自身が振り付けた新しいフリープログラム「天と地と」は4分間、エネルギーを最適に配分できるよう研ぎ澄まされた知性によって構築されている。

 冴えわたった戦略の成果が初披露の演技から見られたのは偶然ではない。

 まとめると、我々は今日、本物の傑作を目撃した。フィギュアスケートの無比のチャンピオンのキャリアの中でもう何度目か分からないが。

 アイコン、いやこのスポーツのアイコンである。

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 紀平梨花、氷上で“片手側転決めた”「衝撃的」「インパクト凄っ 

THE ANSWER 2020年12月26日(土)9時18分配信

全日本選手権女子SPで初披露、米記者も評価「片手側転はクールでした」

 フィギュアスケートの全日本選手権が25日に開幕し、女子ショートプログラム(SP)は前年女王・紀平梨花(トヨタ自動車)が79.34点で首位発進した。演技の最中に氷上で片手側転という珍しい技を披露。日本のネット上では「衝撃的」「たまげた」「インパクトが凄すぎる」などと反響を呼び、海外からも驚きの声が上がっている。

 日本のエースが驚きの技で釘付けにした。冒頭の3回転アクセルを成功させるなど、安定した演技を披露していた紀平。その終盤だ。ビールマンスピンからステップにつなぐ場面、さっと左手を氷につくと、その腕一本で体を支え、綺麗に側転を見せた。事前から注目されていた片手側転を見事に成功。フィギュアスケートでは珍しいシーンに会場からも拍手が起きた。

 ネット上では「インパクトが凄すぎる」「すごく感動」「美しすぎて惚れ惚れ」「たまげた」「片手側転を軽々と…バケモンだ」「衝撃的」「初めて見た」などの声が続々。また、海外でも話題に。米名物記者のジャッキー・ウォン氏は各選手の演技を講評したツイートの中で、紀平の片手側転についても触れた。

 演技については「彼女のプログラムの方向性を本当に気に入っています。まだ強度を高めることも可能に思えますが、プログラムには一貫性を感じ、最後まで流れるようでした」と評価。その上で「その中でも、片手側転はクールでした」と記しており、好感を持った様子だ。抜群の身体能力を誇る18歳が演じたシーンは大きなインパクトをもたらした。

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関連エントリ 2020/12/29 ⇒ 【羽生結弦】超絶演技で魅了✍5年ぶり<全日本フィギュア>5度目の優勝!㊦
関連エントリ 2020/12/27 ⇒ 【羽生結弦】超絶演技で魅了✍5年ぶり<全日本フィギュア>5度目の優勝!㊥
関連エントリ 2020/12/25 ⇒ 【羽生結弦】“ノーミスなのに低評価”<全日本フィギュア>それでも✍SP首位発進。
関連エントリ 2020/12/24 ⇒ 【羽生結弦】Xmas参戦<全日本フィギュア>SP&FS✍新プロ投入!!

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 東京五輪開催へ コロナ対策切り札完結型PCR検査車に問合せ続々 

2021年1月4日(月)5時30分配信

 首都圏を中心に新型コロナウイルスの感染が拡大し、7月の東京五輪の開催が揺らぐ中、移動式PCR検査サービスが新たな感染予防策として注目を集めている。昨年11月から日本で初めて提供を始めたメレコム(横浜市)によると、日本選手権クラスのスポーツイベントや五輪の競技会場となっている自治体からも「テストケースとして使用してみたいとの問い合わせが相次いでいる」という。

 昨年12月23~27日に長野市で開催され、男子フリーで羽生結弦(26)が5年ぶりに優勝したフィギュアスケート全日本選手権でも、コーチや運営スタッフらに対して検査を実施した。大会関係者が滞在したホテルに停車していたのはトラックの荷台を改造したPCR検査専用の車両。臨床検査技師2人で手分けしてホテルで1人ずつ唾液を採取し、その後車内で検査。数百人は全て陰性だった。結果は、最短2時間で各自確認できるようになっていた。

 メレコムの中川隆太郎社長(36)は「スポーツイベントなどを実施する際のひとつの切り札になるのではないか」と説明。その理由について「一般的なPCR検査では結果が分かるまでに時間がかかる。検査を受けても、その間に感染してしまう可能性があり、そのリスクを減らすことができる」とした。

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 検体を採取する車両はこれまでにもあったが、PCR検査の結果まで分かるのはこの1台のみ。1回あたり最大96人分の検査が可能で約2時間ほどで検査結果が分かる。1日で最大500人分が可能。昨年11月から運用を開始し、約2カ月で4回出動。計400人分の検体を検査し、これまでに陽性者は確認されていないという。中川社長は今後について「スポーツイベントに加えて、病院がないところや高齢者の多い地域などでも活用したい」と展望を明かした。

 車両の普及には1台3000万円という価格が課題になる。同社も今後台数を増やすかどうかは未定。広報担当者は「アドバイスやノウハウなどできる限り技術を公開していく」と、他社の参入を促しながら全国展開につなげたいと期待を寄せた。

 ≪1検体1万~2万円≫移動式PCR検査にかかる費用は検体数によって異なるが、1検体あたり9800~2万2000円。これに500キロまでの出張料金20万円が加算される。価格は全て税別。

 

2020年12月13日 (日)

【内村航平】全日本選手権<鉄棒>3年ぶり5度目✍種目別優勝

 内村航平が超絶鉄棒3年ぶり5度目異次元得点15.700点 

デイリー 2020年12月13日(日)14時50分配信

 「体操・全日本選手権」(13日、高崎アリーナ)

 男子決勝が行われ、東京五輪に向けて鉄棒専念を決めた五輪個人総合2連覇王者の内村航平(31)=リンガーハット=は、H難度ブレトシュナイダーに加え、カッシーナ、コールマンも成功。着地もピタリと止めた。予選の15・533点を上回る異次元ともいえる15・700点をマークし、3年ぶり5度目の優勝を飾った。

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 演技後は両腕でガッツポーズし、さらに何度も右拳を握った。そして観客からの拍手に、“もっともっと”と煽った。演技の美しさを示すEスコア(出来栄え点)は、鉄棒では驚異的といえる9・1点だった。

 ただ、試合後、本人は「着地以外は予選の方がよかった。久々の予選と決勝の試合で、かなり疲労があった。離れ技のキレもよくなかった。着地も元気がなくなって止まったのかなと。内容はそこまでよくなかった」と、淡々と振り返った。

 得点についても「今回の点はあんまり参考にしてない」。ただ、勝負の東京五輪シーズンに向け、確かな手応えは掴んだ。

「鉄棒に専念して3戦目で、ようやく鉄棒に合わせられる能力が高まってきた。すごくいい経験ができたし、来年の東京五輪に向けて、すごく大事な日になった」とうなずき、「どんな人がみてもすごい、美しい演技が目標。さらに高みを目指していきたい。まだ東京五輪に向けてはスタートラインにも立っていない。率直にまだ喜べない。まだここから。喜んでいる暇はないし、今すぐ練習して来年に向けてやっていきたい」と、見据えた。

内村航平べない演技でした」—全日本選手権

SANSPO.COM 2020年12月13日(日)19時29分配信

 体操・全日本個人総合選手権、全日本種目別選手権 最終日(13日、群馬・高崎アリーナ)男子決勝が行われ、種目別の鉄棒に絞って東京五輪を目指す内村航平(31)=リンガーハット=が15・700点をマークし、3年ぶり5度目の優勝を果たした。H難度の手離し技「ブレトシュナイダー(コバチ2回ひねり)」を決め、予選で出した驚異のスコアを上回った。6種目による個人総合は、萱和磨(かや・かずま、24)=セントラルスポーツ=が首位だった予選との合計173・764点で初制覇を飾った。

H難度ブレトシュナイダー決めた

 豪快に腕を振り上げ、観客をあおりにあおった演技後から一転、取材エリアに姿を見せた内村は冷静だった。

 「率直に言うと喜べない。『剛』の演技でした」

 H難度のブレトシュナイダーを皮切りに、次々と手離し技を決めた。着地も微動だにしない。予選の15・533点を超える15・700点で戴冠。世界選手権過去3大会の金メダルに相当するスコアを、11月の国際大会から3演技続けてマークした。

美しい体操にこだわる完璧主義者

 それでも、美しい体操にこだわる完璧主義者は満足しない。予選から中1日で迎えた決勝。疲労が色濃く、技を決めるたびに体が重くなった。予選では一歩動いた着地をぴたりと止めても「切れが良くなかった。着地は元気がなくなって止まったのかな」。“柔”ではなく“剛”。力と気持ちで押し切った演技に納得できなかった。

 「(難度を示す)Dスコアも(出来栄えを示す)Eスコアも上げていかないといけない。種目別で金メダルを狙うなら、どんな状況でも演技しないと」と佐藤寛朗コーチ。連続技を組み込み、難度を上げる計画もある。オールラウンダーの頃は週5日だった練習を6日に増やし、1日あたりの量を数時間減らした。試行錯誤を重ねながら歩む東京五輪金メダルへの道は、まだ途上だ。

五輪へのスタートラインにも立っていない

 例年冬場は海外で強化を図ってきたが、この先は国内でじっくり鍛える。「まだ(五輪への)スタートラインにも立っていない。結果とか点数に喜んでいる暇はない。今すぐ練習して、来年に向けてやっていきたい」。第一人者が描く理想像は、完璧の先にある。(鈴木智紘)

ブレトシュナイダーとは

 鉄棒の「コバチ」(バーを越えながらの後方抱え込み2回宙返り懸垂)に2回ひねりを加えた技。2014年にドイツのブレトシュナイダーが披露し、15年に国際連盟から認定された。最高のI難度に次ぐH難度。スペシャリストの宮地秀享(茗渓ク)らが操る。

体操・東京五輪への道

 男女とも団体総合の代表は4人。今後の国際大会の結果次第で、日本は団体総合とは別に男女とも個人で最大2人の出場が可能。内村は種目別の鉄棒に絞って宮地秀享ら他のスペシャリストと争い、個人の出場枠で五輪を目指している。国内選考会は来春開催される。

 体操全日本女子個人総合Vの村上茉愛 キング内村の〝五輪開催メッセージ〟に「自分じゃ言えないな」 

東スポWeb 2020年12月12日(土)19時06分配信

 体操の全日本選手権(群馬・高崎アリーナ)の女子個人総合で優勝した村上茉愛(24=日体クラブ)が12日、新型コロナウイルス禍で来年夏に延期した東京五輪への複雑な思いを口にした。

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 この日、2年ぶり4度目の優勝を飾った村上はインタビューで東京五輪への気持ちを問われると「ホントにこの先どうなるのか分からない。自分だけじゃないし、みんなそう思っているので…」と話した。前日会見(9日)でも先行き不透明な今後について「世の中の状況でどうなるか誰も分からない状態。大会があると言われても、明日にはどうなるか分からない。この状況はこれからもあると思う」と語っている。

 東京五輪は村上にとって集大成の舞台。五輪の最終演技の着地をもって現役引退を決めている。だが、世の中は開催を危ぶむ声、中止を求める声が大半を占めている。心の中で思っていても、口に出せないもどかしさがある。

 先月8日、五輪開催の〝試金石〟と言われた国際大会の閉幕セレモニーで、体操界のキング・内村航平(31=リンガーハット)はリスクを背負って本心をハッキリと口にした。

「〝できない〟ではなく〝どうやったらできるか?〟を皆さんで考えてほしい。できないと思わないでほしい」

 このスピーチはアスリートや五輪関係者から称賛を浴びる一方、現実を見ていないと批判の対象にもなった。それらを全て受け入れて発信した内村の覚悟に、村上は大きな感銘を受けたという。

「最初に思ったのは、自分じゃ言えないなって。みんな思っていることは同じだと思うけど、どうしても口にできなかった。それを言ってもらって、うれしかった」

 さらに村上は「難しいな」「なかなかこういうコメントって」と慎重に言葉を選びつつ「航平さんって、やっぱりすごいなって思いました」と敬意を抱いていた

 内村航平世界初16点台射程限界説一蹴した31歳の伸びしろ 

東スポWab 2020年12月12日(土)6時15分配信

 こんなもんじゃない! 体操の全日本選手権の男子予選(11日、群馬・高崎アリーナ)に出場した五輪個人総合2連覇の内村航平(31=リンガーハット)が種目別の鉄棒で15・533点の超ハイスコアをマークし、予選トップ通過を決めた。それでも内村は「65点」と自己採点し、会場で演技を見た高橋孝徳男子審判本部長(51)も「もっと切れ味は鋭くなる」とさらなる進化を予言。数々の金字塔を打ち立てたキングだが、まだまだ〝伸びしろ〟がありそうだ。

 鉄棒をつかんだ瞬間、キングのスイッチが入った。世界を取った人間にしか分からない感覚を内村は「軽いゾーン」と表現した。「久々に体験できた。自分で動かしているけど、勝手に動いているような」

 冒頭のH難度の大技「ブレトシュナイダー(後方抱え込み2回宙返り2回ひねり)」を華麗に決めると、カッシーナ、コールマンも難なくこなした。ゾーンに入ったまま演技を続け、最後の着地で「現実に戻った」という。

 右手で力強くガッツポーズし、納得の表情を浮かべたものの、試合後は「65点です」と辛めの自己採点。「着地が止められていない」「練習と同じような感覚になってしまっている」「成功させたい気持ちが強い」「もうちょっと余裕を持って演技したい」と反省の弁を並べた。

 キングに同調するように、演技動画をチェックした高橋本部長も「シュタルダー1回半ひねりのゆがみ、倒立での角度や締め、手離し技の後のヒジの曲がりなど、もっとキレ味は鋭くなると思います」と具体的に指摘。何年も世界の頂点に君臨した内村を知る高橋本部長は「彼は極限を目指していますから。まだ最高のパフォーマンスとは言えません」と言い切った。

 いったい、内村の得点はどこまで伸びるのか。今回の得点は過去3年の世界選手権同種目金メダルを大きく上回り、東京五輪の個人枠を争うライバル・宮地秀享(26=茗渓クラブ)にも完勝。2017年6月の全日本種目別選手権(鉄棒)で自身がマークした15・750には届かなかったものの、細かな課題を克服すれば16年リオ五輪後のルール改正以降、世界初となる「16点台」も決して夢ではない。

 昨年は満身創痍で限界説もささやかれ、自ら東京五輪出場を「夢物語」と漏らした。だが、この日の演技を見る限り、鉄棒に専念する決断は正解。地獄を見たキングの絶頂期が来年夏に用意されているとすれば、これ以上のドラマはない。

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 阿部一二三、悲願の五輪66㌔代表 成長の源流はとの特訓 

毎日新聞 2020年12月13日(日)18時19分配信

 東京オリンピックの柔道男子66キロ級代表決定戦が13日、東京都文京区の講道館であり、2017、18年世界選手権覇者の阿部一二三(23)=パーク24=が、19年世界選手権王者の丸山城志郎(27)=ミキハウス=に勝ち、自身初めて五輪代表の座に就いた。

 阿部は神戸市に生まれ、6歳で柔道を始めた。今でこそ「天才」と称されるが、幼いころは小柄で決して名の知れた存在ではなかった。

 成長の源流は父浩二さん(50)との二人三脚の特訓にある。小学2年ごろから連日、自宅近くの公園で、バスケットボール大の重さ2キロのトレーニングボールを上や横に投げて体幹を鍛えた。柔道に生きるように腰や腕をひねる「円の動き」を意識してトレーニングしたという。現在の強じんな体幹から繰り出す豪快な担ぎ技につながっている。

 ただ負けん気の強さは当時から一流だった。優勝を狙った大会で負けると、飛躍を誓い、道場の行き帰りを走って往復した。遠足で疲れていても走り抜いた。小学生時代は全国大会に出場できなかったが、地道な努力が実を結んで中学2年で全国優勝。勢いに乗ると、高校2年で出場した14年の講道館杯では男子最年少の17歳2カ月で優勝した。17年には20歳で世界の頂点まで駆け上がった。

 18年に世界選手権2連覇を果たすと、次第に海外勢からも研究され、国際大会で優勝から離れた。同時に大けがから復活した丸山に19年夏の世界選手権を含めて直接対決で3連敗し、東京五輪代表争いで窮地に立たされていた。

 その時に刺激になったのが同じく柔(やわら)の道を進む女子52キロ級の妹、詩(20)の存在だった。19年世界選手権で2連覇した妹を見て、「上に行かれて悔しかった」という。自らと同じように豪快な投げ技で一本を量産する妹と一緒に練習する機会を増やし、自らを奮い立たせた。

 19年11月のグランドスラム大阪決勝は丸山との直接対決となった。負ければ、丸山が五輪代表の条件を満たす崖っぷちで、阿部は本来の前に攻め続ける「超攻撃型」の柔道で勝利をつかみとり、代表争いで追いついた。「(一緒に練習した)妹の存在が大きかった」。失いかけた負けん気と自信を取り戻していた。

 2月に東京五輪代表を決めていた詩と同じ畳に立つため、迎えた代表決定戦。「豪快な一本を取りにいく自分の柔道で、代表を必ず決める」。固い誓いを胸に悲願をかなえた。

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 柔道66㌔代表決定戦前夜、丸山城志郎息子は勝てない 

NEWSポストセブン 2020年12月12日(土)12時05分配信/柳川悠二(ノンフィクションライター)

 まさに世紀の一戦、いや一騎討ちだ。東京五輪に臨む柔道日本代表で、唯一、代表(内定者)が決まっていなかったのが男子66キロ級だった。昨年の東京世界選手権男子66キロ級の王者である丸山城志郎(27)と、2017年から同大会を2連覇した阿部一二三(23)。実力が拮抗したふたりの世界王者による異例の代表選手決定戦が12月13日、柔道の総本山である講道館7階の大道場を舞台に、ワンマッチで行われる。

「城志郎は負けると思います。世紀の一戦だかなんだか知りませんが、オリンピックに出場することよりも、金メダルを獲ることよりも、大事なものが今の城志郎には欠けている」

 五輪切符に手を掛けている丸山に厳しい言葉を投げかけたのは、1992年バルセロナ五輪の男子65キロ級代表で、丸山の父であり、柔道の師である顕志氏(55)だ。

運命の日が延期で一二三の日

 世がコロナ禍に見舞われなければ、66キロ級の代表は今年4月5日の全日本選抜体重別選手権の結果を受けて内定者が決まるはずだった。だが、東京五輪の延期と共に、同大会は流れた。顕志氏はこの日を運命の日と位置づけ、当時は息子の勝利を信じていた。

「28年前の4月5日に、私は講道館杯で優勝し、バルセロナ五輪出場を決めたんです。しかも、その日は長男の剛毅の誕生日でもあります。ところが延期になり、改めて代表決定戦の日程が発表された瞬間、正直な感想として息子に勝ち目はないと思いました。12月13日と、1、2、3という数字が並び、ほぼほぼ阿部“一二三”君の日じゃないですか。それは単なる偶然としても、息子のこれからの人生を考えたら、むしろ阿部君に『こんなヤツに負けたらいかんぞ』と言いたいくらいです」

 顕志氏はかつて、出身地の宮崎で「泰山学舎」という道場を開き、ふたりの息子をオリンピアンに育てるべく英才教育を施した。バルセロナ五輪の試合前日、あまりの緊張に眠ることができず、普段口にしたこともなかった睡眠薬を飲んだことで翌日身体が動かなくなってしまった失敗談などを伝え、ちょっとした気の緩みや奢りが、「大きな失敗=敗戦」につながると指導してきた。自身が果たせなかった五輪金メダルの夢を息子たちに託すあまり、鉄拳制裁もいとわぬ時代錯誤な厳しい指導も繰り返してきた。

 顕志氏の人柄がよく分かるのが、丸山が中学時代のエピソードだ。投げられて敗れるならまだしも、消極的な姿勢で「指導」の差による敗北が続いた時期に、「お前の柔道には心がない」と名前に入った「志」の文字の心をとり、「城士郎」の登録名で試合に出場させたのだ。また、2016年の選抜体重別で新星・阿部にやはり「指導」の差で敗れるや、「名前を四五六に改名しろ」と言い放つ。さらに勘当を告げ、それは3年間も続いた。

 両者は連絡をいっさいとらず、その間に丸山は結婚もしている。

 昨年、東京世界選手権を2週間後に控えた夏の日、丸山の妻の親族から仲介の申し入れがあり、丸山と顕志氏は3年ぶりに対面した。丸山は連絡を絶っていたことを詫び、「必ず世界一になります」と誓ったという。スーツを着た丸山は上着を脱がず汗だくのまま正座を続けていたが、その目は輝き、「良い顔をしているな」が顕志氏の正直な感想だった。

 世界選手権の会場である日本武道館まで丸山の祖母や妹も連れて応援に行くことを決め、応援グッズも自作した。試合の前夜から誰もいない日本武道館のチケット売り場に並び、雨の中チケットが発売され、購入するや一目散に席に向かった。

 丸山はそこで世界王者となるも、顕志氏は「そこからまた連絡が途絶えてしまって……」と明かす。

 続く昨年11月のグランドスラム大阪で、丸山は阿部に勝利すれば、66キロ級の代表に内定することが決まっていた。だが、決勝で阿部に敗れ、さらに丸山が欠場した今年2月のグランドスラム・デュッセルドルフを阿部が制したことで、代表レースは横並びとなった。

「確かに世界一にはなりましたが、天狗になり、世界一病になっているのではないか。彼の勝利を願って、88歳になるおばあちゃんは毎日、祈っているんです。そのおばあちゃんに対するお礼の連絡もせず、祝勝会にも呼ばず、本人はのんきに嫁と一緒にYouTubeに出たりしている。アスリートである前に、人として大事な物を見失っているのではないか」

ワンマッチで勝てるのか

 代表が決まる予定だった4月5日を前に、いても立ってもいられなくなった顕志氏は丸山が練習拠点とする天理大に向かった。そこで顕志氏は同大で練習する大学生も唖然とする行動に出る。丸山と会うなり、「何を考えているんだ! どういうつもりで生きてきたのか!!」と問い詰め、息子に対して平手打ち……。

「今の時代に許されない親子の関係ですし、反省もします。天理大の関係者にも、もっと落ち着いて行動してくださいとなだめられました。でも、今の状態のままではとても阿部君に勝てるとは思えなかった……」

 正直なところ、顕志氏の本心が、突飛な言動のあまり見えなくなる。だが、心の奥底では息子の五輪出場、そして金メダルを誰より強く信じているのではないか。

 今年に入ってから私は、顕志氏が拠点とする福岡の自宅兼道場を二度、訪ねた。道場へ続くコンクリートの階段には五輪マークが刻印され、道場内にも壁や天井にこれでもかというぐらいに五輪マークが描かれている。丸山が拠点とする天理から遠く離れた福岡で、息子の出場を願っているからこそだろう。一方で、このままでは阿部に負けてしまうかもしれない――その危機感が、息子に対する強烈な言動につながっているのだ。

 代表決定戦は異例の一騎打ちで、本戦4分で決着がつかなければゴールデンスコアに入り、勝敗が決着するまで無制限で争われる。

「スタミナは息子のほうに分があり、長期戦になると有利だと思いますが、冬場の試合ですしなにせワンマッチですから、勝敗に影響はないでしょう。阿部君に対し、城志郎の内股がかかるとは思わないし、(過去の対戦で有効だった)巴投げももうかからんでしょう。ワンマッチだからこそ、阿部君はよりガンガンと前に出て圧力をかけてくる。城志郎の技を力で返したり、いなしたり、強引に技をかけたり……阿部君の破壊力を考えれば、やはり城志郎の分が悪い」

 天理大の穴井隆将監督は教え子である丸山と阿部の試合を「日本刀と鉈の戦い」と表現していた。教本に載っているような、美しく切れ味するどい丸山の柔道と、一度掴んだら強引に担ぎ技に入って相手を豪快に放り投げようとする阿部の柔道を見事に対比した言葉だろう。

 ふたりの世界王者による、五輪本番よりも面白い世紀の一戦――無観客で行われるこの試合を、顕志氏はどこで、いかなる表情と感情で見守るのだろうか。

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柔道史上ワンマッチ”テレ東「中継途中わった

日刊スポーツ 2020年12月13日(日)17時20分配信

<柔道:男子66キロ級・東京五輪代表決定戦>◇13日◇東京・講道館新館7階大道場(無観客試合)

 東京五輪柔道代表の男女14階級で唯一決まっていなかった男子66キロ級代表決定戦が行われ、17、18年世界王者の阿部一二三(23=パーク24)と19年世界王者の丸山城志郎(27=ミキハウス)との日本柔道史上初の「ワンマッチ」を生放送したテレビ東京の中継が、試合の決着がつく前に終了してしまった。

 放送時間は午後4時から5時15分までだった。試合開始は16時40分がメドとされ、開始から40分以上はこれまでの戦いぶりなどで大いに盛り上げていたが、試合が長期の延長戦となったことで、放送時間がなくなったようだ。

 ただ、過去の2人の対戦は7戦中6戦が延長戦までもつれ込んでおり、接戦は必至ともいえる状況だった。

 テレビ東京がニュースに突入した時点で、阿部が死闘を制した。

空手型女子清水希容8連覇逃し敗退「気持ちのさ」

産経新聞 2020年12月13日(日)20時09分配信

 空手の全日本選手権は13日、東京・日本武道館で行われ、形女子は大会タイとなる8連覇を狙った東京五輪代表の清水希容(ミキハウス)が決勝で敗れた。

 得点が出た瞬間、会場がどよめいた。形女子の決勝で、得意の「チャタンヤラクーサンクー」を演武した清水希だったが、得点が伸びずに敗退。全日本選手権の連覇が7でストップした。

 大きな失敗はなく「無難にやってしまった。自分の気持ちの弱さ」と振り返った。来年の東京五輪に向けて「この結果を深く受け止めたい。自分の強いところを出せるようにしたい」と前を向いた。

空手型男子喜友名諒V9、師匠の誕生日に歴史作った

日刊スポーツ 2020年12月13日(日)20時00分配信

<空手:全日本選手権>◇13日◇日本武道館◇男子形

 男子形で東京オリンピック(五輪)代表に内定している喜友名諒(30=劉衛流龍鳳会)が前人未踏の9連覇を果たした。

 形女子の清水希容(ミキハウス)は決勝で大野ひかる(大分市消防局)に敗れて8連覇ならず。体重無差別の組手は、女子が沢江優月(帝京大)が初めて制し、東京五輪代表の植草歩(JAL)や宮原美穂(帝京大職)は予選で敗れた。男子は崎山優也(近大)が初優勝。

   ◇   ◇   ◇

 他種目では優勝候補が次々と敗れる中、男子形では絶対王者の喜友名が実力を誇示した。決勝ではアーナンを演武して28・74点の高得点をマーク。歴代単独最多となる“V9”を達成し、「新記録をつくりたいと思っていたわけではないが、続けてきたから連覇につながった」。この日は恩師である佐久本嗣男氏の73歳の誕生日。最高の結果を出してお祝いし「師匠の誕生日に新しい歴史を作れてうれしい」と喜んだ。

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2020年11月16日 (月)

【東京2020】バッハIOC会長✈来日「コロナ禍での開催」明言

 IOC会長「トンネルの先の光になる」東京五輪、来年開催に前向き 

THE PAGE 2020年11月16日(月)18時01分配信

 東京五輪・パラリンピック開催に向けた協議で来日した国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は16日、大会組織委員会の森喜朗会長と合同記者会見を開いた。バッハ会長は冒頭、大会が開幕する9か月後までには「ワクチンが入手可能になるだろう」との認識を示し「安心な環境で大会を開く道具箱はそろっている。日本と手を携えて(大会を)開催したい。開催すれば団結のシンボルとなる。トンネルの先の明かりになる」と述べ、大会開催に依然、前向きな姿勢であることを示した。

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 バッハ会長は、日本で観客がいる中でプロ野球試合が開かれている例などを挙げ、「完全なスポーツイベントをできると証明できた」と説明。他にも世界で多くのスポーツ大会が「成功裏に」行われたことも強調した。

 森会長は、「フェイクニュースなどがスマホなどで(拡散され)何かバッハさんがお見えになったのは強硬論の森を抑え込むために来たとか、その会談のためにお見えになる(などと)と随分流れたが、きょうの(バッハ)会長の行動、発言によって疑念を持っていた方は払しょくされたと思う。ますますIOCとお互いの価値観を共有しながら、しっかり絆を深めていきたい」と語った。

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 バッハ会長ワクチン接種IOC費用負担明言 

日刊スポーツ 2020年11月16日(月)18時16分配信

 来日中の国際オリンピック委員会(IOC)トーマス・バッハ会長(66)と、東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)らが16日、東京・晴海の組織委オフィスで合同会見を行った。

 冒頭、森会長が「バッハ会長の来日に際し、開催強硬論を唱える森を抑えに来た、というようなフェイクニュースが多く流れていたが(バッハ氏の開催確信発言を受け)その疑念が払拭されたはず」とあいさつ。その後、質疑応答が始まった。

 菅首相や小池都知事らと会談した際、バッハ会長が海外からの入国者に「ワクチン接種」を要望する考えを示したことについて説明した。「私が言ったのは、すべての努力をします、ということ。多くの参加者にとって、できる限り接種してほしいと明確に申し上げたい。うわさが流れているようだが、受けないとダメだとは言っていない。説得をしていく」。

 その上で「まずは医療従事者、我々の社会のために働いている人の接種が1番。その次、もしワクチンをさらに確保できるのであれば、IOCがコストを見ます」と費用負担を約束した。NOC(各国・地域オリンピック委員会)と協力し、接種人口を広げていく考えという。

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 入社6カ月希望退職迫られたホテル勤務22歳…コロナ失業の現実 

BUSINESS INSIDER 2020年11月16日(月)8時10分配信

 東日本にある客室数500を超える大型ホテルで、2020年4月から新卒正社員として働いていた22歳の男性は、同じ年の10月末でこのホテルを退社した。

「希望退職」という形ではあるものの、コロナで経営不振に陥った会社から「入社1年目から3年目の社員」は、「組織スリム化」のためのリストラの標的にされたのだ。「希望退職」は名ばかりで、実質、選択肢のない失業だった。

 東京商工リサーチによると、2020年は8月13日までに、早期・希望退職者募集を開示した上場企業は52社にのぼる。前年の2019年は1年間で35社だったのに比べると、とっくに過去一年分を上回っている。コロナの終息が見えない状況では、希望退職を募る企業は今後も増えると予想される。

 入社後、わずか6カ月で男性は「退職」を突き付けられた。

「コロナでホテルが苦しいのはよく分かります。でも会社が社員を大切に思っているとも思えません」

 男性はやり場のない気持ちをため込んでいる。

入社直後、ホテルが閉鎖に

 私立大学に通っていた男性は、学生時代に飲食店でのアルバイトの経験を持ち、「将来は接客業に携わりたい」と考えていた。

 就職活動では、エンターテイメントや宿泊に関する企業を中心に選考を受け、第2志望だったホテルでの就職が内定。

「第2志望とは言え、あこがれのホテルでした。会社説明会で出会った社員の方が生き生きと働いていて、当時は仕事ができることを楽しみにしていました」

 しかし2020年、新型コロナウイルスが、ホテル業界を直撃した。

 男性が働くホテルは入社後に閉鎖。同期の新入社員は20人以上いたが、入社後は出社はするものの、ビジネスマナーやベッドメイキングなどの研修を受けるだけで、ホテルの再開を待つ毎日だったという。

「ゴールデンウィークには、コロナも落ち着くと思っていました。でも結局、5月も6月もホテルは休業になり、仕事ができない状況が続きました。5月以降の給与は、約6割に減額されてしまい、『これからどうなるのだろう』と不安でした」

GoToトラベルで週末には客戻るも……

 新型コロナの感染者数が落ち着いてきたこともあり、7月になってやっとホテルが再開された。

 団体客や会社の宴会などの需要は壊滅的な状況だったが、7月下旬には政府の旅行需要喚起策である「GoToトラベル」も開始され、週末は客室がほぼ満室になることもあったという。

 男性もホテルの現場に出て働くようになり、「ホテルの顔としての緊張感を味わった」という。

「ずっと人のいないホテルを見てきたので、お客様が入るようになると、がらっと雰囲気が変わりました。社員として売り上げも意識しながら仕事をするのは初めての経験でしたし、再開したホテルでいい接客をしたいと気合も入っていました」

 また人事部からメールで、今後給与が満額支払われるという連絡もあった。

「どうにかこのホテルで働き続けられそうだと、やっと安心できました」

 しかし9月。その期待は裏切られることになる。

突然告げられた「組織のスリム化」

 男性が働いていたホテルは、複数の系列ホテルをもち、それぞれの運営会社を子会社に持つ親会社が存在する。親会社が実質的な経営を握っており、傘下ホテルの管理職として、親会社の社員を出向で受け入れることも珍しくないという。

 9月上旬。男性ら社員に、親会社の社長が参加する説明会が開催されるとのメールが届いた。これまでも、ホテルの休業前後などに社員向けの説明会が開かれていたので、特に気に留めることはなかったという。

 コロナ対策として説明会は複数回に分けて行われ、立食パーティーなどに使う宴会場には、数十人の社員が集まった。

 社員を前にした親会社の社長は、「グループの経営が厳しい状況にあります。不動産の賃借料の支払いも滞納している状況だ」と窮状を説明。すぐにその場を去ったという。

 その直後、ホテルの総支配人が「組織のスリム化を図るため、従業員を半数程度にします。希望退職を募ります」と切り出した。

希望退職の対象に……「何も考えられず」

 ステージ上のスクリーンにはスライドが投影され、各部門での削減人数が示された。「対象者選定基準」として、「入社1~3年目までのスタッフ」と、統廃合される部署が挙げられたという。

 入社1~3年目の社員が選ばれた理由については、「まだ研修の段階で、トレーナー役も必要だから」と説明されたという。

「その時はショックで何も考えられませんでした。直前に給与が戻ると言われたばかりだったので」

 男性は、希望退職に関わる肝心な部分は説明しなかった社長に対して、不信感をおぼえたという。

「社長はリストラについてほとんど説明せずに、会場を去りました。『僕たち働き手のことを何だと思っているのか』と、後から怒りが湧いてきました」

新入社員は全員「希望退職」に応じる

 男性が務めていたホテルには労働組合もあり、人員削減の方針について、会社側に撤回を求めたものの、会社側は応じなかったという。

「部署によっては『人員を半分にする』とだけ説明されていたので、(明確にリストラを示されたわけではない)4年目以降の社員は『誰が切られるか分からない』という状況で働いていました」

 集会から数週間後、男性は総支配人と人事責任者が同席する面談の場で、「希望退職に応じれば、1カ月分の給与は多く支払う」と説明された。

 男性は仕方なく、希望退職を決めたという。

「ホテルの経営が厳しいのは分かりますし、仮にこのまま働き続けられたとしても、ホテルが倒産したらどうしようもありません。身を守るためにも、転職するしかないと思いました」

 男性を含めて、20人以上いた新入社員は、全員が希望退職を選択したという。

増えるアルバイト雇用に違和感

 男性が働いていたホテルでは、男性を含め半数がホテルを去ることになったが、正社員が減った分、アルバイトは増員している。希望退職した元社員が、引き続きアルバイトとして働いているケースもある

「アルバイトを雇う金があるなら、なぜ解雇するのか。会社の方針には、歯がゆい思いがあります。元従業員の間では、『2021年の東京オリンピックでは人が必要で、それまではアルバイトとしてつないでおきたいからでは』と話しています」

 男性は人員削減を告げられていた9月から転職活動を始め、希望退職後に、ホテル業ではない他のサービス業への転職が決まった。

「現場で働いている同僚は、優しい人ばかりでした。ホテルの経営を考えるとしょうがないという気持ちもありますが、社員を大切にしないような会社のやり方には、納得できない」

親会社「雇用の維持は大前提だった…」

 男性が勤めていたホテルの親会社の関係者は、Business Insider Japanの取材に応じ「会社を守るため、希望退職の募集はやむを得なかった」と説明した。

 関係者によると、系列ホテルでは2月以降、外国人観光客を含む宿泊者や、レストラン・イベント会場の利用が激減。3月以降は赤字経営が続いた。

 従業員の雇用維持のため、政府が休業時の賃金を一定量支給する「雇用調整助成金」や、金融機関からの無利子での融資、社会保険料や法人税などの支払猶予を申請。また全ホテルの従業員を対象に給与の一部カットを実施した。

「雇用の維持を大前提として、あらゆる対策をとってきました。ただ感染の拡大を受け、客室の稼働率が数%台にまで落ち込んだホテルもあり、希望退職を募らざるを得ませんでした」

 管理職を対象に希望退職を募り、ホテル内に複数のレストランがある場合などは、一部閉鎖を進めるなど、人件費の削減に取り組んだ。

 しかし、コロナの影響は続き、一部屋当たりの客室料金も下げざるを得なかった。そうした末に、若手社員も対象に希望退職を募ることになったという。

土日に利用が集中「正社員では対応できない」

 正社員に希望退職を募りながら、一方でアルバイトを雇用している点については、こう説明する。

「あくまで希望退職をした社員も、アルバイト募集からは除外していません。正社員をアルバイト化しているわけではありません。コロナの影響でビジネス利用が激減したことで、土日に利用が集中しているホテルも多い。『土日にだけ来てほしい』というのは正社員にはできず、アルバイト雇用を増やすしか方法がありません」

 関係者は、「このまま政府の対応が遅れたら、多くのホテルが倒産する」と危機感を募らせる。

「雇用調整助成金は申請してから支払いまで数カ月かかりました。そして条件によっては8割程度しか支給されない。しかも、それは人件費だけの話。ホテルにとっては建物の賃料も莫大で、上限600万円の持続化給付金では桁が違います。今を乗り切れても、その先いつまでもつか展望を持てないホテルは多いと思います」

GoToトラベルよりも「直接給付を」

 東京商工リサーチによると、2020年11月11日までにコロナに関連し経営破綻した企業は全国で675件。このうち55件を宿泊業が占め、飲食業、アパレル関連に次いで、ホテル業界は厳しい状況が続く。

 この親会社の関係者は、宿泊業や飲食業を対象にした特別の補償が必要だと話す。

「確かにGoToトラベルで客足が戻ってきたホテルもありますが、エリアや業態によって全く人が戻っていないホテルもあります。現状では冬のボーナスを支給できる宿泊業者は少ないと思いますが、それではローンを払えない人も出てきてしまいます。ホテルや飲食店など、危機に瀕している業界に直接給付などの施策がないと、生き残れません」

 また、政府には今後の展望を明確に示してほしいと訴える。

「GoToトラベルがいつまで続くのか分からないと、経営計画も立てられません。今は生きるか死ぬかと言う状況。ハンコの廃止を進める前に、支援策を含め、先の見通しをしめしてほしいです」(ホテル親会社関係者)

十分な説明なしの希望退職はグレーゾーン

 労働問題に詳しい今泉義竜弁護士は、ホテル勤務だった男性のケースについて「企業側は希望退職を募る場合でも、社員にきちんと説明する必要がある」と指摘する。

「希望退職なのか整理解雇なのか、線引きが難しい場合も多い。退職させようと誘導したり、十分な情報を与えなかったりすることは、法律的にはグレーゾーン。企業側は雇用を維持するという前提に立ち、なぜ、どのような基準で、何人の社員に希望退職してもらいたいのか、財務状況など根拠を示すべきです。その上で、社員が希望退職を選択するかしないかの判断ができないといけない」

 コロナの影響で失業者は増えているものの、訴訟の場で解雇を争う例は少ないという。

 不当な解雇に当たる事案であっても、裁判では時間と費用がかかる上、再就職先を探す必要もあるためだ。

 しかし今泉氏は、こう指摘する。

「グレーな解雇を野放しにしないためにも、希望退職を求められた場合は、簡単に納得はせすにきちんと説明を求めるべきです。仮に見切りをつける場合でも、労働基準監督署や労働弁護団の無料ホットラインなど、専門家に相談してみてほしい」

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 羽生結弦教授驚かせたAI卒論フィギュアの歴史変える研究 

女性自身 2020年11月17日(火)6時06分配信

「モーションキャプチャといって、体中や指先に30本くらいのセンサーをつけ、動きを3Dで記録したり分析する技術があるんです」

 教え子である羽生結弦(25)の大学時代とその研究について語ってくれたのは、早稲田大学人間科学部人間情報科学科の西村昭治教授。

 羽生は、'13年に入学した早稲田大学の人間科学部通信教育課程を7年半かけて今年9月に卒業した。'16年ごろからは西村教授のゼミへ所属。その卒業論文は、「フィギュアスケートにおけるモーションキャプチャ技術の活用と将来展望」というもの。

 羽生が書いた卒論の文字数は3万字で、これは平均的な学生の倍はあるという。そこまで研究に入れ込めたのは、確たる動機があったからのようだ。

 まず一つは、自分の競技に生かしたいという思い。

「“いいと思ったときと悪いと思ったときではどこがどう違うのか、自分の滑っているときの感覚的なものを数値化してみたい”と。どうなると失敗で、どう兆候が表れるのか、モーションキャプチャで調べようという話になりました」以下、「」内は西村教授)

 そして、もう一つの動機は“フィギュア界の発展のために”。

「私の研究室は“遠隔教育”というのが一つの研究テーマなんです。たとえば踊りやスポーツなんかは言葉だけで伝えるのは難しいですよね。それらをインターネットなどを通じて教えていく仕組みを作れないかという研究です。

 羽生さん自身もカナダに移住していますが、フィギュア選手は優秀な指導者の近くに引っ越すことが多いですよね。ですが、遠隔である程度、教えたり教わったりできれば、わざわざ引っ越さずとも練習ができるようになる。それを実現するために、選手が跳んだり回っている動きを、モーションキャプチャを使ってデータにして、コーチと共有すればいいのではないか。

 羽生さんは、自分のことだけでなく、いろんな人のことを考えてこの研究テーマを選んだんです」

1番の成績と指導教授も太鼓判

 さらに発展して羽生が考えていたのが、モーションキャプチャ技術をフィギュアスケートのAIによる自動採点に生かすこと。

「たとえば、フィギュアスケーターのなかには、回転が足りないのに、4回転に見せかけるような、ごまかしがうまい人もいるようで。高度な技だと、審判が完全に正確なジャッジをできていないときもあるみたいなんです。羽生さんは“見えないところでごまかして跳ぶといったことも行われているけれども、それはよくない”と言っていました」

 ルール違反でも審判がOKといえばセーフ、と考えるスポーツ選手もいるものだが……。

「“それじゃいけない。ちゃんと規定があるんだから、それを順守して試合に臨んでほしい”と」

 史上初の4回転アクセルを目指す羽生としては、“ずるジャンプは許せない!”という気持ちは誰よりも強いのだろう。

 こうした“正義の魂”が込められた研究は、卒業論文として7月に書き上げられた。

「羽生さんが卒論を本格的に書き始めたのは3月ごろでした。幸か不幸か、コロナの影響で5~6月のアイスショーが中止になって、卒論に集中できたのでしょうね。出来も非常によく、私の受け持ちのなかでは1番の成績をつけました。文章もうまいんです。

 私自身、彼の卒論で新しい発見もありました。曖昧な部分もあるフィギュアの採点をAIを使ってクリアにする。この研究を続けていけば大がかりな装置も必要なく、普通のテレビカメラでもなんとかなるという可能性を示してくれました。これは本当にフィギュアスケートの歴史を変えるような研究になるのではないかと思います」

 研究段階とはいえAIによる採点は本当に実現可能なのだろうか。

「あとはもうデータさえとれれば技術的には実現できます。羽生さんだけでなく何十人かの選手を集めて、モーションキャプチャと映像でいろんな技のデータをAIに学習させるんです。それをスケート連盟とオフィシャルデータとして共有すれば、どこでも使えるようになるでしょう」

先生に褒められたのがうれしかった

 研究のために定期的に連絡を取り合っていたとはいえ、主なやり取りはスカイプなどネット上だった羽生と西村教授。それだけに、実際に顔を合わせたときの思い出は強く心に刻まれているそう。

「羽生さんと直接、会ったのは4~5回ほどですね。アイスショーの後に研究の打ち合わせを兼ねて会ったときのことが印象に残っています。彼はショーが終わったのにずっとスケート靴を履いたままで、靴を脱ぐ間も惜しんでファンと写真を撮ったりして触れ合っているんです。本当にファンを大切にしていて、自分は最後にするんだなと思いました。

 私のところにも『先生、一緒に写真を撮りましょう』と言って来てくれて。そのときの写真はいまでも大切にしてあります」

 羽生の両親とも会ったことがあるという。

「お母さんは羽生さんの体調をすごく心配されていました。お父さんもケガやプレッシャーに悩む息子さんを見ていてつらかったと思います。お2人とも奥ゆかしいというか、それでもお子さんへの愛情が感じられて、やっぱり羽生さんのご両親だなと感じました」

 卒業直前、西村教授は羽生にこんなことを言われていたという。

「日ごろ、論文のやり取りで彼からは感謝の言葉をたくさんもらいましたが、“先生に褒められたのがうれしかった”と言ってくれたのが、いちばんうれしかったですね」

 最後に、多忙の合間を縫って卒業した羽生へ激励のエールを送る。

「少し休む時間があったので、まずはコンディションをしっかり元に戻して、焦らずにゆっくり再始動していただければと思いますね」

 羽生の研究が、フィギュアスケート界を変える日も近いかもしれない――。

 羽生結弦卒論3万字ゼミ教授が語った凄すぎた大学生活7年 

女性自身 2020年11月17日(火)6時05分配信

「入学時は今ほど有名になられる前でした。でも数年たったら“国民栄誉賞を”なんて言われる人間になっていったので。これは無理難題な課題を出してスケートがうまくいかないってことになったら大変だと。むちゃをさせたらいけないなぁと思いましたね(笑)」

 穏やかな口調で羽生結弦(25)の大学時代を話してくれたのは、早稲田大学人間科学部人間情報科学科の西村昭治教授。

 羽生は、'13年に入学した早稲田大学の人間科学部通信教育課程を7年半かけて今年9月に卒業。在学中は五輪で2度の金メダルを獲得し、数々の世界大会で優勝するなど、フィギュア選手として輝かしい活躍を見せてきた。

 西村教授は、そんな羽生が所属したゼミの指導教員で、卒業論文まで研究を見守ってきた人物だ。初めて羽生と顔を合わせたのは'12年の秋のことだという。

「大学入学前にパソコンを使ってスカイプで面接を行ったんです。そのときから“この人はただスケートだけをやればいいとは思ってないんだな”という印象でしたね。たとえば、彼は帰国すると積極的に日本の伝統芸能を見学していたようです。フィギュアだけでなく、それに関連するさまざまなことに興味を持っていたんです。

 少し話しただけでも“勉強したい、研究したい”という彼の熱意がひしひしと伝わってきました」(以下、「」内は西村教授)

 当初から、広い視野としっかりした考えを持って勉学に励む覚悟があったようだ。本人がインタビューで、大学進学について次のように語っていたこともある。

《陸上や野球はすごく科学的にも証明されていることが多いのに対し、スケートは、これだけ人気になってもまだまだ解明されていない部分が多いように感じます。だからこそ、自分で考えなきゃいけないし、それゆえの面白さもある。スケーターとしての視点の幅を広げたいというのが、大学進学を決めたきっかけです》('14年1月1日の産経新聞)

抑えめの課題を出しても3倍はやる

 在学中は、オフの日にまとめて授業をオンデマンド受講し、遠征の移動の飛行機の中でレポートを書く日々が続いていたという。そして、'16年ごろから西村教授のゼミへ所属。

「カナダにいる羽生さんとは時差の関係もあり、基本的に毎週月曜日に、研究の進捗報告を彼にメールしてもらい、私がフィードバックを返信するというかたちを繰り返して、授業を進めていきました。ほとんど個別指導でしたね」

 羽生はどんな内容の研究に取り組んでいたのだろうか。卒業論文は、「フィギュアスケートにおけるモーションキャプチャ技術の活用と将来展望」というものだが……。

「モーションキャプチャといって、体中や指先に30本くらいのセンサーをつけ、動きを3Dで記録したり分析する技術があるんです」

 羽生は研究のために、自らの体にセンサーをつけてジャンプを跳び、デジタルデータ化したという。

「これはなかなか1人で設定するのは大変で。でも、『仙台まで行って手伝おうか?』と私が言っても、『いやいや、なんとか自分でやります』と。彼はすぐに機械の使い方を理解して、使いこなせるようになっていましたね。私だったら、“そんなにセンサーをつけて1人でデータをとるなんて嫌だな”と思うのですが、彼はしっかり1人でやっていたから、すごい人だなぁと思いました。

 やっぱり自分が納得しないと気が済まないみたいで、抑えめの課題を出しても私が言った3倍はやるんです。だから、羽生さんに『そんなにやらなくていいよ。もっとゆるく、ゆるく』と言うのが私の仕事になっていましたね。

 彼の卒論も文字数にして3万字ほど。平均的な学生の倍はあります。完璧を目指している人なので、本当は10万字くらいは書きたかったんじゃないかと思いますね」

 常に努力を惜しまない、実に羽生らしいエピソード。選手としてだけでなく、研究者としての姿勢も“超一流”レベルといえそうだ。

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 羽生結弦ひたすら勉強してました書き終えた卒論”…コロナ禍の今を語る 

日テレNEWS24 2020年8月25日(火)18時53分配信

「勉強してました。ひたすら」――。フィギュアスケートの羽生結弦選手(25)はそう振り返ります。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、金メダリストはどんな思いを抱いているのか。“コロナ禍の今”について語りました。

突然のシーズン中止逆にホッとした

 今月13日。新型コロナウイルスの感染拡大が続く“今”について、羽生結弦選手は。

「不思議だなって思っている。自分の中でこれから世の中が変わっていくのかな。その変わり方がどういう風に変わるのかなとか」

 世界を変えた新型コロナウイルスのパンデミック。羽生選手が感染拡大を実感したのは今年2月。当時、集団感染が起きていた韓国で行われた試合でした。

「体温測って(会場に)入ったり。みんなマスクしてないといけないとか」

 試合直前までマスクをつけるのは初めてのこと。

「かなり重々しい空気もありましたし、これは本当に大変なことなんだなっていうのはずっと感じながら試合をやっていた」

 去年は埼玉で行われた世界選手権は、今年は中止に。シーズンは突然、終わってしまいました。

「世界選手権がなくなったときはモチベーションの喪失感はあった。逆にほっとしたという気持ちもすごくあった。試合に出るのも怖かったんですよね。あの時は」

 現在は感染対策に取り組む日々が続いています。

「出来る限りのところでマスクをして、出来る限りのところで全て消毒して」

 感染対策は練習中も。

「何をするにもこれ大丈夫かな、あれ大丈夫かなっていうのが常に脳裏にちらついている。練習にしっかり集中できないというのはある」

 例えば、スケート靴はウイルスの多い床と接触しますが、練習の際は手入れが必要です。また、羽生選手はルーティーンでリンクに入る前にエッジケースをおでこにつけますが・・・。

「スケート入るときにエッジケース外しておでこにつけるじゃないですか。ああいうのも結局、床に触れちゃってるので。気をつけないといけないと思う。この状況下では怖いと思う」

勉強してました。ひたすら卒論書き終え

 一方、例年、6月には決まる新シーズンの出場試合もまだ正式発表はなく、不透明な状況です。

「(新シーズンが)本当に始まるのかな、始まらないのかなっていう気持ちもなくはない」

 夏のアイスショーも軒並み中止。練習時間も削られる中、羽生選手が動いていたことがありました。

「勉強してました。ひたすら」

 早稲田大学の通信課程で人間情報科学を専攻しスケートと両立してきた羽生選手。卒業論文を書いていたといいます。

「フィギュアスケートにおいてモーションキャプチャ技術をどれだけ使えるか、どういう展望があるかをまとめた論文です」

 羽生選手の卒業論文。3Dモーションキャプチャによるジャンプの研究です。自らの体に動きを記録するモーションキャプチャをつけ、実際にジャンプを跳びました。それをデジタル化。3回転半ジャンプ=トリプルアクセルの細かい動きがわかります。

 世界トップの技術を持つ羽生選手ならではの研究で、将来的に選手の技術の向上やAI採点などスケート界の発展に役立てたいと願っています。

「練習する時間が少なくなってしまったからこそ、勉強にすごい集中できていて自分の論文を完成させられたことが、一番動いたことかなって思います」

4回転アクセルへ原点に返って

 卒業論文は7月末に書き終え、現在はスケートの練習に集中。世界初の4回転半ジャンプ、 4回転アクセルの練習に取り組んでいるといいます。

「自分が一番いまスケートをやっていて大事にしないといけないのは(4回転)アクセルだと思っている。ある意味この時間は原点に返って今まで自分が多くの先生に習ってきたことを考え直しながら練習できる時間にはなっている」

 一方で感染拡大が続く現状について。

「医療の最前線でウイルスと戦っている方々ってすごく大変だと常日頃感じている。雇用主の方々、本当に生きるためにどうしたらいいかって思いながら。でも雇っている方々をなんとか養わなければいけない。本当に苦しい世の中だと思う」

 この状況で、自分に出来ることとは。

「パンデミック、第二波という状況と戦わないといけないのは僕たち一般人が一番戦わないといけない。ウイルスをまずは自分に感染させない。そこから広げないことが一番の皆さんへの応援(になる)。感染拡大につながるような行動をしないという選択をしているだけで、僕たちは回復した未来に向かって動けているんだなって思っている」

 再び、人々の前でスケートが出来る未来へ。金メダリストは動き続けます。

「早く皆さんの前で思い切って少しの不安もなく、少しの心配もなく、自由に演技して自由に声を出して自由に笑える、自由に泣ける。そんな日が来ることを願っています」

 

2020年10月25日 (日)

【東京2020】IOC⇒JOC「『2021年大会の中止』を正式に通知」か!?

 IOC中止を正式通知か…東京五輪断念2032年再招致の仰天プラン浮上 

日刊ゲンダイDIGITAL 2020年10月24日(土)9時06分配信

 国民の約85%が来年の五輪開催をあきらめている――。

 産業能率大スポーツマネジメント研究所の「コロナ禍のスポーツ観戦意識調査」(7月末実施)によると、全国2998人の84・8%が「現実問題として難しいと思う」と回答。23日午前の東京五輪・パラリンピック競技大会推進本部の会合で東京大会について菅首相は、「人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証しとして開催し、東日本大震災の被災地が復興を成し遂げた姿を世界に向けて発信する場にしたい」と表明、予定通り来年7~9月に実施することに強い決意を示すなど前のめりだが、それとは裏腹に、国民は冷静だ。

 実は既に開催権限を握る国際オリンピック委員会(IOC)も冷徹な判断を下したもようだ。「中止」情報を掴んだのは、東京五輪に関し「ブラックボランティア」の著書がある作家の本間龍氏だ。読書家の清水有高氏が運営するユーチューブチャンネル「一月万冊」で21日、動画で情報発信。すると、SNSでは瞬く間に「IOC 東京五輪中止」といったワードが拡散した。

 今月に入ってから新型コロナ第2波が欧州を襲い、感染者が急増。動画によると、IOCは「東京大会中止」について、日本政府や運営に関わる広告代理店「電通」など関係者に連絡したという。本間氏は政府や電通など複数の関係者から情報を得たとしている。本人に改めて聞いた。

「IOCから日本の大会関係者に連絡があったのは、ここ数日のことだそうです。『中止を視野に入れるべき』との趣旨だったといいます。ドイツ出身のIOC・バッハ会長は欧州の感染状況を不安視しているのでしょう。11月中旬に来日し、菅首相と会談する予定ですが、それまでに欧州の感染状況が好転していなければ、菅首相に直接『中止』を伝える可能性があります。この状況ですから、まっとうな考えと言えるでしょう」

コロナと酷暑ダブル対策でコスト増必至

 それでも菅政権はただでは転ばない。やめときゃいいのに、“次の東京五輪”に向けた仰天プランを固めつつある。ナント、中止と同時に将来の招致レースに“再出馬”するらしい。ある大会関係者はこう言う。

「政府は来年1月をメドに、IOCや東京都などと共同で2021年五輪の中止を正式発表。同時に都やJOCと並んで2024年パリ、28年ロサンゼルスに続く32年夏季大会の東京招致を表明する案を検討済みだそうです。欧州で感染が急拡大する以前の9月初旬から、このプランは浮上していました」

 その理由はやはりコロナ対策。来夏開催なら酷暑対策も重なり、コスト増は必至だ。

「入場者の発熱をチェックする施設や人員、ソーシャルディスタンスを保った上での『日陰』となるテント増設など追加費用は大きい。組織委は先月末にアルコールスプレー『1プッシュ2ミリリットル』と仮定しボトルがいくつ必要になるかなど、詳細なコストを試算しました。結果、追加費用は約800億円となる見込みです」(大会関係者)

 組織委会長の森元首相は7日、「大会経費300億円削減」と胸を張ったが、差し引き500億円のマイナス。コスト面でも、いったん断念して組織委を解体。12年後の“リベンジ”を期して再スタートするのが妥当というわけだ。

「加えて、32年大会にはインド、インドネシア両国のオリンピック委員会が招致に動いていますが、共に国内都市のインフラが弱く、整備費用の拡大は必至です。コストを抑えたいIOCとしても東京開催が都合がいいのです」(前出の大会関係者)

 IOCから「中止」の連絡があったのかなど、組織委に問い合わせたが「お問い合わせをいただきましたような事実は一切ありません」との回答だった。中止はやむをえまいが、また巨額費用をつぎ込んで“再招致”を狙うなら、往生際が悪い。

週末にザワついた東京五輪中止」“情報の真相

東スポWeb 2020年10月26日(月)5時15分配信

 またも「東京五輪中止」のウワサが関係者の間を駆け巡った。新型コロナウイルス感染拡大以降、幾度となく「五輪中止」のキーワードがネット上に流布したが、今回ばかりは事実だと信じる人が多かったようだ。

 事の発端は21日のニュース。一部メディアが「国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が11月中旬に来日」と報じると、複数のネットユーザーが「中止を告げに来る」と騒ぎ始めた。主な目的は菅義偉首相(71)との会談だが、IOCの〝お膝元〟欧州が再び深刻なコロナ禍にあるという理由も手伝って、翌日(22日)には中止決定の〝情報〟がまことしやかにツイッター、ユーチューブなどで流れる事態となった。「五輪中止」はトレンド入りし、週末には橋本聖子五輪相(56)も「全くありません」と否定し、例によって関係者は火消しに奔走した。

「11月からチケット払い戻し開始」の報道も騒動に拍車をかけた。東京五輪延期決定の直後から大会組織委員会は「日程変更で観戦できない人への処置」として今秋の払い戻しを公言していたが、今回はタイミングが悪かったようだ。

 とはいえ中止騒動が広がったことで、複数の大会関係者はIOC幹部や広告代理店役員らに〝取材〟して事実を確かめたという。実際にIOC幹部から「絶対にない」と断言された人もいるが、同時に「ゼロに近いが、中止を視野を入れているのも事実」と漏らした関係者もいたとか。実のところ、すべてはコロナ次第。「どうなるか誰も分からない」というのが最も正解に近いかもしれない。

 バッハ会長の来日が正式決定したら、五輪関係者は再びザワつくことになりそうだが…。

 東京五輪「11月チケット払い戻し」報道に組織委「鋭意準備中 

東スポWeb 2020年10月26日(月)12時36分配信

 新型コロナウイルス禍で来年夏に延期した東京五輪の販売済みチケットについて、一部メディアの「11月から希望者への払い戻しの受け付けを開始」という報道を受け、大会組織委員会は「かねてより、大会が1年延期になったことで来場が困難になった場合等には、希望者に払い戻しを行う予定である旨をお伝えしており、今秋の払い戻しに向けて鋭意準備を行っているところでございます」とコメントした。

 これまでチケットは五輪で約448万枚、パラリンピックで約97万枚を販売している。払い戻し方法などについて、組織委は「詳細は決まり次第速やかに発表致します」としている。

 現時点でチケット購入者には払い戻しに関する正式な通知はきていない。

 欧州夜間外出禁止令拡大、一部「都市封鎖」求める声も 

時事通信 2020年10月25日(日)8時22分配信

 新型コロナウイルスの感染第2波に見舞われている欧州で、夜間外出禁止令の導入が広がっている。

 フランスでは、適用範囲をパリなどの大都市から大幅に拡大。イタリアやスペインでは一部自治体が自主的に夜間外出禁止令を発動。国全体の都市封鎖(ロックダウン)を求める声も上がっている。

 仏政府は24日、パリなどで17日に発動した夜間外出禁止令を拡大し、全人口の約70%が対象となった。一方で、経済活動への影響を最小限に抑えるため、3月に実施した外出制限や移動制限の発動は見送った。

 しかし、1日当たりの新型コロナ新規感染者数は4万人に上り、23日には累計感染者数が100万人を超えた。仏メディアは「外出制限を再発動すべきだ」と訴える専門家の声を伝えている。

 マクロン大統領は23日、記者団に対し「外出制限を再び設けるかどうかに言及するのは早過ぎる」と明言を避けた。

 1日当たりの感染者数が約2万人に上るイタリアの中央政府は19日以降、飲食店の営業時間などを制限。コンテ首相は「経済全体を損なう全国的な都市封鎖はできない」と述べ、追加の制限は各自治体に任せている。

 ナポリを擁する南部カンパニア州の知事は23日、ANSA通信に対し、州独自の封鎖措置を取ると明らかにした。知事は中央政府の感染対策について「どこまで効果があるのか理解できない」と懸念を表明。「必需品の生産と輸送以外の全て(の経済活動)を停止する必要がある」と強調し、全国的な都市封鎖に踏み切るよう中央政府に訴えた。

 首都ローマを抱えるラツィオ州や北部ロンバルディア州は、既に自主的な夜間外出禁止令を発動。スペイン南部アンダルシア自治州政府も導入を決定している。 

欧州中銀感染第2波警戒 規制強化経済打撃懸念

時事通信 2020年10月25日(日)8時20分配信

 欧州中央銀行(ECB)が新型コロナウイルスの感染再拡大に警戒感を強めている。

 各国は厳しい「第2波」封じ込め策を導入し、経済活動への打撃が必至となった。ECB当局者は相次いで「不確実性の高まり」に言及、29日の定例理事会で景気動向を見極める。

 欧州(ロシアなど含む)では今月、1日当たりの新規感染者数が初めて10万人を超えた。春のピーク時より深刻な状況となっており、フランスはパリなどで17日以降、午後9時~翌日午前6時の外出を禁じた。ドイツも条件付きで飲食店の深夜営業を禁止。メルケル独首相は再度の都市封鎖(ロックダウン)を避けるため、不要不急の外出を控えるよう呼び掛けた。

 ECBのラガルド総裁は19日付の仏紙インタビューで、第2波に伴う新たな規制は「不確実性を高め、回復の重しとなっている」と危機感をあらわにした。メルシュ専任理事も講演で「ユーロ圏経済の回復は不完全なままだ」と指摘した。

 市場では、国債・社債購入額の上限引き上げなど、ECBが年内にも追加金融緩和に踏み切るとの観測が高まっている。 

 日英貿易協定締結日本での商機拡大期待 

時事通信 2020年10月24日(土)7時22分配信

 日英両政府が貿易協定に署名したことを受け、英国の産業界では日本での商機拡大に期待が高まっている。

 新型コロナウイルスの流行で景気が低迷する一方、欧州連合(EU)や米国などと進めている貿易交渉は難航。EU離脱後初となる貿易協定を結んだ日本に対し、ウイスキーや牛肉などで攻勢を掛ける構えだ。

 「日本は食品・飲料の世界最大の純輸入国。新たな成長機会を提供するだろう」。英国の業界団体「食品・飲料連盟(FDF)」で国際部門を統括するドミニク・グーディー氏はこう強調する。国別輸出先で日本は19位。ウイスキーに対する関税は変わらないが、FDFは地理的表示(GI)によるブランド保護などで、より輸出しやすい環境になると見込む。

 英国の食品輸出は苦境にある。米国とEUの貿易摩擦に巻き込まれ、主力輸出品のウイスキーには米政府から25%の制裁関税を課された。新型コロナによる貿易活動の停滞も加わり、今年上半期のウイスキー輸出額は、前年同期比で31%減少した。

 日本との貿易も落ち込む中で、目立つのは牛肉の躍進だ。BSE(牛海綿状脳症)の影響でこれまで日本市場に入り込めなかったが、昨年1月に解禁され、今年上半期には輸出額が前年同期の9倍になった。

 英実質GDP(国内総生産)は4~6月期に年率換算で前期比58.7%減と、欧州最悪の落ち込みを記録。トラス国際貿易相は「新型コロナ克服にはもっと貿易が必要」と訴えるが、主要国・地域との貿易交渉は遅々として進んでいない。

 肝心のEUとの交渉は、「移行期間」が終わる年末が迫る中、なお合意のめどが立たない状況だ。米国との交渉も予断を許さない。11月の大統領選で民主党のバイデン候補が勝利した場合、トランプ現政権より厳しい姿勢を示すとみられている。 

 BTS株に人生を賭けた韓国の若者たちは一夜にして奈落へ堕ちた 

現代ビジネス 2020年10月22日(木)7時02分配信/金 敬哲(ジャーナリスト)

「払い戻しはできないんですか?」

「株の払い戻し」という、聞き慣れないワードが韓国ツイッターのトレンドランキング1位に上がった。

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「結婚資金として貯めた5千万ウォンで投資したんですが、キャンセルできますか? まだ一日もたってないので、可能だと思いますが、実際、キャンセルしてみた方はいらっしゃいますか?」

「D+2営業日以内に証券社に行けば払い戻してくれると聞きましたが、正確な規定などありますか? 今後は投資を法的に禁じられてもかまいませんので、払い戻しの方法を教えてください。購買証明資料もあります」

「どうして払い戻しできないんですか? 消費者保護法もありませんか?」
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 これらの書き込みは、上場直後、ストップ高まで上昇した後、垂直落下しているビッグヒット・エンターテインメント(Big Hit Entertainment)株を高値で掴んでしまった初心者投資家によるもので、見ての通り、株の購入代金の払い戻しを要求しているのだ。

 10月15日、BTS(防弾少年団)の所属事務所ビッグヒット・エンターティンメントが韓国株式取引所に上場された。

 寄り付きから買い注文が殺到する中、公募価格(13万5000ウォン)の倍にあたる27万ウォンで取引開始、株価は一気に35万1000ウォンまで高騰、時価総額は11兆8800億ウォン(約1兆1000億円)に達した。

 これは韓国の3大エンターテインメント会社であるJYP、YG、SMの時価総額を合わせた約2兆8000億ウォンの4倍近い驚異的な額だった。

 公募株請約の時点から、メディアや証券アナリストの関心を集めてきたビッグヒット株には、折りしも「BTSのビルボードチャート占領」という快挙が重なり、58兆ウォンという、韓国証券市場で史上2番目に高い請約金が殺到した。

 また、BTSのビルボード1位を契機に、与党議員を中心にBTSメンバーの「兵役免除」が公式に取り上げられ、世論も肯定的に反応した。

 年末から来年までJINが軍に入隊しなければならないことがビッグヒットとしては最大のリスクだっただけに、メンバーの兵役が免除されるかもしれないという期待感が、ビッグヒットの株価予測にも大きな影響を及ぼした。

 そうした背景から、上場直前まで、韓国の主要証券会社ではビッグヒットの株価目標を30万ウォン台前半に設定した。

 しかし、予想とは裏腹に、ビッグヒット株は上場直後から取引日基準で5日連続で暴落し、ストップ高時と比べると約50%も下がっている。上場初日から、誰も予想できなかった株価急落という「爆弾」に見舞われた個人投資家らは一様に狼狽し、冒頭のように、株の払い戻しを要求する書き込みをインターネットにあげるようになったわけだ。

 結婚資金として貯めた5千万ウォンを投資して数千万ウォンを損したと主張する「予備新婦」や、信用取引で2億ウォンを銀行から借りて投資したという会社員など、それこそ個人投資家の「血と汗と涙」がにじむような話がネット上を熱く沸かせた。

借金をして株に投資する東学アリ

 ビッグヒット株の例にとどまらず、今年に入って韓国株式市場では、まるでジェットコースターのような変動性の大きい相場が続いている。

 超低金利やコロナ禍の影響を受け、市場に大量に供給された流動資金が株式市場に一気に流れ込んだことでバブルと化した株式市場では、業績が下支えできない企業各社が一時的に高評価を受けた後、一気に暴落する事態が頻繁に起きている。

 そんなコロナ禍の韓国株式バブルを象徴する存在が「東学アリ」だ。

 19世紀、農民が中心となって勃興した外国勢力抵抗運動である「東学運動」と、韓国で個人投資家を指す「アリ」の合成語で、コロナ騒動で外国人投資家が一斉に韓国株を売り始めた時、国内の個人投資家たちがこれを大量に買い支え、株価の崩壊を防いだためにつけられた呼称だ。

 東学アリの大半は20代や30代の若者で、そのほとんどが投資初心者だ。韓国人が最も安全な投資先と考えている不動産市場の場合、少なくとも数億ウォンの元手が必要なため、若者には参入障壁が高すぎるが、株式投資ならもっと少ない金額で簡単に始められるからだ。

 コロナ禍で、就職はおろかアルバイトさえ見つからない就活生たちには、株式投資が唯一の収入源となることもある。低月給と0%台の銀行金利によって、若者たちは、株式投資こそ未来のための資金を用意できる最後の手段だと考える。株でお金を貯めた後、不動産投資を始めようという野心に満ちた若い投資家もいる。

 若年層が株式市場に大挙として参戦したことで、これまでの中高年層中心から株式投資人口が多様化し、底辺拡大に繋がったとする肯定的な評価もあるが、心配の声も大きい。最も深刻なのは、借金をして株に投資する若者が急増していることだ。

 韓国の保守系最大野党「国民の力」の尹斗鉉(ユン・ドゥヒョン)議員室が発表した統計によると、今年6月末時点で、韓国の代表的証券会社6社の信用供与残高は15兆6616億ウォンで、6ヵ月前から20.3%増加した。債務者数は25%も増えたが、その内訳は20代と30代が最も多かった。

未来に対する恐怖から

 韓国の若者たちが借金をしてまで株式投資に邁進する理由について、まず第一に挙げられるのは、深刻な就職難だろう。

 文在寅(ムン・ジェイン)政権の洪楠基(ホン・ナムキ)経済副首相は、20代の株式ブームについて、「就職市場で20代の機会が減ったからとみられる」「(青年に)雇用口を与えるのが解決策だ。勤労所得を増やせる働き口が最も必要だと思う」と、明らかにした。

 しかし、文政権の3年間で、20回以上の雇用対策が打ち出されたにもかかわらず、今年8月基準で韓国の青年失業率は9%を超え、10%に迫っている。過去10年間の推移からすると、OECD加盟国の中で韓国は唯一、青年失業率が増加している国でもある。

 不動産価格の急騰や超低金利による未来への不安も、若者層の無分別な投資行動の原因だろう。特に、23回にわたる不動産政策にもかかわらず、天井知らずに跳ね上がる住宅価格は、未来に対する漠然とした不安を「確たる恐怖」へと変えてしまった。

 不動産政策の失敗が繰り返され、「いくら働いてもマイホームを持つことは不可能かもしれない」という未来への失望が、借金もいとわず株式投資にオールインする、怒りの「東学アリ」を量産しているのだ。

 文在寅政権の下で、韓国経済は巨大な蟻地獄に嵌ってしまったようだ。

 

2020年8月29日 (土)

【羽生結弦】GPS欠場の決断に海外識者「リスク多く、正しい選択」

羽生結弦GPS欠場の決断を海外識者が支持しい選択。リスクが多過ぎる

THE ANSWER 2020年8月29日(土)12時29分配信

新型コロナ感染のリスク等を考慮しての決断

 フィギュアスケートの五輪連覇王者・羽生結弦(ANA)は今季のグランプリ(GP)シリーズを欠場することになった。新型コロナウイルス感染のリスクを考慮してのものだが、この決断に海外識者からは「正しい選択だ」と支持する声が上がっている。

 北京五輪の前年に下した羽生の重要な決断。喘息の持病を抱え、感染のリスクを考慮。また感染拡大防止の観点からの周囲への配慮も理由に挙げている。

 この決断を支持したのはユーロスポーツのイタリア人解説者マッシミリアーノ・アンベーシ氏だ。自身のツイッターで「私の意見だが、これは正しい選択だと思う。なぜなら多すぎるリスクがあり、保証は全然ないからだ。ユヅル・ハニュウの演技を国内大会で次回見られることを願っている」と理解を示した。

 国際スケート連盟(ISU)は今季のGPシリーズ6大会を制限付きで開催することを発表。新型コロナ禍の影響で各国に渡航制限が出ていることから通常通りの開催は困難なため、開催国の選手と開催国に練習拠点を置く選手を中心に行うことが決まっていた。

 GPシリーズ初戦のスケートアメリカは10月23日に開幕する。

 OA Sport より羽生結弦GPS欠場決断理由 

惑星ハニューにようこそ 2020年8月28日(金)配信/ファブリツィオ・テスタ

 全てのフィギュアスケートファンにとって最悪のニュースが届いた。10月23日のスケートアメリカで幕を開ける変則バージョンのISUグランプリシリーズ2020-2021は史上最高のスケーター、羽生結弦なしで開催される。

 このニュースはイタリア時間の8月28日金曜日の朝に日本スケート連盟から直接発表された。

 仙台出身のチャンピオンは長い公式声明を通して決断の根拠として3つの理由を挙げた。

 最初の理由は喘息を患っている彼にとって、万が一感染した場合には様々な問題に晒される可能性があるということだ:

「新型コロナウイルスと気管支ぜんそくの関係性については、まだ確証となるものはなく、情報も十分ではないので判断が難しいところですが、呼吸器系基礎疾患を有する者が新型コロナウイルスに罹患した場合、重症化しやすいとの情報もあるので、可能な限り慎重に行動したいと考えています。」

 エイリアンはこう書いている。

 2つ目の理由は遥か遠いトロントにいるコーチのブライアン・オーサーとのコラボレーションが困難で、検疫のよるストップによる不安定な状態といった競技-コーチに関する問題である:

「現段階で、カナダ在住のオーサーコーチが日本での試合に帯同するために来日することが困難であることが予想されます。一方、私が日本からカナダの試合に出場する場合は、カナダ入国後2週間の自己隔離が必要となります。その期間、練習など一切のスケートの活動ができないため、選手にとって万全の状態で臨むことができません」

 最後に、責任感が非常に強い日本の選手は、移動によって感染カーブが上昇する危険性を強調することを望んだ:

「このコロナ禍の中、私が動くことによって、多くの人が移動し集まる可能性があり、その結果として感染リスクが高まる可能性もあります。世界での感染者数の増加ペースが衰えておらず、その感染拡大のきっかけになってはいけないと考え、私が自粛し、感染拡大の予防に努めるとなれば、感染拡大防止の活動の一つになりえると考えております」

 羽生の決断はスケート界を一変させる決断である。

 この競技の他のトップ選手達はどうするだろうか?

 しばしば伝説で起こったように彼の後を追うのか、それとも取り敢えず試合に出ることにするのか。

 今後の動向を見守ろう。

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☆羽生君の試合が見られないのは非常に残念ですが、同時にホッとしたというのが正直な感想です。

 この状況で大会に出場することは、彼にとってはかなりリスクの高いことだと思っていましたから。

 羽生結弦が出場する大会とそうでない大会とではメディアとファンの動員数の桁が違いますから、リスクという点において他の選手とは比べものになりません。

 体脂肪率が低いアスリートは免疫が低く、感染し易いと言われていますが、気管支喘息という基礎疾患を抱えている彼にとっては、重症化や後遺症のリスクは更に高くなります。

 公になっているだけでも羽生君は2013年の四大陸選手権の後と2016年の全日本の時期にインフルエンザに罹っています。

 そして新型コロナはインフルエンザと違って抗生物質などの有効な治療法が未だに確立されておらず、若くて軽症な人でも肺機能や呼吸器系に後遺症が残るケースが多数報告されています。

 四大陸選手権の時は、開催地の韓国では感染が広がっていましたが、空港に到着した羽生君に現地メディアが群がり、ソーシャルディスタンスなんて全く無視でしたから、ああいう光景を見ると、彼が自分が移動することで、大勢の人が移動し、感染のリスクが高まることに責任を感じるのは分かります。

 もし観客を入れて大会を開催するとなると、ファンの中はその日、気分が優れなくても、体調があまり良くなくても、咳が出ても、羽生君見たさで強行観戦する人もいるかもしれません。いち早く記事や写真を掲載するために現地に詰めかけるメディアの方も同様です。
熱や咳などの症状がなくて、陽性である可能性はあるのです。

 そして、通路も座席も狭いアリーナでは、如何に入口で体温を測定し、消毒を徹底し、ソーシャルディスタンスを確保しても、無症状感染者からクラスタが発生してしまうリスクがあるのです。

 イタリアはパンデミックによってライフスタイルが完全に変わってしまいました。

 イタリア人はスキンシップが好きな民族で、友人同士なら会ったらまず頬にキス&ハグ、ビジネスの相手でもまず握手が当たり前でしたが、キス&ハグと握手の習慣は消滅し、一切触れ合わなくなりました・・・

 キス&ハグ文化はイタリアで感染が爆発した要因の一つと言われていますから、仕方がないことですが、長年生活の一部だった文化が消滅してしまうなんて、数カ月前まで誰に予想出来たでしょう。

 自宅以外の屋内ではマスク着用必須、8月16日に発令された保健省命令では新たに午後18時から午前6時までは道路、広場、遊歩道、海岸などでもマスク着用が義務付けられましたから、基本的に街行く人のほとんどがマスクを着用しています。

 イタリアは感染ピーク時、本当に悲惨な状態で、ロックダウン中の規制も欧州の隣国に比べて最も厳格でした。

 医療従事者など出勤を許可されている職種の人以外、健康上の理由、食料品や日常必需品の調達(それも家族の1人が代表して行く)と犬の散歩以外の外出は一切禁止され、常に外出理由を記入した自己申告書を携帯していなければならず、持たずに外出したり虚偽の申告をすると罰金でした。

 街角では警察や軍隊が外出する市民を監視し、ゴーストタウン化した町は重々しい空気に包まれていました。

 年配のイタリア人は第二次大戦時以来の非常事態だと言っていました。

 病院は戦時中の野営病院状態で、病室が足りず廊下も通路もICUと化し、医師達は人材も呼吸器も全く足りず、重篤患者が運ばれてきても見殺しにするしかないとインタビューで泣いていました。

 そんな壮絶な状況を経験し、ロックダウンの辛さが身に染みているイタリア人は、二度と同じ状況に陥らないようマスク着用義務を律儀に守り、慎重に行動しているように見えます。

 それどころかファッションの国、イタリアではマスクはもはやファッションの一部になってしまったようで、以前は中国から大量に届いた無機質な不織布マスクばかりでしたが、最近は個性的でお洒落なマスクをしている人が増えました。

 フェンディやプラダなどの高級ブランドや大手アパレルメーカーだけでなく、普段、布や糸やボタンを買いに行く個人経営の小さな小間物屋さんも端切れを使って作った可愛いマスクをお手軽な値段で販売しています。

 ファッションと言えば、これからミラノファッションという時にロンバルディア州封鎖→イタリア全土ロックダウンになり、トレンチコートや薄手のジャケットと言った春先のアイテムは消費者に試着されることなくお蔵入り、またはバーゲンセールに回されてしまいましたから、イタリア・ファッション界は死ぬのではないかと心配していましたが、マスクビジネスでしっかり稼いでいるようです。

 羽生結弦決断4回転半がある未来 

スポニチアネックス 2020年8月30日(日)8時15分配信

 競技団体やマネジメント会社を通じて、アスリートがコメントを発表する時、それほど長くない文章が記されていることが多い。言葉の多寡が全てを決めるわけではないが、多い方が本人の意図が伝わりやすいのは明白だ。

 28日、フィギュアスケート男子の羽生結弦(25=ANA)が今季のグランプリ(GP)シリーズを欠場すると、日本連盟が発表。添えられていた羽生のコメントは実に600字を超え、決断に至った3つの理由を詳細に説明していた。

 まず、自身が喘息を抱えていることもあり、新型コロナウイルスへの感染リスクを考慮したこと。続いて、各国で渡航制限が敷かれており、現状ではカナダでの調整やオーサー・コーチの来日が難しいこと。そして、3つ目に挙げたのが周囲への配慮だった。

 「このコロナ禍の中、私が動くことによって、多くの人が移動し集まる可能性があり、その結果として感染リスクが高まる可能性もあります。世界での感染者数の増加ペースが衰えておらず、その感染拡大のきっかけになってはいけないと考え、私が自粛し、感染拡大の予防に努めるとなれば、感染拡大防止の活動の一つになりえると考えております」

 ライバルと競い、表現する場として競技会に闘志を燃やしてきた羽生にとって、苦渋の決断だったと容易に推察できる。だが、常に周囲に気を配り、自身の影響力を正確に認識している羽生にとっては、必然の決断だったとも思える。

 欠場の理由が故障でなかったことは、ポジティブな材料だ。25日に日本テレビの報道番組「newsevery.」にリモート収録で出演した際、成功すれば人類初となるクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)への意欲を語っている。

 「自分が一番、今スケートやっていて大事にしなきゃいけないものは、やっぱりアクセルだなって思っていますし、ある意味、この時間は原点に帰って、今まで自分が多くの先生に習ってきたことを考え直しながら練習できる時間にはなっているかなと思います」

 例年なら9月のチャレンジャー・シリーズからシーズンを始動し、10~11月にGPシリーズ2大会出場、12月にGPファイナル、全日本選手権という流れ。シーズン中は各大会への調整が優先されるため、重点的に4回転半の練習に取り組むのは難しい。

 2月の四大陸選手権(韓国・ソウル)でジュニア&シニアの主要国際大会を完全制覇する“スーパースラム”を達成した後、4回転半について「降りるまで、もうちょっとって感じですね」と話していた。GPシリーズを欠場する今季序盤は、超大技と向き合う時間が増えるのは間違いない。“もうちょっと”を埋める可能性は十分にあると見た。

 次に羽生が勝負のリンクに立つ時、世界はどんな姿になっているだろう。観客が声援を送り、長久保豊、小海途良幹の両カメラマンが腕を競い、私と大和弘明記者は懸命にメモを取る。予定構成表には「4A」という文字があり、本番で鮮やかに決める。心からの闘いを、それぞれの場所で。そんな未来に、思いをはせてみようか。(記者コラム・杉本亮輔)

 コロナ回復の錦織圭3回目PCR検査陰性も、USオープン出場断念 

Tennis online 2020年8月27日(木)21時03分配信

 2014年USオープン準優勝者の錦織圭(日清食品)は新型コロナウイルス(COVID-19)の検査で2度陽性と診断されたあと、ついに陰性と判定された。しかしそれでも彼は、8月31日に開幕するUSオープンへの出場を取り消した。

 水曜日に自身の公式アプリを更新した錦織は「徐々に」練習に戻っていく準備はできたが、ベスト・オブ・5セット・マッチを戦う備えはできていないと説明した。

「これだけ長く休んだあと、完全な準備ができる前に5セットマッチの大会で復帰することは賢明ではないと感じます」と錦織は述べた。

「僕はUSオープンが大好きで、そこで素晴らしい思い出もあるので残念です。クレーコートから始めるつもりです。ありがとう」

 同日にはもうひとり、ポロナ・ヘルツォグ(スロベニア)も欠場を決めた。これにより、世界ランク146位で2009年USオープン準決勝進出者のヤニナ・ウイックマイヤー(ベルギー)が繰り上がった。錦織の代わりには、プロテクト・ランキング(ケガなどで長期休養を余儀なくされた選手への救済措置)でエントリーしていたアンドレイ・クズネツォフ(ロシア)が入った。

 フラッシングメドウのハードコートで開催されるUSオープンは9月13日に終了し、それからプロテニスツアーはヨーロッパでのレッドクレーに移行することになる。9月27日から始まるフレンチ・オープンに先立ち、クレーコートでの前哨戦がUSオープンの2週目から3週連続で行われる予定となっている。

 先週の金曜日に2度目の検査でも陽性と診断された錦織は、症状はごくわずかしか出ていないと報告していた。

 一連の故障の前は世界ランク4位だった錦織は現在31位まで落ちているが、USオープンではシードが付くはずだった。30歳の錦織は2014年USオープン決勝でマリン・チリッチ(クロアチア)に敗れて準優勝し、2016年と18年にはベスト4に進出していた。

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 池江璃花子復帰戦普通に速い」「水泳界も勢いづく」の 

デイリー 2020年8月29日(土)16時28分配信

 「競泳・東京都特別水泳大会」(29日、東京辰巳国際水泳場)

 女子100メートルバタフライが行われ、19年世界選手権で400メートル個人メドレー銅メダルの大橋悠依(24)=イトマン東進=が出場し、59秒16で組2着だった。大橋は「久しぶりだったので緊張はした。そういうのが出たかな」と試合を振り返った。

 新型コロナウイルスの影響で、2月中旬のコナミオープンを最後に約半年間、実戦から遠ざかっていた。2月下旬にはスペインで高地合宿を行っていたが、現地でのコロナ感染拡大を受けて3月中旬に打ち切りとなり緊急帰国。その後も「いつかは試合ができると思っていた」と国内で調整を続けてきた。

 また、この日は白血病で長期休養していた池江璃花子(ルネサンス)が約1年7カ月ぶりのレース出場となった。池江の泳ぎは見られなかったが、電光掲示板でタイムを確認し「普通に速いしさすがだな」と大橋。「池江選手が戻ってきてまた水泳界も勢いがついていく。自分もしっかり引っ張っていけるように頑張りたい」とうなずいた。

 同学年で親友の今井月(るな、20)=東洋大=は、盟友の復帰に「久しぶりにレースに璃花子がいるなって。本当に良い泳ぎをしてるなと思った」と感慨深げ。「璃花子もすごく頑張ってるし、自分も負けないように、璃花子に刺激を与えられるような泳ぎができたら」と表情を引き締めた。

 池江は2024年のパリ五輪出場を最大の目標に掲げている。日本代表の平井伯昌ヘッドコーチ(57)は「スタートでまだ力がないのかなと思うところもあったけど、浮き上がってから加速していくところは往年の片りんが見られたので頑張ってほしい」とエールを送った。

 池江璃花子復帰レース標準記録越え 

東スポWeb 2020年8月29日(土)20時13分配信

 白血病で長期休養していた競泳女子の池江璃花子(20=ルネサンス)が29日、東京辰巳国際水泳場で行われた東京都特別大会50メートル自由形に出場し、26秒32をマーク。10月の日本学生選手権(インカレ)の参加標準記録(26秒86)を突破した。

 闘病生活を乗り越えて昨年1月の三菱養和スプリント以来、1年7か月ぶりの実戦となったが、復帰については応援する声が上がる一方、心配する意見も少なくなかった。

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 そんな中、池江のコーチを務める西崎勇氏(41)は「みなさんに期待していただき、いろんなご意見があるのはありがたいこと。また、体調がまだ万全ではない中、コロナ禍で試合に出るのはどうなのかという意見が出るのは重々分かっている」とした上で「私の中では池江選手がつかみ取った第2の水泳人生というかチャンスなので、池江選手を尊重するというのを第一に考えている」とコメントした。

 ただし、池江の状態を最優先し「本人が無理をして体調を崩してしまったり、感染症にかかることは避けないといけない。もちろん難しいかなと判断したら止める」と場合によっては〝ブレーキ役〟に徹するつもりだという。

 池江はこの日のレースを終え「今回は自分が復帰できたということを伝える機会になったと思っている」と自己評価。昨年のインカレは一時退院して所属の日大を応援し「来(今)年は自分が出る」と宣言していただけに出場意欲は人一倍強いに違いない。今後は「この1年やってきた思いを爆発させて目標を叶えたところを見ていただけたら」と力強く語った。

 続けて「水泳は感覚的なことが重要だと考えているが、そういうところは本当に天性のもの。一般的にこのタイミングで競技会に出ることがすごいことだし、奇跡的なことかもしれないけど、(池江は)今までもいい意味で期待を裏切るというか、上を越えてくる存在だった」と称賛した。

 新コーチに「約1年半苦しい思いをしてこの場にたどり着いているので、私の意志よりも本人のやりたいように。26秒か27秒、やりたいようにやりなさい」とのアドバイスを受けた池江は〝復帰戦〟で最高の結果を残した。

 池江璃花子自分のことだけど感動した594日ぶり復帰戦 

スポーツ報知 2020年8月29日(土)16時07分配信

 白血病で長期休養していた競泳女子の池江璃花子(20)=ルネサンス=が、19年1月の三菱養和スプリント以来、約1年7か月ぶりの復帰レースに出場。女子50メートル自由形で26秒32をマークした。

 目標タイムに設定していた日本学生選手権(10月、東京・辰巳国際水泳場)の個人種目の派遣標準記録(26秒86)を上回った。

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 池江の50メートル自由形の自己ベストは日本記録の24秒21。

 ◆ 池江に聞く

 ―振り返って

 「目標は26秒8だったが、大幅に更新することができて、良い形でスタートできたと思う」

 ―レース前の気持ち

 「レースの直前は緊張するって言葉しか浮かばないくらい緊張していた。家族からは、『とにかく楽しんで』と言われていた」

 ―一番、復帰を感じた瞬間

 「スタート台の前に立って戻ってきた感じがした」

 ―レースの収穫

 「まずはタイムとか関係なく、自分が泳いでいる、またこの場所で泳げたこと自体に、自分のことだけど感動した。また戻ってきた実感が感じられた」

 ―今のモチベーション

 「まずはインカレ(日本学生選手権)に向けて。1番の目標はパリ五輪に出場すること」

 池江は2024年のパリ五輪出場を最大の目標に掲げている。

 日本代表の平井伯昌ヘッドコーチ(57)は「スタートでまだ力がないのかなと思うところもあったけど、浮き上がってから加速していくところは往年の片りんが見られたので頑張ってほしい」とエール。笑顔の池江に「水泳が本当に好きなんだなと。彼女の水泳に対する思いだったり、もともとの純粋な姿勢は変わりようがない」と喜んだ。

 新型コロナウイルスの影響で、半年ぶりの競技会。東京五輪延期でショックを受けた選手も少なくなかったが、池江の姿に多くの選手が刺激を受けた。平井HCも「東京オリンピックがあるから、延期になったからモチベーションが低くなった、とかだけじゃなく彼女が泳ぐ理由(が素晴らしい)。トップの選手は、記録だけじゃなく彼女の姿勢から大いに学ぶものがある」と、希望を口にした。

 厳しい闘病生活を経て約1年7カ月ぶりの実戦ながら、目標に掲げる10月の日本学生選手権(インカレ)の派遣標準記録(26秒86)を突破。池江自身も「組1番になれるとは思わなかった」と振り返ったが、競泳仲間からも驚きと歓喜の声が挙がった。

 池江とともに日本代表をけん引してきた大橋悠依(24)=イトマン東進=は電光掲示板でタイムを確認し「普通に速いし、さすがだな」。続けて、「池江選手が戻ってきてまた水泳界も勢いがついていく。自分もしっかり引っ張っていけるように頑張りたい」と前を向いた。

 同学年で親友の今井月(るな、20)=東洋大=は、盟友の復帰に「久しぶりにレースに璃花子がいるなって。本当に良い泳ぎをしてるなと思った」と感慨深げ。16年には共に、リオデジャネイロ五輪に出場。「璃花子もすごく頑張ってるし、自分も負けないように、璃花子に刺激を与えられるような泳ぎができたら」と表情を引き締めた。

 

2020年6月16日 (火)

【東京2020】ワクチン開発「間に合わねば」<再延期の可能性>浮上

 東京五輪再延期視野中止絶対避けなければ 

日刊スポーツ 2020年6月16日(火)7時07分配信

 新型コロナウイルスの影響で来夏に延期になった東京オリンピック(五輪)について大会組織委員会の高橋治之理事が15日までに日刊スポーツの取材に応じ、ウイルス感染状況により来夏も開催が危うい場合、再延期も視野に入れるべきとの考えを示した。大会関係者で再延期の可能性に言及したのは初めて。

 高橋氏は「21年夏の開催に向けて一丸となるのが大前提」と前置きした上で、「中止は絶対に避けなければならない」と述べた。中止になれば「日本や世界経済が大きな打撃を受ける」とし、来春の時点で7、8月の開催が難しいと判断されれば国際オリンピック委員会(IOC)に対し、「もう1度、延期を働きかけるべきだ」と主張した。

 3月下旬に来夏への延期が決まった後、組織委やIOCの幹部が「再延期はない」「2年後なら中止」との考えを示した。大会中止を懸念したスポンサー企業は、延期による追加協賛金の負担に二の足を踏む状況となっていた。

 今月10日、大会組織委員会はひとまず「中止の議論はしていない」と火消し。IOCと合意した「簡素化五輪」への新たな指針とロードマップを公表し、来夏の開催実現に向け、行程通り準備を進めていることを強調した。

 ただ、コロナのワクチン開発を開催条件とする考え方や第2波、第3波の懸念もある。その中で、中止を避けるため「再延期の働きかけ」という考え方が出てきた。ただ、22年は北京冬季五輪やセネガルでのユース五輪、その2年後にはパリ夏季五輪が控えていて、再延期のハードルが高いことには変わりない。

東京五輪“中止論”は「単なる憶測」とIOC悲観論打ち消しに懸命

スポーツ報知 2020年6月12日(金)14時01分配信

 新型コロナウイルスの影響で1年延期となった東京五輪に関し、国際オリンピック委員会(IOC)は11日、「(来夏開催の)目標に100パーセント集中しており、それ以外のことは単なる臆測だ」と中止論を打ち消す公式見解を発表した。

 バッハ会長は5月に、来年開催できない場合は再延期せずに中止になるとの見通しを示し、コーツ調整委員長らも10月が開催可否の判断における重要な時期になるとの見方を口にするなど、悲観論が強まってきた中で、軌道修正を図った形だ。

 IOCと五輪組織委は10日に、「安心・安全」「コストの最小化」「簡素」の三原則をうたった五輪の指針を発表。組織委の森喜朗会長はその際「中止の議論は全くない」と断言し、大会開催の可否も「現時点で仮定のシナリオについて臆測し、論じるのは時期尚早」と述べていた。

 IOCは「日本のパートナーや友人とともに、2021年7月23日から8月8日に東京で開催される五輪が祝祭となるよう全力で取り組む」と強調した。

簡素化する東京五輪」開催の真意は「IOCとしては、中止もありうると考えているが、JOC組織委は絶対に中止したくない

スポーツ報知 2020年6月13日(土)9時27分配信

 13日放送の日本テレビ系「ウェークアップ!ぷらす」(土曜・前8時)で、国際オリンピック委員会(IOC)と東京五輪組織委が新型コロナウイルス感染拡大の影響で来夏に1年延期となった東京五輪について、新たな定義を「シンプル(簡素)な大会」にするとの方針で合意したことを特集した

 共同声明では「安全・安心」「追加費用の最小化」「大会の簡素化」との“五輪3原則”を発表し、大会までのロードマップ(行程表)も示された。

 番組では、五輪開催の「最終判断」についてIOCのコーツ調整委員長が「再延期はできない。今年10月までに(新型コロナウイルスの)封じ込めの兆しが見られれば、大会の開催に向けたさまざまなシナリオの検討を始める」との発言と組織委員会の遠藤利明会長代行の「来年3月あたりで判断しなくてはならないのかなと思っている」のコメントを紹介した。

 この両者の発言に辛坊治郎キャスターは「要するにIOCとしては中止もありうると実は考えているけれど、日本の組織委員会は絶対に中止にしたくないということですね」と指摘していた。

 さらに開催について「今、この時点でいうと世界中、誰に聞いてもわからない」とコメントしていた。

米参謀本部議長「トランプ大統領と行動を共にしたのは”」

WoW!Korea 2020年6月12日(金)9時03分配信

 ドナルド・トランプ米国大統領が、催涙弾を放ちデモ隊を解散させたのち記念写真を撮ったことについて、米国最高位の将軍が「大統領と一緒に行動したのは失敗だった」と語った。

 自身の過ちを認めると同時に、軍最高統帥権をもった大統領を公開批判したのである。

 10日(現地時間)ロイター・AFP通信によると、マーク・ミリー米国合同参謀本部議長はこの日公開された米国防大学の卒業式の演説で「トランプ大統領と共に行動したという過ちを犯した」と語った。

 ミリー議長は「そこに行くべきではなかった」とし「その瞬間とその環境の中で、私は国内政治での軍部の役割について考えるようになった」と伝えた。

 また「軍服を着た将校としてのこの日の私の行動は、失敗だった」とし「我々すべては、この失敗から学び得ることを心から願う」と語った。

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米軍制服組トップ、トランプ大統領との写真撮影同行を謝罪

毎日新聞 2020年6月12日(金)11時38分配信

 米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は11日、ホワイトハウス近くの教会前で1日にあったトランプ大統領の写真撮影に同行したことを「間違いだった」と謝罪した。写真撮影は、中西部ミネソタ州の黒人男性暴行死事件に対する抗議デモを強制排除した直後に実施された。ミリー氏とエスパー国防長官が同行しており、「軍の政治的中立性が保たれていない」などと批判が出ていた。

 ミリー氏は、国防大学の卒業式に向けたビデオメッセージで発言した。卒業生へのアドバイスとして「状況認識の鋭い感覚が重要だ」と呼びかけ、自身がトランプ氏に同行したことに言及。「私はあの場所にいるべきではなかった。あの時、あの環境に私がいたことは国内政治に軍が関与しているとの印象を与えてしまった」と後悔を口にし、「私の間違いから我々全員が学んでほしい」と述べた。

 さらに、軍の中立性について「この国の最も重要な部分に深く根ざした非政治的な軍という原則を尊重しなければならない。それは簡単ではなく、時間と労力がかかる。一人一人の日々の行いが最も重要かもしれない」と語った。

 元米軍高官らは、トランプ氏が事態収束のために連邦軍の投入を辞さない姿勢を示したことや、エスパー氏とミリー氏が写真撮影に同行したことに強い懸念を表明している。マティス前国防長官は3日付の声明で、「憲法擁護の誓いを立てた軍隊が、憲法上の米国民の権利侵害を命じられるとは夢にも思わなかった。ましてや選挙で選ばれた最高司令官(トランプ氏)に奇妙な写真撮影の機会を提供し、軍幹部がそばに立っているとは」と批判していた。

 米メディアによると、エスパー氏はトランプ氏と他の閣僚らと共に一緒に写真に納まったが、ミリー氏は同行しただけだった。エスパー氏は3日の記者会見で「写真撮影があることは知らなかった」と釈明している。

 強制排除は1日にホワイトハウス北側の公園や通りであった。平和的にデモを実施していた参加者が州兵などの鎮圧部隊から催涙ガスを浴びせられ、退散させられた。同じころ、トランプ氏は演説で、「連邦軍投入」について発言。演説直後、政権幹部を引き連れ、デモ隊が排除された通りを徒歩で横切り、教会前で聖書を掲げて写真撮影した。教会は前夜に暴徒の襲撃を受けており、写真撮影はトランプ氏の保守的な支持層を意識した政治的パフォーマンスの色彩が強かった。

 北京でクラスター発生習主席誕生日(6月15日)「戒厳体制突入 

現代ビジネス 2020年6月16日(火)6時31分配信/近藤 大介(『週刊現代』特別編集委員)

6月15日に何が起きたか

 6月の中国には、「二つの重要な日」がある。1日の「児童節」(こどもの日)と、15日の習近平主席の誕生日である。習主席は昨日、67歳になった。

 最高指導者の誕生日には、何か吉事が起こりそうなものだが、少なくともこれまでこの日は、あまり恵まれてはいなかった。

 国家主席に就任した2013年、還暦を迎えた習主席を、唯一の趣味であるサッカーで祝おうと、「格下」のタイ代表チームを招いて、中国代表と親善試合を組んだ。ところが結果は、1-5と大敗。中国サッカー史に残る汚点となってしまった。

 2015年の6月15日は、株式バブルの真っ只中にいた。前日まで、上海総合指数は5178ポイントと、8年ぶりの高値に沸いていた。ところが習主席の62歳の誕生日に、上海総合指数は5048ポイントまで急降下。以後3週間で32%も暴落し、邦貨で540兆円も消えてしまった。

 翌2016年は、習主席の誕生日の2日前に、中国共産党中央委員会機関紙『人民日報』に、初めて「習近平批判」が掲載され、「中南海」(中国の最高幹部の職住地)は騒然となった。「トップのあるべき姿とは」と題した評論で、「唯我独尊的な権力の保持は大変危険であり、そのようなトップは『哀れな末期』を迎えるだろう」と、習主席が手厳しく非難されたのだ。

 2018年の65歳の誕生日は、絶対に何も凶事を起こすまいと、中国国内は緊張した。すると、太平洋の向こう側の米ドナルド・トランプ大統領が、「中国に対する制裁関税(500億ドル分の中国製品に25%)を発動する」と発表。米中貿易戦争が「開戦」し、やはり中南海に激震が走った。

 そして、今年である。本来なら6月15日、中国政府は、「新型コロナウイルスの完全終息宣言」を出す予定でいたのではないだろうか。首都・北京ではこの日から、「最終局面」と位置づける学校の全面再開が予定されていた。

 それに先立って、6月7日、中国国務院弁公室は、「新型コロナ肺炎の疫病に対抗攻撃する中国の行動」を発表した。いわゆる中国版の「コロナ白書」である。「完全終息宣言」を出す前に、この5ヵ月余りの「ウイルスとの戦いへの勝利」を総括したのだ。

コロナ白書の中身

 全体は4章立てで、その前後に前文と結語が付いている。まず前文では、新型コロナウイルスの位置づけと、「コロナ白書」を出す目的について述べている。

 〈 新型コロナウイルス肺炎は、この100年近くの間に人類が遭遇した、影響範囲が最も広範な地球規模の大流行病であり、世界にとって深刻な危機と厳しい試練になった。人類の生命の安全と健康が、重大な脅威にさらされたのだ。

 これは、全人類と疫病との戦争である。前代未聞のものが突如、襲来し、獰猛な疫病の天災となったが、中国は果敢に疫病を防止、阻止する戦いに打って出た。中国は国民の生命安全と身体の健康を第一に考え、堅固果敢な勇気と決意を持って、できる限り最も全面的で最も厳格で最も徹底した防止措置を取り、ウイルスの伝播連動を有効的に遮断した。(中略)

 中国国民のウイルスへの対抗打撃の偉大な過程を記録し、国際社会と中国の抗ウイルスの経験と手法を分かち合い、抗ウイルスに対する中国の理念や主張を闡明にするため、中国政府はこの白書を特に発布する 〉

 このように、世界中に蔓延したコロナ禍は、中国が撒き散らしたものだとは記されず、全人類がウイルスとの戦争と戦うものだと規定。中国はこれに勇気を持って取り組んだと自賛しているのだ。

 第1章は「中国の疫病への対抗打撃の艱難辛苦の過程」で、5段階に分けている。すなわち、1)突発的な疫病への迅速な対応(2019年12月27日~2020年1月19日)、2)疫病蔓延の勢いの初歩の抑制(1月20日~2月20日)、3)国内の新たな感染者数が段階的に下降し一桁になるまで(2月21日~3月17日)、4)武漢保衛戦、湖北保衛戦の決定的成果の獲得(3月18日~4月28日)、5)全国の疫病防止の常態化の段階(4月29日~5月末)。その大意は、以下の通りだ。

 〈 2020年5月31日24時現在、31の省・自治区・直轄地及び新疆生産建設兵団の累計報告確定感染者数は8万3017人、累計治癒退院者数は7万8307人、累計死亡者数は4634人となっている。治癒率は94.3%、死亡率は5.6%だ。

 2019年12月27日、湖北省中西医結合病院が、武漢市江漢区の疾病コントロールセンターに、原因不明の肺炎の病例を報告した。30日、武漢市衛生健康委員会が、管轄地域の医療機構に向けて、「原因不明の肺炎の救援治療活動を行うことに関する緊急通知」を発布した。31日早朝、国家衛生健康委員会が対応配置を行い、活動グループと専門家グループを武漢に派遣。疫病の処置活動を適切に指導し、現場調査を行った。

 2020年1月1日、国家衛生健康委員会は、疫病対応処置指導小グループを成立させた。2日、国家衛生健康委員会が「原因不明のウイルス性肺炎防止抑制『3つの早期』方案」を制定した。3日、武漢市衛生健康委員会が公式ホームページで、「原因不明の病毒性肺炎の状況通報に関して」を発布し、44人の原因不明の病毒性肺炎の病例を発見した。

 4日、中国疾病コントロールセンターの責任者とアメリカ疾病コントロールセンターの責任者が電話で話し、疫病の関連状況を紹介し、双方が情報交換と技術協力、密接な連絡を保持していくことで同意した。5日、武漢市衛生健康委員会がホームページで、「原因不明の病毒性肺炎の状況に関する通報」を発布し、59例の原因不明の病毒性肺炎の症例が発見されたことを示した。中国はWHO(世界保健機関)に疫病情報を通報した。

 6日、国家衛生健康委員会は、全国衛生健康活動会議で、武漢市で原因不明の肺炎が起こっている状況を通報し、監督測定・分析・研究判断の強化、及び疫病の適切な処置を要求した。7日、中国共産党中央委員会の習近平総書記が、中国共産党中央政治局常務委員会会議を開き、原因不明の肺炎の疫病への防止コントロール活動をうまくやるよう要求した。(中略)

 5月18日、習近平国家主席が、第73回WHO(世界保健機関)第73回総会のテレビ会議の開幕式で、「団結、協力してウイルスに打ち勝ち、共同で人類衛生健康共同体を構築する」と題した祝辞を述べた。22日~28日、第13期全国人民代表大会第3回全体会議を北京で挙行した 〉

 このように、一日一日、中国政府がいかに適切な処置を取って来たかが、詳細に記されている。「情報を隠蔽していた」と海外から非難されていることへの予防線を張る意図もあるのだろう。

 また、習近平総書記にいつ最初の報告が上がり、いつ総書記の最初の指示があったかについては、当初は雲南省を視察中の1月20日と言われていた。だが後に、「1月7日にすでに指示を出していた」という「公式見解」を発表し、この白書もそれに従っている。つまり発生の初期の段階から、習近平総書記が「自ら指揮し、自ら配備する」態勢を取っていたと改めて示した。

 この「自ら指揮し、自ら配備する」という言葉は、「官製流行語」(中国官製メディアが広めようとする言葉)にもなった。

 だが、蒋超良(Jiang Chaoliang)湖北省党委書記(省トップ)以下、湖北省や武漢市の「無能」「隠蔽」などと非難された幹部たちを解任したことには、一切触れていない。武漢市中心病院の李文亮(Li Wenliang)医師が初めて告発し、後に自らも感染して「殉職」したことも抜け落ちている。

世界に向けた猛アピール

 第2章以降の目につく記述は、以下の通りである。

5月31日まで、全国の回復期の感染者2765人から血漿を採取し、1689人の感染者に接種治療を行ったところ、比較的良好な効果を得た。

5月31日までに、全国各級のコロナウイルス防止財政資金として計1624億元を用意した。

5月31日までに、国務院聯防聯控機構、国務院新聞弁公室は共同で、161回の記者会見を開き、50以上の部署から490人以上の出席を実現させた。そして1400以上の内外メディアの質問に答えた。湖北省は103回の記者会見を挙行し、その他の地域も含めると1050回もの記者会見を行った。

5つの技術経路からワクチンを研究開発し、いまのところ4種類の効力あるワクチンと1種類の腺病毒を解体するワクチンが、認可を得て臨床実験を行っている。

公民の個人的権利を受諾して、個人の「健康ナンバー」「通信ビッグデータ工程カード」を広め、「復工復産復学」(仕事、生産、学校の復帰)を進めている。

1月24日の大晦日から3月8日まで、全国346の国家医療隊、4万2600人の医療従事者、900人以上の公共衛生要員、人民解放軍の4000人以上の医療従事者が湖北に応援に行った。

全国から4万人の建設従事者と数千台の機械設備を調達し、わずか10日で1000床の火神山病院、わずか12日で1600床の雷神山病院を建設した。

2月初旬の段階で、医療用非N95マスクとN95マスクの日産量はそれぞれ、586万枚と13万枚だったが、4月末には2億枚と500万枚に拡大した。

湖北省と武漢市などは、5月31日までに寄付金389.3億元、物資約9.9憶個を受けた。

4月末までに全国の規模以上の企業(大企業)の復工率(工業の復興率)は99%を超え、中小企業の復工率は88.4%に達した。湖北省の規模以上の企業の復工率は98.2%で、工員の復職率は92.1%に達した。これは全国平均にほぼ近い水準である。

54万人の医療従事者と4万人以上の人民解放軍の医療従事者が、湖北省と武漢市の最前線でウイルスと戦った。5月31日までで、全国のボランティアは881万人に達し、ボランティア項目は46万を超え、活動時間は2.9憶時間を超えた。

BRICS(新興5ヵ国)新開発銀行とAIIB(アジアインフラ投資銀行)はそれぞれ、70億元と24.85億元の中国向け緊急融資を行った。

中国共産党は110ヵ国以上の240の政党と共同で、人類の安全健康に重きを置き、人類運命共同体の理念を持つことと国際防疫協力の強化を呼びかけた。

WHO(世界保健機関)に2度にわたり5000万ドルの援助を提供した。

5月31日までで、27ヵ国に29チームの医療支援隊を派遣した。150ヵ国と4つの国際組織に防疫の援助を提供した。56ヵ国には長期にわたって医療隊が防疫活動を指導した。

3月1日から5月31日まで、200ヵ国・地域に防疫物資を輸出した。その中には、マスク706億枚、防護服3.4億着、防護メガネ1.15億個、人工呼吸器9.67万台、検査キット2.25億人分、赤外線検温器4029万台が含まれる。

科学技術部、国家衛生健康委員会、中国科学者協会、中華医学界が共同で、「新型コロナウイルス肺炎科学研究成果学術交流プラットフォーム」を立ち上げた。5月31日までで、このプラットフォームは計104の雑誌をネット上にアップし、970篇の論文、報告をアップした。

中国は(中国に)汚名を着せることと、ウイルスを政治化させることに、決然と反対する。人類の共同の敵はウイルスであって、特定の国家や民族ではない。

中国はウイルスの被害国であり、全世界への防疫の貢献国である。公正に待遇されるべきであり、非難されるべきではない。

中国はウイルス発生の初期の段階から、国際社会に向けて、明晰明確な情報を発信してきた。中国が情報提供と人命救助を怠ったなどとある国が述べるのは、まさに「罪を加えたいのであって理由は何でもよい」と言うものだ。

自身の問題を責任転嫁し覆い隠すことは、無責任かつ不道徳というもので、中国はいかなる訴えや賠償要求も絶対に受け入れない。

中国は責任ある大国として終始、人類運命共同体の理念を堅持し、衛生健康分野における国際協力に積極的に参加し、習近平主席が第73回WHOテレビ会議の開幕式で提起した6つの建議と5つの措置を着実に実行し、地域と世界の公共衛生安全を維持保護するため、人類衛生健康共同体の建設に向けて、さらに大きな貢献を進めていく。

 以上である。この長い白書を通読すると、これは内外に向けた、すなわち14億中国民とアメリカを始め世界に向けた中国政府のアピールであると同時に、習近平主席に向けた中国官僚たちのアピールでもあるように思えた。

 穿った見方をすれば、各関連部署からの「皇帝様」に対する「誕生プレゼント」だ。「皇帝様の誕生日までに、見事にウイルスを終息させました」というわけである。

そして、北京でクラスター発生

 ところが、今年の皇帝様の誕生日も、またしても吉事とはいかなかった。お膝元の首都・北京で、恐ろしいクラスター(集団感染)が発生してしまったのである。

 6月15日午前、北京市政府は117回目となる新型コロナウイルスに関する記者会見を開いた。壇上に座ったのは、肖颯(Xiao Sa)北京市党規律検査・市監察委員会党風政風監督室主任という厳めしい肩書の幹部だった。肖主任は、厳めしい顔つきで述べた。

 「6月14日13時現在で、すでに62人もの感染者が報告されている。感染者たちのビッグデータを解析すると、北京新発地卸売市場と関連していることが明らかになった。

 6月13日、北京市党規律検査・市監察委員会は、調査グループを立ち上げ、新発地市場のウイルス防止対策について調査した。その結果、北京市豊台区の周宇清(Zhou Yuqing)副区長、豊台区花郷の王華(Wang Hua)党委書記、新発地市場の張月琳(Zhang Yuelin)社長は、監督責任を怠ったなどの責任で、解職処分とした……」

 前日14日、この日は日曜日にもかかわらず、北京市政府は2回も、新型コロナウイルスに関する記者会見を開いた。夜の116回目の会見で、北京市疾病予防コントロールセンターの厖星火(Pang Xinghuo)副主任は、沈鬱な表情で述べた。

 「新発地市場の関係者8186人のPCR検査を実施した。これまで5803人の検査結果が出たが、ほとんどが陰性だった。今後、新発地市場の近隣住民4.6万人すべてのPCR検査を行う。すでに1万881人が検査を終えている……」

 6月15日の夕刻には、118回目の会見が開かれ、6月11日以降の北京での感染者を、「79人」に更新した。

 クラスターの発生源は、北京南郊の新発地市場だった。79人中、77人が、この市場に、何らかの関連を持っていた。新発地市場は、ホームページでこう自己紹介している。

 〈 北京新発地農産品卸売市場は1988年5月16日にオープンし、当初はわずか1ヘクタールだったが、現在では112ヘクタールに拡大、約2000店舗が軒を並べる。毎日、野菜1.8万トン、果物2万トン、豚3000匹あまり、羊1500頭あまり、牛150頭あまり、水産物1500トンあまりが取引されている。2019年の交易量は1749万トン、交易額は1319億元で、全国4600あまりの農産品卸売市場の中で、交易量・交易額ともに、17年連続で中国最大である 〉

 この市場は、広さが東京ドームの24倍!  まさに、2300万北京市民の「胃袋」である。

 それまで北京では、新型コロナウイルスは、すでに「過去の惨事」と化していた。なにせ56日も連続で、一人の新たな感染者も出ていなかったのだ。北京市民は、「日本はまだ終息していないのか」と、対岸の火事のように日本を見ていたものだ。

 それが6月11日、西城区に住む52歳の男性が感染していることが発覚。そこから次々と感染者が出たのだ。

 新発地市場は、6月13日午前3時をもって、一時的に閉鎖された。だが、数ヵ月前の「武漢の悲劇」が、やはり華南海鮮市場という巨大市場から始まっただけに、北京市民は戦々恐々としている。市場が閉鎖されたことで、すでに野菜の高騰が始まっている。

 こうして、6月15日から北京市内の学校を全面再開する措置は、延期となった。結果として、「皇帝様」の誕生日は、今年も吉事とはいかなかったのである。

 

【今週の推薦新刊図書】

 

 『WHAT NEXT』
著者=宮崎正弘
(ハート出版、税込1,650円)

 

 中国を批判的に書く筋金入りの「宮崎史観」が、新型コロナウイルスという未曽有の危機に洗われて、さらに磨きがかかった。宮崎氏は「最悪のシナリオ」と断りつつ、今後の世界は14段階で進んでいく可能性があると説く。1)米中の失業者増大で大恐慌開始、2)米中対決が激化し、日米同盟に亀裂、3)株式暴落と倒産ラッシュ、4)世界中の航空会社が国有化、5)企業会計制度の変革、6)世界の決済システムの中断、7)金、プラチナの高騰、8)中国で食糧不足から暴動多発、9)イナゴ害で南アジアに食糧危機勃発、10)同様にイナゴ害で中国に食糧危機勃発、11)東京五輪中止、12)北朝鮮情勢が急変し、日本を含む周辺国に難民殺到、13)産油国でデフォルトが発生し政変に発展、14)地域紛争が多発し、在日米軍が撤退。あな恐ろしや、74歳の世界に通暁した評論家の警告の書である。

東証100022500超 金融財政政策への期待感で

毎日新聞 2020年6月16日(火)20時30分配信

 16日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に反発し、前日比1051円26銭高の2万2582円21銭で取引を終えた。米国の金融・財政政策への期待感から、新型コロナウイルスの感染拡大「第2波」への懸念で売られていた銘柄が買い戻された。日経平均の上げ幅が1000円を超えるのは3月25日以来、約3カ月ぶり。

 15日のニューヨーク株式市場は、米連邦準備制度理事会(FRB)が個別企業の社債買い入れで資金繰り支援を強化すると発表したことが好感され、ダウ工業株30種平均は前週末比157・62ドル高の2万5763・16ドルと続伸した。

 16日の東京市場はこの流れを引き継ぎ、日経平均は反発して取引を開始。トランプ米政権が、道路や橋、次世代通信規格「5G」などのインフラ整備に約1兆ドル(約107兆円)を投じる景気刺激策を検討していると報じられ、上げ幅を拡大した。日銀が金融政策決定会合で企業の資金繰り支援枠を110兆円に拡大したことも好材料となった。

 日経平均は10日の終値で2万3124円95銭をつけた後、米中での新型コロナ感染再拡大への懸念などから3営業日連続で下落。下げ幅は約1600円に達したが、16日の急騰で一気に戻した。

 大和証券の石黒英之シニアストラテジストは「各国中銀の強力な金融緩和が相場を支えている。当面は感染再拡大への懸念との綱引きで、日経平均は上下に振れやすい」とみる。

 

2020年3月20日 (金)

【新型肺炎】延期論✍高まる「五輪開催“可否”Xデー」は・・・・

五輪開催可否のデーは?組織委、政府、東京都は通常開催を明言

東スポWeb 2020年3月20日(金)16時42分配信

 中止、延期論が高まっている東京五輪は“Xデー”が迫っている。東京五輪の開催について、6度五輪に出場した国際オリンピック委員会(IOC)アスリート委員のヘーリー・ウィッケンハイザー氏(41=カナダ)は「無神経で無責任な行為。この危機は五輪よりも深刻だ」と非難した。

 こうした逆風に日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長(62)は「みんな『何が何でも五輪を開催すべき』と言うほうが異常」と指摘。その上で「心配する声だけが報道されているけど、私は、それが多くのアスリートの声なのかという部分に関しては正直疑問」と、あくまで一部選手の意見として捉えているという。

 しかし、現実問題として五輪予選も実施できずに見通しが立っていない競技は多い。組織委、政府、東京都は通常開催を明言しているが「延期」「中止」を迫られた場合はどうするのか。

 小池百合子都知事(67)は「今、お答えするタイミングではない」とかわしたが、新型コロナウイルスに感染し、入院先の病室からテレビ番組に電話出演した日本サッカー協会の田嶋幸三会長(62)は「デッドライン」を提案。JOC副会長も務める同氏は「5月なのか、6月では遅いとか、そこをしっかり決めるべき」とし、5月中がリミットと示唆した。

 古参IOC委員のディック・パウンド氏(77)は開催可否の判断期限を「5月末」と発言していたように、Xデーは近づいているようだ。

トランプ大統領が“爆弾暴露”「安倍首相(G7で)我々に(東京五輪を)どうするか決断していないと話した

THE PAGE 2020年3月20日(金)7時01分配信

 新型コロナウイルスの世界的感染拡大で、東京五輪の延期を求める声が高まる中、米国のトランプ大統領が”爆弾暴露”を行った。トランプ大統領は19日(日本時間20日)、ホワイトハウスで行われた記者会見で、日本時間16日の深夜に行われた緊急G7のテレビ電話会議で安倍首相が東京五輪問題について話した中身について触れ「彼にとって大きな決断。難しい状況だ。彼は、我々にどうするか決断していないと話した」と明かした。

 トランプ大統領が明かした安倍首相の言葉の「どうするか決断していない」の「どうするか」の意味するものは、東京五輪の延期なのか、中止なのか、開催なのか。その解釈が難しいが、このトランプ発言を全米の複数のメディアが報じており、LAタイムズ紙は、「日本のリーダーたちは、新型コロナウイルスの感染拡大の中で東京五輪を開催するかまだ決断に至っていない」と捉え、CNNも「日本の首相が五輪開催について決断を下していない」と解釈していた。

 さらにトランプ大統領は、「我々は彼(安倍首相)の決定を受け入れるだろう」とも語り、たとえ安倍首相が延期の決断をした場合にも、その決断を支持する考えを明らかにした。

 トランプ大統領は、緊急G7会議の前には、「無観客は想像できない。あくまで私の意見だが、1年間延期したほうがいいのかもしれない。立派な施設を建設したので残念ではあるが」とメディアに延期説を力説していたが、G7会議では、その持論を展開せず、安倍首相の五輪の通常開催を望む主張を支持していた。

 ただG7会議後、安倍首相は「人類が新型コロナウイルスに打ち勝つ証として東京オリンピック・パラリンピックを完全な形で実現するということについてG7の支持を得たところです」と説明。

 19日の参議院総務委員会でも、日本維新の会の片山虎之介参院議員から「『完全な形』というのは、今の計画のままで種目は減らさず、観客はいて普通にやるということですね」との質問を受けて 「規模は縮小せずに行う。観客の皆さんにも当然、一緒に感動を味わっていただくということ」と答弁した。

 無観客での大会開催を否定し、延期、中止については、「延期や中止について私は一切言及していない」とも断言。延期の考えがないことを改めて主張している。

 その日本の立場から文脈を見れば、「どうするか決断していない」ものは、五輪の開催ではなく「延期」と捉えるのが筋だろう。
 いずれにしろ大きな波紋を呼ぶトランプ発言になった。

 一方で延期、中止を求める声は日増しに強くなっている。

 五輪のボート競技で4つの金メダルを獲得しているマシュー・ピンセント卿(英国)は、BBCラジオ4のインタビューに答え、「五輪の延期か中止かに多くの選択肢は残されていない。そのことよりも世界が直面しているもっと大きな心配事があるだろう。アジアの国々や欧州のほとんどの国で政府の勧告によりスポーツイベントが中止になっている。今後、五輪選手は、個人としてだけでなく、チーム環境から見ても、ちゃんとした練習を行えるようには思えない。(IOCが五輪を予定通り行うと主張しているのは)彼らが東京五輪に対する責任を感じているのだと思う」と批判した。

 またBBCによると、パラリンピックの陸上競技で11個の金メダルを含む、15個のメダルを獲得している“レジェンド”タニ・グレイ・トンプソン女史(英国)も、「五輪が延期されるのならば、アスリートたちは今、それを知る必要がある」と、IOCの態度を批判した。

 同女史は、「選手たちは、今、(延期かどうかを)知る必要があり、延期されるのならば、その今後の日程について知っておく必要がある。日本では大きな経済的影響もあり、この状況は良くない。世界中で本当に深刻なことが起きており、こうした(延期すべきかといった)ことについて話し合うのは少し馬鹿げている」とコメントした。

 リオ五輪の英国競歩代表だったトム・ボスワース氏も「五輪は秋まで延期されるべきだ。難しい決断だが、私の意見として五輪大会を成功させるためには、全員が(公平に)参加資格を得られ、正しく準備ができるように延期されるべきだと思う」と主張している。

 五輪開催の可否を決めるのは、安倍首相でも日本の東京五輪組織委員会でもなくIOC。欧州、アフリカやその他の各地域のオリンピック委員会は、「五輪の予定通りの開催を支援する」と表明したが、オリンピアンからの拒否反応が、これだけ増えている以上、もうIOCが正式に延期、中止の検討を表明せねばならない段階にきているのかもしれない。

NYダウ終値、913ドル安の1万9173ドル…「トランプ相場」わる

読売新聞オンライン 2020年3月21日(土)6時06分配信

 20日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値は前日比913・21ドル安の1万9173・98ドルだった。トランプ米大統領が2017年1月20日に大統領に就任した際の終値(1万9827ドル)を下回り、株高が続いた「トランプ相場」は終わりを迎えた。

 新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念に加え、急速に原油安が進んだことでエネルギー関連企業の業績が悪化するとの不安が高まり、売り注文が膨らんだ。

「一生に1度の大バーゲン」世界の富裕層

Bloomberg 2020年3月20日(金)23時15分配信

 世界各地の市場が混乱する中で、世界の超富裕層の一部は投資先企業の株式買い増しに合計10億ドル(約1100億円)以上を投じた。

 当局に提出された文書によると、アクティビスト(物言う投資家)のカール・アイカーン氏は米レンタカー会社ハーツ・グローバル・ホールディングス、家庭用品や事務用品などを手掛ける米ニューウェル・ブランズの持ち株比率をそれぞれ引き上げた。ウォーレン・バフェット氏の持ち株会社はデルタ航空の株式を追加。テトラパックの親会社テトララバルの資産相続人らは、香料メーカーの米インターナショナル・フレーバー・アンド・フレグランス(IFF)の株式に3億1700万ドルを投資した。

 過去数週間に世界各地の株式指数は急落。新型コロナウイルス感染拡大による長期的な影響への不透明性が主な理由で、航空会社やショッピングモール運営会社などは時価総額が半分以下に減少した銘柄もある。

 だが、企業幹部や取締役会メンバー、大株主らは自らの企業の株式をハイペースで買い進めている。売却に対する購入の比率は、2011年以来の大きさ。アクティビストのビル・アックマン氏らは、新型コロナ感染拡大に歯止めをかける措置が強化され、それが効果を表していることが判明し次第、株式は急速に反発すると楽観している。

 アックマン氏は18日、「現在の危機が正しく制御されるなら、一生に1度あるかどうかの大バーゲンだ」とツイート。そうなるための条件に、米国が一時的に国境を閉鎖することなどを挙げた。

日本では4月以降、新型コロナは生き延びにくい」は本当!?

日刊工業新聞 2020年3月19日(木)7時30分配信

SARSと類似点も、北⇔南「感染サイクル」に不安

 新型コロナウイルスの感染が中国で初めて確認されてから3カ月あまりが経過した。この間、各国が防疫措置を講じてきたが感染拡大は止まらず、世界の感染者は20万人に達し、死者は8500人を超えた。発生源とされる中国では新規の感染者は減少傾向にあるが、欧州ではイタリアやスペイン、フランスなど一部の国で感染者が飛躍的に増加しており、収束はまだ見通せない。

 では、新型コロナはいつ収束するのか。政府専門家会議のメンバーで、日本感染症学会の舘田一博理事長(東邦大学教授)は、「(日本は)4月以降は気温や湿度が上昇し、ウイルスが生き延びにくい環境になる」と、ウイルスの弱点を説明する。収束時期は「集団免疫などさまざまな要素が絡むので、正確には分からない」としながらも、気候が温暖になる夏前をめどに、ウイルスは一定程度減る方向に向くと見る。

 同じコロナウイルスに分類され、02年末に流行が始まった重症急性呼吸器症候群(SARS)は、03年7月に世界保健機関(WHO)が「終息宣言」を出した。SARSの流行は発生源の中国のほか、シンガポール、カナダなど北半球の国が中心で、終息宣言が出されたタイミングはこれらの国・地域の夏に当たる。

 ここで注目したいのは、新型コロナは遺伝子的にSARSに類似しているとの報告がある点だ。新型コロナはSARS同様に冬に流行しており、収束までSARSと同様の経路をたどると仮定すれば、北半球の感染者の増加は今年の夏前には頭打ちになるとの見方が成り立つ。

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 舘田理事長は「SARSは症状が出やすく、囲い込んで対処できた」と解説する。一方、新型コロナは感染しても症状が出ない人が一定数いることが確認されており、この「無症状病原体保有者」が、ウイルスの封じ込めを難しくするとの指摘は多い。

 舘田理事長は、南半球の国で感染者が出ていることに警戒感を示す。北半球の気候が温暖になりウイルスの広がりがいったん収束しても、これから冬を迎える南半球で感染拡大が続けば、北半球に再度ウイルスが移り、「感染のサイクル」が作られる恐れがあるからだ。人の移動によってこのサイクルが形成されれば、収束までに長期間を要することになる。

 その上で、舘田理事長は感染拡大の防止に向け、不特定多数の人が一堂に集まる状況を作らず、集団感染を抑える必要があると改めて強調する。日本では「クラスター」と呼ばれる感染者の小規模集団が各地で形成されており、感染拡大に拍車を掛けている。個人では睡眠や栄養を十分取り、マスク着用や「咳エチケット」、手洗いなどの予防策を心掛けることが重要だ。

組織委・遠藤会長代行「IOCの判断が」…山口理事の延長論には確認求める連絡来る

スポーツ報知 2020年3月21日(土)7時00分配信

 東京五輪組織委の遠藤利明会長代行(70)は20日、聖火到着式が行われた宮城・東松島市で取材に応じた。IOCのバッハ会長が「違うシナリオは検討している」と通常開催以外に言及したことについて「私たちはやることをやってしっかり準備することが大事」と強調した一方で「マラソンの時(札幌開催)のようにIOCや国際競技団体の判断の方が(組織委より)上になる」とIOCなどが延期等に踏み切った場合は判断が変わる可能性を示唆した。

 JOCの山下泰裕会長(62)は「できる限り、安心安全な大会のために力を尽くす」と強調し、山口香理事が延期論を語ったことに「議論することはいいと思う。ただ、一体となって力を尽くしていこうというところで、一個人の見解とはいえ、発言するのは残念」と述べた。山下会長にはIOCからも発言の確認を求める連絡が来たという。

五輪中止なら、4.5兆円損失 延期で6400億円と試算

共同通信 2020年3月21日(土)17時54分配信

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、東京五輪・パラリンピックが1年間延期となった場合の経済損失は約6400億円、中止の場合は約4兆5千億円に上るとの試算を、関西大の宮本勝浩名誉教授(理論経済学)が21日までに発表した。

 中止の場合は、大会運営費や観戦者の消費支出、企業マーケティング活動費などのほとんどが失われ約3兆4600億円。さらに、五輪後のスポーツ大会や文化事業などの損失を見込んだ。

 延期の場合は、改めて予選を行う経費などが損失となる。宮本名誉教授は「延期しても経済効果は変わらないというのは間違い。ましてや中止なら膨大な損失になる」とした。

 

2020年3月17日 (火)

【羽生結弦】カナダでも<2020世界フィギュア✍中止>コロナの影響で

羽生結弦カナダ公共放送に登場「いま僕がスケートをやり通す意味」語る

THE ANSWER 2020年3月17日(火)13時33分配信

「CBC」単独インタビューに登場、日本語&英語で現在の思いを語る

 カナダ公共放送「CBC」は16日、公式サイトでフィギュアスケートの羽生結弦(ANA)の単独インタビュー動画を公開。日本の誇る五輪連覇王者は、10分間にわたって日本語に英語も織り交ぜ、フィギュアが好きである理由や自身を支えるファンに対する思いを明かしている。

「CBC」公式サイトは「フィギュアスケートのスター、ユヅル・ハニュウは世界一になるための感動的な旅を共有した」のタイトルで動画を紹介。新型コロナウィルスの影響で中止となったが、モントリオールで予定されていた世界選手権に向けて行ったものを公開したようだ。

 フィギュア界の盟主として思いを語った羽生。印象的だったのは競技に対する愛だ。「フィギュアスケートは1人で、大きなリンクで滑ることができて、皆さんがそれを見てくださる。それがすごく特別だなって思いますし、ほかの競技だったら、1人だけを見てくれるってことがあまりないかなと思います。あとは表現したいことを表現するということができないかなって思うんですよね。だから、フィギュアスケートはすごく特別だなと思うし、フィギュアスケートがすごく好きだなと思いますね」と話した。

 その上でファンに対する思いも吐露。「いろんな方々が、僕の演技を見た時に勇気を感じたとか、何か幸せになったとか言ってくれて、それが自分にとってのスケートのモチベーションだと思ってますし、それが僕が今スケートを最後までやり通す意味になっているなって思います」。五輪連覇し、25歳となってなお、後押ししてくれる声援が第一線を走り続ける原動力になっているようだ。また、「皆さんの期待に応えようとすることがやっぱり楽しいです」とも語り、続けて羽生は熱い胸の内と明かした。

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ファンの期待に応える演技が「自分の人生にとっての使命だと思ってます」

「でも、それができない時はすごく悔しいし、すごく大変で。達成するためにはトレーニングもすごく積まなきゃいけないし……それも苦しいけど、その苦しさを乗り越えたら、きっとまた皆さんの期待に応えられる演技ができるかもしれないって思えるし、それが楽しいです。だから、自分にとって、自分の人生の使命だと思ってますし、その使命を最後までやり通したいと思います」

 日本語のみならず、英語でも回答した羽生。聞き手から「君は最高に完成されたスケーターです、技術的な能力、芸術性という点で」などと語りかけられると「僕はただスケートをしているだけですよ。リンクで皆に演技を披露することが好きなだけです」と笑い、謙虚に語った。「もちろんプレッシャーはとてつもない。だけど、プレッシャーは自分にとってエネルギーでもあります。そのエネルギーがスケートをする上で自分をより力強くしてくれます。実際、そのエネルギーを常に感じています」と話した。

 昨年の全日本選手権2位となった後の心境も語り、はい上がった今の胸中については「自分のためにスケートをしたいですし、フィギュアスケートが自分にとって何なのかを示せたらと思います。自分の人生をフィギュアに捧げたいですし、それが自分にとっての使命ですね。自分はスケートのために生まれました」と明かした。10分間にわたった貴重なロングインタビュー。世界選手権こそ中止となり、モントリオールのリンクで雄姿を見せることは叶わなかったが、やはり注目度は開催地でも抜群だったようだ。

緊急G7テレビ電話会議で、“安倍首相”の東京五輪「完全な形で実現」の解釈巡って、米CNNは「“、延期や中止に強く抵抗」と暴露

THE PAGE 2020年3月17日(火)7時00分配信

 米国のトランプ大統領などG7の首脳による緊急テレビ電話会議が16日深夜に行われ、WHO(世界保健機関)が「パンデミック」を宣言した新型コロナウイルスへの対応を協議、その中で開催が危ぶまれている東京五輪も議題になった。

 安倍晋三首相は、会議後、議題となった東京五輪について「人類が新型コロナウイルスに打ち勝つ証として東京オリンピック・パラリンピックを完全な形で実現するということについてG7の支持を得たところです」と説明した。

「完全な形で実現する」とは、無観客などの異例の形態ではないことを示唆しているようだが、延期の声も強くなっている、その開催時期について協議したかどうかの具体的な言及はなかった。

 記者団からは「時期については?」との確認の質問があったが、「完全な形で実施するということでG7は一致したところであります」と答えるに留まりハッキリとした回答はしなかった。

 開催を延期しての「完全な形での実施」とも解釈できるような問答で、様々な憶測を呼んでいるが、米国のCNNは、フランスのマクロン大統領が緊急G7会議の提唱者だったことを明かす記事の中で、会議の内幕を暴露した。

 CNNによると、「安倍首相は五輪の延期や中止には強く抵抗し、目標は”予定通りに開催することだ”と語った」という。

 安倍首相は、現在、国内の各種イベントに関して自粛を要請している立場上、時期については、そこまで踏み込んで質問に答えなかったのだろうか。CNNの報道が正しいとすれば「完全な形での実現」は、その時期も含め”予定通りの開催”ということを示唆していたのだ。

 CNNによると、さらにクドロー米国家経済会議委員長は、「(安倍首相は、東京五輪の延期、中止が)世界におけるリーダーシップの問題につながると考えており、トランプ大統領は、彼に幸運を願った。我々全員が彼の考えを支持している」とコメント。先日、トランプ大統領は、「東京五輪は1年延期した方がいい」と発言し、波紋を広げていたが、緊急G7会議では、その主張をふりかざすことなく、安倍首相の訴えを支持したという。

 また豪州のシドニーモーニングヘラルド紙は、IOC(国際オリンピック委員会)の調整委員会のジョン・コーツ委員長が、「東京五輪2020は予定通りに行われ、先月にIOCの古参メンバーのディック・パウンド氏が主張したような五輪を中止するか、しないかという判断の期限を5月にしていることはない」と語ったことを伝えた。ディック・パウンド氏の「延期、中止の判断を5月末までに決める」との発言が問題となっていたが、コーツ氏は、判断時期に期限を設けないというIOCの姿勢を明らかにした。

 コーツ氏は、「IOCは、ディック・パウンド氏が口にしたあらゆる日程について認識しておらず、ディック自身も、その意見を(今は)撤回させていると考えている。すべては7月24日に始まる流れだ。(開催延期の考えは)IOCの見解ではなかった。単なるディックの意見だ。まだ開幕まで4カ月ある。個人的にやや不都合が生じているが、欧州の数カ国の対応をとてもうれしく思っている」とも明かした。

 ただ、現在、IOC本部にいるコーツ氏は、欧州から豪州に帰国後、約2週間の隔離措置を受けるという。

 延期説を打ち消す風が吹いてきたが、一方で、豪州も含めて五輪代表を決める国内選考会が開けない状況が世界中に広がっており、IOCのトーマス・バッハ会長は、17日(日本時間18日)にワールド・アスレティックスなど、各国際競技団体や、各国オリンピック委員会、選手に対して、現状とIOCの考え方を説明するための緊急電話会議を行う。G7が東京五輪開催支持で合意しても、その開催の決定権を持つのはIOC。先日、バッハ会長は「WHOの助言に従う」と発言したばかり。IOCは果たしてどんな方向性を打ち出すのだろうか?

池江璃花子選手“406日ぶりのプール”に「幸せです」Wピース写真添え喜びつづる

ORICON NEWS 2020年3月17日(火)19時05分配信

 競泳の池江璃花子選手(19)が17日、自身のインスタグラムを更新。「406日ぶりのプールらしい!」と自身の写真を添えるとともに「言葉に表せないくらい嬉しくて、気持ちが良くて、幸せです」と喜びの思いを記した。

 池江選手は「病院の先生の許可がやっと出て、プールに入ることができました 406日ぶりのプールらしい!」と明かし「言葉に表せないくらい嬉しくて、気持ちが良くて、幸せです」と胸中を吐露。「日本中、世界中で新型ウイルスが流行ってますが、わたしを含め、感染予防、対策をしっかりとし、1日でもはやく収束することを願います」とメッセージした。

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 池江選手の姿にフォロワーからは「焦らず、ゆっくり、着実に応援してます」「良かった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」「おめでとうございます!!」「本当に良かったね」「やったー」などの応援や祝福の言葉が続々と届いている。

 池江選手は昨年2月に白血病を公表。同月から入院生活をし、約10ヶ月の月日が経った12月に退院した。先月8日にはトレーニングを再開したことを報告するとともに「皆さんに病気を報告したのは昨年の2月12日だったと思いますが、実は1年前の今日、2月8日に病気が発覚しました。あれからちょうど1年、色々あったなぁと振り返りながらも、全てに意味があると思って、次は前に向かって突き進んでいきます!」と、率直な思いを伝えていた。

日経平均が乱高下、終値は9円高 売り先行後に値上がり

朝日新聞デジタル 2020年3月17日(火)15時32分配信

 17日の東京株式市場は日経平均株価が前日の終値より9円49銭高い1万7011円53銭で取引を終えた。5営業日ぶりの値上がりとなった。取引開始直後は売りが先行し、日経平均の下げ幅は一時600円を超えた。その後は日本銀行による上場投資信託(ETF)買い入れへの期待感などから値上がりに転じ、上げ幅は一時500円を超える場面もあるなど、乱高下した。

 前日のニューヨーク株式市場では主要企業でつくるダウ工業株平均が前週末比約3000ドル安で終え、史上最大の急落となった。その流れを受け、東京市場でも取引開始直後は売りが膨らんだが、その後、下げ幅は縮小。ドル円相場が1ドル=106円台半ばと円安水準で推移したことも相場の下支えとなった。「(巨額の資産を運用する)公的年金基金が買いに入っている可能性が高い」(大手証券)との見方もある。

ダウ平均2997㌦安下げ幅過去最大 金融市場のパニック抑えられず

毎日新聞 2020年3月17日(火)10時32分配信

 週明け16日のニューヨーク株式市場は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う景気後退不安から大幅反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前週末比2997・10ドル(12・9%)安の2万188・52ドルで取引を終えた。1日の下げ幅は12日(2352ドル安)を超えて過去最大となった。米連邦準備制度理事会(FRB)は15日に大規模金融緩和に踏み切ったものの、金融市場のパニック状態を抑えることはできなかった。

 新型コロナの感染拡大の影響が見通せないなか、ダウ平均は先週12日に続き1987年10月の大暴落「ブラックマンデー(暗黒の月曜日)」(22・6%)以来となる下落率を記録。今年2月12日の史上最高値(2万9551ドル)から約30%下落し、17年2月以来の安値水準となった。9日以降、6営業日連続で騰落幅が1000ドルを超える大荒れの値動きが続いている。

 世界保健機関(WHO)が「パンデミック(世界的大流行)の中心」と指摘する欧州市場では16日、主要株式市場が一時軒並み10%近く下落。ニューヨーク市場もこの流れを引き継ぎ、取引開始直後から株価が暴落した。主要500銘柄で構成するS&P500株価指数の下落幅が7%に達し、相場安定を図る「サーキットブレーカー」が9、12日に続いて発動。ニューヨーク証券取引所は午前9時31分から15分間、取引を中断した。

 主要7カ国(G7)首脳は16日の緊急テレビ会議後、新型コロナ対策で「金融・財政政策を総動員する」との声明を発表したが、市場の反応は限定的だった。

 16日午後にホワイトハウスで記者会見したトランプ大統領が、新型コロナの流行は「7月か8月まで続くかもしれない」と発言。世界経済の景気後退入りの可能性について「そうかもしれない」と述べると、ダウ平均は1000ドル近く落ち込んだ。市場では「新型コロナを巡り世界的な景気後退の可能性が強まるなか、金融政策では投資家のパニック状態は解消できない」(米投資会社)との声が出ている。

クレディ・スイス、最近の株価急落は買いの好機(富裕層向けに助言)

Bloomberg 2020年3月17日(火)13時41分配信

 株式相場の急落で、長期的な投資家が行き過ぎたリスクを抱えることなく持ち分を増やす段階に達した。クレディ・スイスが富裕層の顧客向けにこうした見方を示した。

 グローバル最高投資責任者(CIO)を務めるマイケル・ストロバーク氏はリポートで、「現在の株式配分が戦略的水準を下回っており、ボラティリティーの高まりに耐えられる投資家は、株式のポジション積み増しを開始すべきだ」と指摘した。

 さらに、情報技術(IT)やエネルギーなどのセクターで幅広い可能性が見込めるほか、過小評価されている銘柄に十分なチャンスがあると分析した。

 ただ、投資家はある程度のリスクを負うべきだとしながらも、積極的になり過ぎないよう警告。「ネガティブなニュースが続いている上に、先週の記録的な急落がもたらした不確実性を考慮して」、当面はレバレッジを避けるよう助言した。

トランプ米大統領、ツイッターで中国ウイルス

日刊スポーツ 2020年3月17日(火)20時55分配信

 トランプ米大統領が16日、ツイッターで、世界的規模で感染が拡大し続ける新型コロナウイルスを「中国ウイルス」と名指しした。同大統領は「米国は、特に中国ウイルスの影響を受ける航空会社などの業界を強力にサポートします。私たちは、これまで以上に強くなります!」と、今回の事態で多大な影響をこうむっている、航空業界への支援を約束しつつも、中国に批判的な姿勢を見せた。

 それに対し、中国外務省の耿爽副報道局長は17日の会見で「最近、米国の政治家の中には、中国と新型コロナウイルスをリンクさせて批判する人がいる。我々は憤っており、強く反対しています」と遺憾の意を表した。さらに「世界保健機関(WHO)と国際社会は、ウイルスを特定の国や地域にリンクすることについて、明らかに反対しています。我々は米国に誤りを直ちに修正し、中国に対する不当な告発を直ちに停止するように促します」と米国に抗議する考えを明らかにした。

 米国と中国の“中傷合戦”は、中国外務省の趙立堅報道官が12日、ツイッターで「流行を武漢にもたらしたのは米軍かも知れない。透明にデータを公開しましょう。米国には説明責任があります」などとコメントを出したことで激化。それに対し、ポンペオ米国務長官が16日、中国の外交担当トップの楊潔共産党政治局員との電話会談の中で「偽情報や風変わりなうわさを広める時ではなく、全ての国がこの共通の脅威と戦うために集まる時だ」と応戦していた。

は竹カンムリに后の一口が虎

 

2020年3月 1日 (日)

【東京マラソン】五輪選考会✍大迫傑<日本新記録更新>も台乗りならず

「このレースをしているうちは🏁メダル厳しい」日本陸連・瀬古俊彦PLが東京マラソンで日本新の大迫傑に課題突きつける

中日スポーツ 2020年3月1日(日)13時35分配信

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 東京五輪の男子マラソン日本代表最後の1枠が懸かる東京マラソンが1日、東京都庁前をスタートし、東京駅前・行幸通りをゴールとする42・195キロのコースで行われた。32キロ付近で一気にペースを上げた大迫傑(ナイキ)が、自らの日本記録を21秒塗り替える2時間5分29秒で日本人最高の4位に入り、東京五輪代表の座をほぼ手中に収めた。

 日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは「期待されて、その通りに走った大迫選手はすごい。第一人者が戻ってきてくれてうれしい」と評価。その上で、「このレースをしているうちは五輪でのメダルは厳しい」と先頭集団の後方でレースを進めた点を課題に挙げた。

 その一方で“陰のMVP”には、序盤から先頭集団で日本勢をリードした井上大仁(MHPS)を推奨。「優勝したレゲセ選手についていけたのは井上選手だけ。30キロ過ぎまで井上選手が前にいたことが大迫選手の粘りにつながったと思う。井上選手がいなかったら日本記録はなかったと思う。大迫選手は井上選手に感謝しないといけない」と振り返った。

東京マラソン、五輪代表争い脱落の設楽悠太は取材に応じず

THE ANSWER 2020年3月1日(日)12時39分配信

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設楽悠太は無念の16位で五輪争い終戦、ホンダの小川監督「疲れが残っていた」

 残り1枠の東京五輪代表切符を争う東京マラソンが1日、東京都庁~東京駅前行幸通りの42.195キロで行われ、日本記録保持者・大迫傑(ナイキ)が日本人トップとなる2時間5分29秒の4位でフィニッシュした。自らが持つ日本記録を更新し、2度目の報奨金1億円を獲得した。MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)ファイナルチャレンジ男子第2戦で東京五輪代表に大きく前進。大迫とともに今大会の“3強”とされた設楽悠太(ホンダ)は16位、井上大仁(MHPS)は26位に終わり、代表争いから脱落した。

 設楽の東京五輪をかけた戦いは幕を閉じた。序盤から井上、大迫の先頭集団にはついて行かず。冷静に第2集団で走ったが、高速レースで日本記録を上回るペースだった。ペースを上げた大迫に対し、設楽は逆転できず。2時間7分45秒で16位に終わった。

 レース後、インタビューに現れた設楽は報道陣の問いかけに「着替えていいですか」と返答。取材に応じず控室へと向かった。控室から出てきたが、質問に答えることはなく通過。代わりに所属するホンダの小川智監督が取材に応じ「完全に力負けです。他には何もないですね」と代弁した。

 第1集団につかなかったことには「(ペースメーカーの設定で)前が速いとわかっていたので、安定したペースで行こうと思った」と説明。コンディションについては「疲れが残っていた。ここ数日で状態が上がってきたけど、100%じゃないとこのレベルのレースでは難しいですね」と悔やんだ。体に痛みがあったわけではないという。

 ゴール後に設楽本人と話し「いつもの通りでした(笑)。サバサバとした感じ」と、ひょうひょうとした表情だったという。最後に「今日は力負けでした。ペースを上げられなかったというか力負けです」。今後については「普通に出ていきますよ」と駅伝、トラック種目にも出場していく姿勢を示した。

 東京五輪代表は昨年9月のMGCを制した中村匠吾(富士通)と2位の服部勇馬(トヨタ自動車)が内定済み。残り1枠は、今大会とファイナルチャレンジ第3戦のびわ湖毎日(3月8日)で大迫の日本記録より1秒速い設定タイム2時間5分49秒を切った最上位者が内定し、両大会で突破選手がいなければMGC3位の大迫が3人目の代表となることが条件だった。有力選手の多くがびわ湖毎日より今大会に勝負をかけたことで“最終決戦”と目されていた。

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東京マラソン沿道に7万2000人 観戦自粛要請も各所で人だかり…主催者「集まってしまった

デイリー 2020年3月1日(日)16時26分配信

 「東京マラソン」(1日、東京都庁~東京駅前)

 東京五輪代表選考会を兼ねて行われた。新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた政府方針が示され、大規模のスポーツ、文化イベントが中止、延期となる中での開催に、賛否の声が起こる中での実施。ウイルスの感染拡大の影響を受けて約3万8000人が走るはずだった一般参加を中止した。

 エリートの部の約200人のみに規模を縮小し、日本陸連、東京マラソン財団ともに沿道での観戦自粛を求めていたため閑散としていると思われたが、都心の名所を巡るコースだけに、スタート地点の都庁周辺などから所々で人だかりがあり、多くの観戦者が見られた。

 例年なら100万人が詰めかけることを考えれば、東京マラソン財団によると観戦者は7万2000人と数は大きく減少。ただマスクをつけている人は多いが、沿道には声援が響き続けた。ツイッター上には「めちゃおるやん」「結構いるね」「応援を禁止にするべき」などの投稿が見られた。

 東京マラソン財団の大森文秋事務局長によると、スタッフによる「観戦はお控えください」と声かけを行ったが、「集まってしまった。呼びかけてはいたが、注目の大会だけにそれなりにきていただいた。最大限情報発信はしていたが、見たかった方、ご協力いただけた方、両方いた」と、総括した。

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日本株は新型コロナの影響で大幅下落戻りを試す展開はあるか

LIMO Life&Money 2020年3月1日(日)21時15分配信

新型コロナウイルスの影響で世界的な株安に

2020年2月28日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は、前日より805円27銭安の21,142円96銭となりました。

下げ幅は一時1,000円を超え、終値は2019年9月以来約6か月ぶりの安値です。前週末から5日続落で、週間で2,243円78銭の大幅下落となりました。

前週は新型コロナウイルスの感染拡大が続いているとは言うものの、足元の市場への影響という点では、アジアに限定されているような動きでした。米株は堅調で、ダウ工業株30種平均は12日に最高値を更新、S&P500種株価指数も19日に最高値を付けていました。

ところがその後も、欧州や米国で感染者が増加するなど感染拡大に歯止めがかからないことから、一転して世界経済の停滞につながるとの警戒感が強まり、投資家の間にリスク回避の動きが広がりました。

ダウ平均は28日までに7日続落となり、週間下落率は12%を超えました。これはリーマン・ショック直後の2008年10月以来の大きさです。

今後の展開はどうなるでしょうか。パニック的な売りが止まるのかどうか、28日の米株の行方が注目されましたが、結局28日もダウ平均は357ドル28セント安となりました。週初日本株も連れ安となる可能性があります。

気になるのはこの1週間で急速に円高に振れていることです。28日のニューヨーク外国為替市場で円相場は大幅に続伸し、1ドル=108円00~10銭で終えています。今週以降、さらに円高傾向になることも考えられます。

今週は重要な経済指標の発表も多くなります。2日は米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数、4日は同非製造業指数、6日は米雇用統計が発表されます。このほか、3日には米大統領選候補者の予備選が集中する「スーパーチューズデー」を迎えます。

先行きは不透明でまだ積極的に買い出動できる段階とは言えませんが、今週~来週あたりには売り一巡後、戻りを試す展開になることもあり得ます。好業績銘柄を中心に仕込みのタイミングとなるかもしれません。

連日窓をあけて大幅に下落

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。先週は24日が天皇誕生日の振替休日で休場、25日からの営業となりました。

前週末は5日移動平均線付近で下げ止まっていましたが、25日は大きく窓をあけて下落、ただし、26日には200日線付近でいったん下げ止まりました。ところが27日には再度窓をあけて下落、翌28日も大きく窓をあけて下落しました。

この動きで、5日線が25日線、75日線をともに上から下に抜けるデッドクロスが形成されました。また、25日線と75日線でもデッドクロスとなりました。

今週以降の展開はどうなるでしょうか。短期的には目線を下に持たざるを得ません。複数のデッドクロスが形成されていることに加えて、足元の下値メドであった1月8日の安値(22,951円)、2月3日の安値(22,775円)も簡単に割り込んでしまいました。

ただ、週足など中期的な足で見ると、12月下旬から続いている上昇トレンドの下値付近に接近しているものの、まだはっきりとトレンドラインを割ってはいません。その点では、このあたりから戻りを試す動きになることも考えられます。

まずは目先意識されやすい21,000円を維持できるかが今週の一つのポイントになるでしょう。さらに下落し20,000円を割り込むようになると、中期的にも下目線になります。

逆に今週、先週あけた窓を埋め、22,000円台を回復するような動きになれば、売り一巡からの自律反発狙いの戦略になるでしょう。

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コロナより怖いのは人間だった」ドラッグストア店員が語る恐怖体験

BuzzFeeD JAPAN 2020年3月1日(日)13時02分配信

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、人々の不安は、購買活動にも影響を与えている。そうした中、Twitterで「コロナよりも怖いのは人間だった」と悲痛な叫びをあげたドラッグストアで働く女性がいた。体験とともに思いを投稿すると、同じく店員であり、同様の境遇にあるというユーザーたちから「共感しかない」「まさにその状況」との声があがった。彼女は、何を語り、どんな体験をしているのか。

「マスクの次は、トイレットペーパーやティッシュペーパーがなくなる」「製造元が中国」

こんな根拠のない情報が、SNSやメッセージアプリを中心に流され、ドラッグストアやスーパーの店舗に人々が殺到。トイレットペーパーやティッシュペーパーだけでなく、生理用品や乳幼児用の紙オムツまでも、日々、売り切れる店舗が続出する事態となっている。

この状況で、Twitterで声をあげたのは神奈川県内のドラッグストアで12年間、働いているという女性のtamaさん(@tama_punpa)だ。

「ドラッグストア店員の思いです。私たちも同じ人間です。ありがとう、頑張ってねが一個でもあれば良いのに。すみません、申し訳ございませんばかりで疲れました」

この文章とともに、投稿したのが現場での体験をもとにした叫びだった。以下、全文を紹介する。

“現在、コロナウイルスに感染し、闘病している方々が回復に向かうこと、亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。

現在、コロナ問題で毎日ニュースが流れ、感染者・死者が出るたびに、恐怖が煽られています。私はコロナウイルス の専門家でも医者でもありません。ただのドラッグストア店員です。

12年勤めてきて、良い時も悪い時もありましたが、楽しく勤めてきた仕事だったのに。1.5カ月前。まさにコロナにより、マスクの供給不足となった頃から毎日毎日同じことを聞かれて、あげくキレられたりと増えてきました。

「マスクの入荷はいつ?」

「いつもないじゃない!」

「病人がいていつも買えないのに、1個くらい取り置きしてよ!」

今まで笑顔だったお客様が、全員鬼に見えます。

購入数量の規制もかかり、多く持ってきた方に説明すれば、不服そうに文句を言われます。

だけど「申し訳ありません」「すみません」と頭を下げます。きっと、「ありがとうございます!」よりも「すみません」の方が割合が多くなり、正直、ノイローゼ気味です。

電話もよく鳴るようになりました。

「在庫聞きたいんですが」

「いつなら入る?」

電話が鳴るたびにストレスです。

実際、マスクの入荷日には列が半端なく、レジスタッフも今までにない状況に過呼吸や貧血を起こす人も出ています。

そして、2日前から急に、今度はペーパー・生理用品・ベビーおむつまでも買い溜めする方が増えました。

ずっとレジから離れられない状況で、いつもの日常業務もまったくできなくなりました。

そして、また始まるのです。

「いつ?」「なんで?」など、数量も規制がかかり説明するたびに「これも?!」と。頭を下げる日々です。

ドラッグストア店員としては、コロナよりも怖いのは人間だと思います。

目に見えないものより、目に見える人間が怖いです。

優しかった人々が、殺気立って、とにかくイライラをぶつけてきます。

よく考えてください。医者も研究者も頑張ってます。マスク業者も頑張ってます。店員だって、今までの人数でひたすら頑張ってるんです。

ペーパー類なんてデマ情報に流され、買い込むから品薄になるんです。自分たちの首を自分たちでしめてるだけです。

家にこもるなら、ペーパーがなくてもシャワーで洗い流すなりできます。生理用品だって、10個も使いますか?布ナプキンだってあります。

少し落ち着いてください。

謝ることに疲れました。

私はウイルスよりも、人間が怖いです。ストレスで、声をかけられるとビクッとし、またマスクだ。消毒だ。と恐怖です。

会社からも「何度同じことを聞かれても、対応は優しく丁寧に」と言われました。

ですが、考えてみてください。同じことを作業を止められて毎回聞かれて、最後は「すみません」と謝るんです。1回、2回じゃなく、何十回と。

疲れます。とにかくノイローゼになります。

どうか落ち着いてください。それを願うばかりです。“

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工業会「十分な供給量・在庫ある」

トイレットペーパーなど紙製品の輸入や生産が滞っているという情報は、誤りだ。しかし、根拠なき噂が広がり、一時的に「マスクの次は、トイレットペーパーやティッシュペーパーがなくなる」との話は現実のものとなり、ただちに必要とする人たちに行き渡らない事態となった。

そして、消費者の不安や怒りの矛先が、落ち度はない各店舗の店員に向かうという構図が生まれているようだ。

製紙メーカーの業界団体・日本家庭紙工業会によると、国内で流通するトイレットペーパーのほとんどは国内生産で、原材料も国産。中国の影響は受けにくいのが実情だ。

同工業会は2月28日、生産能力が落ちているという噂を全面的に否定し、こう伝えた。

「トイレットペーパー、ティシューペーパーについては殆どが国内工場で生産されており、新型コロナウイルスによる影響を受けず、現在も通常通りの生産・供給を行っております」

「原材料調達についても中国に依存しておらず、製品在庫も十分にありますので、需要を満たす十分な供給量・在庫を確保しています」

「物流が整い次第、皆様のお手元に届くようになります。どうぞご安心ください」

つまり、各店頭での在庫が切れているのは、生産能力の問題ではない。噂を信じた消費者や「念のため」との思いに駆られた人らが各地で購入に走ったためで、一時的なものというのだ。

経済産業省も、工業会による声明を引用して「輸入や生産が滞っている」という噂を改めて否定しただけでなく、2月29日には安倍晋三首相が会見で、国民にこう呼びかけた。

「冷静な購買活動をお願いしたい。事実でない噂が飛び交っています。トイレットペーパーのほぼ全量が国内生産であり、十分な供給量や在庫が確保されています。正確な情報をいち早く発信します」

投稿に寄せられた同様の訴え、感謝の言葉

3月1日正午現在、tamaさんの投稿は28万以上リツイートされている。「私も同じドラッグストアの店員です。人の嫌な部分をたくさん見て本当に心から疲れました」「私も同じ目に遭っています。発狂しそうです。早く終息する事を願っております」と切実な声が、相次いで寄せられている。

tamaさんの店舗では現在、トイレットペーパーやティッシュペーパーについて数量制限を設けているが、開店時には消費者が店頭に並び、開店後すぐにその日の入荷分がなくなるという。

また、制限をかけていない生理用品などの商品についても棚が「空っぽになる」と話す。

BuzzFeed Newsの取材に「共感や気づきのコメントが多く、さらに『声をあげてくれてありがとう』などの言葉もあり、『自分だけじゃないんだ!』と、少し気持ちを楽になり、仕事ができました。反対に『ありがとうございます』という気持ちになりました」と、Twitterのユーザーたちに感謝した。

 

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